RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Wide Awake / Spectre

EuphoricとRawにウェイトを置いたScantraxxのサブレーベル「Scantraxx Carbon」の最新シングル。 硬いアタックのキックもシンセリードも、目の覚めるような確かな強度。 ブレイクのトラップビート+ボーカルでじわりじわり固めていく構成もパワフルで好き。 …

Machu Picchu / Ailiph Doepa

「musicる TV」で観て、初めて聴いたバンド。読みは「アイリフドーパ」。 まずは代表曲をと調べたどり着いた曲がまさかのカオティック展開。もともとホルモンとかSOADみたいなコンプレックスなロック好きなもんで俄然気になった。 全文英語かと思っていたら…

元気の星 / 真木ひでと

目立つ位置にある「元気ハツラツ」の通り、大塚製薬「オロナミンC」のCMソングとして起用された曲。 リリース当時(1991年)からしてもちょっと古めの曲調になっていて、曲から”元気”がにじみ出る。 この歌の何よりオモシロい点は、歌メロや多くのパートに8…

Mutant Brain (feat. Agent Sasco (Assassin)) / Sam Spiegel & Ape Drums

Major Lazerとも手を組んだApe Drums(米)、そしてSam Iの名も持つSam Spiegel(米)。 粘りの効いたMC・粘りの効いたリディムが炸裂して、体を動かさずにはいられない1曲。 見たことあるジャケだと思っていたら、3年前にbeatportで買っていた曲だった。つ…

Thunder Rocket / Ophidian

チャンネル視聴者に動画素材を募ったOphidianが、その音だけで作ったハードコア(フリーDL可)。 飽くなき探求心に満ち満ちて、それでいてYouTube映え抜群。Ophidianきっての吹っ切れたトラックメイキングが見える。 原型を留めていない音が多くてもどの動画…

No Mercy / Bulletproof

2017年頃から着実にスキルを磨きパワーを高めていったBulletproof(蘭)が、満を持して放つソロアルバムの幕開け。 情け容赦なく歪ませたキックの乱射で、休む暇を与えないアップテンポ・ストロングスタイルを展開。 荒々しい中で時たま見せる仰々しいブレイ…

I Like Boys / Todrick Hall

歌やダンス・演技までこなす、オープンリーゲイのエンターテイナー・トドリック・ホールのオリジナル曲。 「I like boys who like boys」とリフレインする通り、ファビュラスでダンサブルなカムアウトソング。 ビヨンセやテイラー・スウィフトから影響を受け…

Foresight [2019 Remaster] / Zekk

日本のクラバーやゲーマーに定評のある韓国のクリエイターZekkのアルバム「Trinity Force」に収録。初出はMEGAREXのコンピレーション。 Juke / Footwork~Futureを行き来するエキセントリックなドロップに一本取られ、思わず2回連続で聴いてみた。 EDMからHa…

Amygdala / Ephesto

Ephesto(伊)のRawstyleはギミックがユニークで、冒頭のような低速ビートもブレイクにしてはかなり珍しい。 何より前作「Spicy Bits」同様、2つの音をハモらせてできているキックのアタックの響きがとにかく斬新の一言。 「Amygdala」は”扁桃体”を意味する…

月の大きさ / 乃木坂46

流れた乃木坂46の「バレッタ」が気になってちゃんと聴いたら、むしろB面のこの曲に興味を持つ。 王道アイドルらしさから離れて、どこか歌謡曲とか和モノっぽい親しみやすさにピンと来た。 「NARUTO-疾風伝-」のオープニングになってた事実はちょっと意外だっ…

Break Me Down / TORIENA

度肝を抜くハードな1曲目。 TORIENA本人が90年代ダンスミュージックがコンセプトと明かしていて、思ったよりもその切り取り方がずっとエッジィ。 生肉ジャケの説得力も相まって、全曲に通ずる表現の生々しさが清々しかった。 www.youtube.com

ごはんだよ / chelmico

最新アルバム「maze」(マゼ)きってのジェットコースター系クレイジーチューン。 気鋭のクリエイター長谷川白紙のアヴァンギャルドな手腕が、「ごはんだよ」という言葉をここまでショッキングに響かせる。それも4分半弱で。 こんなにカオスだけど聴いた最後…

Aqua Cola / Wiwek

ジャングル(テラー)大帝・Wiwek(蘭)の帰還。”JUNGLE TERROR EP”のナンバリングシリーズがいよいよ登場。 シリーズでお気に入りの「Ni de Coña」が同ジャンルではイレギュラーなノセ方だったものの、それとも違う方向で異色のドロップを展開する。 満載の…

Let's Love / David Guetta & Sia

「Titanium」ほか多くのヒットを送り出してきたコラボが次に打ち出すのは、80年代シンセポップ。 The Weekndの「Blinding Lights」がリードシングルとして大ヒットした流れもあり、こうやって今後広がる可能性も十分だったりする。 ネオンやディスコといった…

H.G.M. / Code Crime

Code Crime(独)の旧譜をたどってみて、わずか2曲目とは思えないインパクト。 Rawstyle色々聴いてきて、この曲は丁寧にRawstyleっぽくない音を混ぜてるあたりが新鮮味で現れてくる。 最近はGearbox Revolutionsで見かけるけど、Gearbox DigitalとRevolution…

Rainy Friday / ちゃんみな

ちゃんみな最新EP「Angel」は、HIPHOP~R&B系のヴォーカルを軸に展開。 表題曲「Angel」が終わると「Very Nice To Meet You」で急転、同じ金曜日でも翳りやけだるさがグッと前に出るのが3曲目。 ラップの顔とは違う、等身大でありながら時にドラマチックな表…

Яма ft. Ghostemane / IC3PEAK

ロシアから驚愕の世界観を提示するアーティストユニット、IC3PEAKのコラボ曲。 つぶれ切ったトラップビートにロシア語Vo.の粒立った響き。 IC3PEAKとGhostemaneのホラーラップの相性は抜群で、どこまでも深く暗い穴に引きずり込むような重力となる。 www.you…

Nijirate Fanatics / yukitani

SEGA「CHUNITHM」収録。プレビュー再生時「ファンコットやんけ!」 プレイ後「ネタやんけ!!!!」 音ゲーネタからサウンドネタ内輪ネタまで駆け抜けるB〇Sでやれ系オリジナルコントは、減速してからが佳境。〇MSでもやってたらしい。 ついでにベインベイン…

ダーリング / 沢田研二

マッドマックス待機してる途中、「音楽の日」をちょっとつけたときに亀梨和也が歌っていた歌。 初聴きでノリの良さと勢いに耳を傾けて、「夜が来ても…」からサビの着地点までが長くてスリリングな感じがした。 本家を調べて「セーラー服(海兵)が定番」…実…

彼岸花 / 松本梨香

ポケモンの「サトシ」の声で幅広い世代に知られる声優・松本梨香が、シンガーとして和テイストの歌を歌うシングル。 3曲の内で一番気に入ってるのがB面・ミディアムテンポの「彼岸花」。 しっとりした曲調で、ひときわ熱く伝わる歌のパワーに聴き惚れてくる。…

Hyper Bass (feat. Yunomi) / 桜乃美々兎 (CV: 小坂井祐莉絵)、水上 雛 (CV: 大森日雅)、犬吠埼紫杏 (CV: 長谷川玲奈)

バンダイナムコエンターテインメントが仕掛ける新プロジェクト「電音部」から先行配信された1曲。 Future Bassの芯にTrapばりの空間・「原宿」的サブカル感に満ちた意味深ラップが2分半の間に融合した、早い話が劇薬サウンド。 「Hyper Bass」のリフレインが…

Sorrows / King Gnu

「白日」「傘」「飛行艇」しか知らないんじゃマズイなと思って、メジャー1stAL「Sympa」から履修した次第。同作で特にピンと来たのがコレ。 「Sorrows」は割と邦楽に寄ったナンバーで、フックに富んでいて親しみやすい印象を受けた。 同じく人気のバンドOffi…

DisXloss / MisoilePunch♪ ~春巻添え~ (Vocal by はるの & 荒巻)

音楽ゲームで脚光を浴びたユニットMisoilePunch♪のセルフリリース「I Re:s」(アイリス)より。 得意とするJロックチューンで、熱気ある中でもツインボーカルが爽やかに聴かせる。 よく見ると収録曲の全てが造語になっており、正式な読み方には少々教授がい…

アグレッシブガール / OTMGirls feat.アグレッシブ烈子

Netflixアニメ「アグレッシブ烈子」の劇中アイドルユニット「OTMGirls」の転換点。シャウトするならヒトカラがポリシーの烈子が、”フィーチャリング”された理由とは?(詳細はアニメで) エピックなイントロ→ザクザクのAパート→あとは溌溂にメロディ…かつてB…

You Can't Stop Us (feat. APE) / Lenny Dee & Malke

Lenny DeeもMalkeも時にハードテクノに寄りつつ、ハードコアの心を持ち続けていると思い知らされる強い一曲。 200BPMの武骨なハードコアビートに、ZardonicやTieumとも共作経験のあるバンドAPE(西)が真っ向から激突する。ひとたび聴こえてくればただ縦に首…

Spacewalk / Dysomia

Barong FamilyのFuture担当。ゆったり雄大なイントロから4つとハーフの2種類のドロップを持つ。 ブレイクにひたすらNASAが配布してそうな通信ボイスを使うあたりがひとつのフック。 同EPの「Semechki」には「ヒマワリの種」という意味があり、Gopnikみを感じ…

Ruktun or Die / 宮村優子

「サワッディー・カー」で歌いだす声優兼アーティスト・宮村優子の曲。プロデュースはあの平沢進。 平沢進が傾倒するタイ文化・大衆音楽”ルクトゥン”へのオマージュで、高速4ビートの上をギターが悠然と飛び回る異色でオンリーワンな曲調。サビで思いっきり…

CAND¥¥¥LAND feat. LIZ - Pa's Lam System Remix / tofubeats

2015年の曲ながら、5年後至るところでFuture Bassが聴けるようになった今になっても十分王道たり得る曲展開。まだまだ色褪せない。 最近あまり名前を聞かなくなったとはいえ、Pa's Lam Systemは注目的な意味での瞬間風速が凄かった。センセーショナルだった…

Cosmic Friend / Capchii

日本のコンポーザーCapchiiによる、フューチャーベースの要素が含まれたハードコア。 試聴より前の部分は小刻みに振動したりうねりが出てきたり、ファンシーで多彩なビートメイキングが聴ける。 高密度でビンビン響く感じが聴き応え十分。 soundcloud.com

Tijuana Nights feat. Ill Nicky / Bad Royale

派手でダンサブルな中南米チューンのイメージがあったBad Royale(米)の、熱いラテンポップ。 フラメンコギターがフィーチャーされているのがカッコ良くて、踊れるドラムビートとのバランスも心地良い(クラブ系の色眼鏡的なものかも)。 雰囲気が近くて好…