RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

KAYOUKYOKU

暗夜の心中立て / 石川さゆり (11/7)

椎名林檎とタッグを組んだ石川さゆり。 花魁のような言葉遣いが石川さゆりに驚くほどマッチしていて、これぞ”女の情念歌謡”。 サブタイトルとしてフランス語表記「Le vœu d'amour」が併記されていて、こちらは”愛の誓い”を意味している。 www.youtube.com

嘘に抱かれて / 美川憲一 (10/31)

去年リリースの美川憲一のシングル。B面の方が好き。 若い作家を起用した作品でありながら、懐かしさがあり堂々とした歌。 作詞の木村徹二と作曲の木村竜蔵は兄弟で、演歌歌手の鳥羽一郎を父に持つ。 www.youtube.com

紫のタンゴ(New Ver.)/ 氷川きよし (8/28)

去年リリースされたポップスアルバム「You are you」。MVよりもアルバムの方がテンポが速く、新しめのビートになる。 氷川きよしの現在進行形たるポップスに歌謡曲のエッセンスが加わるも、それは決して昔の作風に戻ったのではない。 妖艶な”2面性”を打ち出…

大河の一滴 / 桑田佳祐 (8/14)

渋谷の街を舞台にしたスモーキーなラブストーリー。 詞とメロディは濃密な歌謡系ながら、音色もリズムも鋭い4つ打ちも印象深い。この対比もあって、桑田佳祐ソロ曲ではトップクラスに好きな曲。 何より収録EPの1曲目がかの「ヨシ子さん」であるが故、襟を正…

六本木 ~GIROPPON~ / 鼠先輩 (7/18)

これぞ平成ムード歌謡界の伝説。サビしか知らない人々には是非ともフルコーラスで聴いてもらいたい。 一発屋といえば一発屋だったかもしれないが、言い換えればメジャーデビューと同時にシーンに一石を投じた歌手だった。 実は今年新作シングル「ありがとさ…

男の背中 / 増位山太志郎 (7/2)

元大関、現在は歌謡曲のシンガーとして活躍する増位山太志郎。変換がちょっと大変。 「ゆらゆらゆら」というフレーズだったり、8分の6拍子のリズムだったり、”男の背中”という力強いイメージと裏腹な雰囲気が切なげ。 増位山太志郎に辿り着いたのは、純烈の…

ラグナロク恋歌 (feat. An) / USAO (1/4)

HARDCORE TANO*Cの人気企画でUSAOに与えられたテーマ「演歌」「新世紀」「Ragnarok」と、その解答。 1番でガチ演歌をやって、サイバーなUSAOパートで上書き…すると見せかけてしっかり2番の歌が聴こえてくる。この構成のおかげで4分弱をツルッと聴けてしまう…

背徳のシナリオ / Wink (12/28)

Winkのシングル曲。 どこかゴシックな雰囲気を纏っているのが良くて、Winkだと特に好きな曲。 バッキングボーカルにハッキリ男声が入っているのが、いい感じに馴染んでいると感じる。 youtu.be

のこいのこ新発売! / のこいのこ

明朗で独特な声を武器に、数多くのCMソングを手掛けてきた女性シンガー・のこいのこのオリジナル曲。若い人は知ってるだろうか?? 2分間の目まぐるしい展開は、まるで”のこいのこ”という商品をあの手この手で売りまくるかのよう。 この曲の登場している昔か…

思秋期 / 岩崎宏美 (10/9)

19歳になって青春時代を回想するという内容の歌。 岩崎宏美自身も当時(1977年)19歳であり、感情移入のあまりレコーディング当日に中断が入ってしまうほど泣いたエピソードが知られている。 ポケモンの「ぼくのベストフレンドへ」も岩崎宏美の曲だったし、…

Jun / 門倉有希

昭和の歌かと思ったら2005年の歌だった。最後の転調がドラマチックな感じで好き。 Junは女性の名前としても付けられるから、ユニセックスな歌になるのではと徒然に。 Winkの推し曲「追憶のヒロイン」に関わった人かと思ったら、芸名が同じ別の人だった。こん…

無礼句ダウン / 和田アキ子 (8/5)

”ゴッド姉ちゃん”から”ダイナマイト・ソウル”まで。日本が誇るR&Bシンガー和田アキ子。 近年の声もさることながら、若い頃の歌声もカッコいい。この曲はハードロック調で、唸りの効いたアグレッシブな歌唱が新たな印象を見せている。 「ちょいとあんた 軽く…

夢の中のねむり / 原田芳雄&大原麗子 (7/28)

フォー・クローバース「冬物語」と同じく、坂田晃一の作品集に収録。 歌はなく、往年の人気役者による浮遊感あるダイアローグのみで構成されている珍しい構成。 このシナリオは原田芳雄自身によるもの。 open.spotify.com rizardi.hatenablog.com

私は犬になりたい¥490 / さだまさし (7/27)

10年以上前の話。さだまさしがソフトバンクのCMにオリジナル曲を書き下ろしたのを覚えているだろうか。 ¥490では食事に味噌汁もつかない。電車で出かけても帰れない。でもホワイト学割にすれば携帯(ガラケー)がひと月持てる。これでいい。 「¥490」「馬…

名古屋はええよやっとかめ / つボイノリオ

東京じゃない。大阪じゃない。未来の首都は「名古屋」で決まり! FLASH世代に見つけて、今でも台詞含めてソラで歌えるほど覚えていたことに自分でビックリ。 作詞作曲は、「ヤッターマンの歌」「燃えよドラゴンズ!」などを手がけた山本正之。 m.youtube.com

もしかしてPARTII / 小林幸子・美樹克彦

1984年発売のデュエットソング。小林幸子「もしかして」の作詞・作曲を手掛けた美樹克彦自ら、同じメロディ・曲構成でその物語の続きを描いた。 可憐な女性が頑張る「もしかして」から場面は進み、こんどは男性と甘い駆け引きが繰り広げられる。 一時期「も…

六本木純情派 / 荻野目洋子

きょうTBS「マツコの知らない世界」でVTRが放送。 自分がどんな歌謡曲が好きなのかは大体押さえているけど、これまで「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」しか知らなかったのがもったいなく思った。 こうしてみるとこの歌詞が時代性なんだなと思わされる?…

美しい誤解 / 南沙織

南沙織のアルバム「20才まえ」に収録された1曲。シングルカットは無し。 じっくり聴けばフックが詰まっていて、歌謡曲と60~70年代の洋ポップが自然に混ざり合った曲調が、今でもむしろ新鮮に聴こえた。 活動期間は短かったものの、バイリンガルシンガーなの…

冬物語 / フォー・クローバース

ある場所で聴いて一気に引き込まれた、悲壮感あるメロディ。 「春は近い」というポジティブな空気の締めの詞がこの物悲しさで来ると、大事な冬を惜しむイメージが出てきて考えさせられる。 この曲は1972年の曲だが、この時代にはちょこちょこ琴線に触れる歌…

ブッダのように私は死んだ / 坂本冬美

坂本冬美が桑田佳祐と初めてコラボした最新曲。 歌の中に一編のドラマが確立して、愛憎をたたえた坂本冬美の歌唱が肉薄する。 壮絶なタイトルもさることながら、歌の中に描かれている男を演じたのが戸次重幸だったことも意外だった。 www.youtube.com

愛のともしび / 欧陽菲菲

台湾出身の歌手・欧陽菲菲の代表曲「雨の御堂筋」のB面。 テレビでカバーされているのを聴いて、調べてまとめて聴いた。 この頃はコテコテの昭和歌謡曲を歌っていて、のちのちR&B、ソウル路線も見えてくる。 youtu.be

ダーリング / 沢田研二

マッドマックス待機してる途中、「音楽の日」をちょっとつけたときに亀梨和也が歌っていた歌。 初聴きでノリの良さと勢いに耳を傾けて、「夜が来ても…」からサビの着地点までが長くてスリリングな感じがした。 本家を調べて「セーラー服(海兵)が定番」…実…

彼岸花 / 松本梨香

ポケモンの「サトシ」の声で幅広い世代に知られる声優・松本梨香が、シンガーとして和テイストの歌を歌うシングル。 3曲の内で一番気に入ってるのがB面・ミディアムテンポの「彼岸花」。 しっとりした曲調で、ひときわ熱く伝わる歌のパワーに聴き惚れてくる。…

また逢う日のために / 純烈

歌謡グループ・純烈の最新シングル「愛をください~Don't you cry~」のカップリング曲。「また逢う日のために」の歌唱は後上翔太と酒井一圭の2人。 男性2人の歌、サビの展開、”列車に乗る別れ”に某2号っぽさを感じるけど、カップリング4タイプで一番好み。 …

たそがれ坂の二日月 / 秋元順子

61歳で紅白に初出場するというレアな経歴を持つ歌手・秋元順子のシングル曲(2019)。 「愛のままで…」から聴き始めた秋元順子の歌声は低めで優美、でもカッコイイ。 先に「猫」をテーマにしたアルバム「令和元年の猫たち」に収録していたように。Bメロに猫…

黒猫のタンゴ / 皆川おさむ

当時6歳だった歌手・皆川おさむのデビュー曲(1969)。同年イタリア語の原曲を歌っていた人もわずか4歳だった。 「僕の恋人は黒いネコ」=ネコのように気まぐれな女性に翻弄される男と読み取ることもでき、その思いをましてや“タンゴ”が何かも知らない子供が…

離さない 離さない / 新浜レオン

24歳の歌謡シンガー・新浜レオンのデビュー曲。 古き良き昭和歌謡を令和の時代に呼び寄せる幕開けとなった1曲で、メロディも歌詞も”これぞ”な感じ。 最近ではTBS系「ひるおび!」のエンディングテーマに「君を求めて」が選ばれており、この時代に歌謡曲が話…

25時のエアポート / ジェニファー

ハワイ出身の女優で、日本で歌手デビューを果たしたジェニファー。 ジュディ・オングや桂銀淑、ロザンナ(ヒデとロザンナ)など、日本語の歌謡曲を唄う外国人歌手は多く、その趣・親和性は昭和から広く受け入れられてきた。 同じシングルでは、毛色の違った…

言葉に出来ない男です / 川上大輔

歌謡曲歌手・川上大輔の、2014年リリースのシングル。 口に出すより行動派な男の情愛を、ギター炸裂のフラメンコに乗せて歌い上げる。 女性にも引けを取らないハイトーンの持ち主で、過去には桂銀淑の「ベサメムーチョ」を原曲+2のAマイナーでカバーしてい…

時には娼婦のように / 黒沢年男

1978年にリリースされた黒沢年男(現:黒沢年雄)の歌。歌謡曲のコンサートの特集で発見。 8分裏でスネアが鳴る曲に外れなしという持論の下でふと耳を傾けたら、珍しいほど官能的な詞にさらに耳に留まった。 そして意味も知らず当時の子供たちが「♪時には娼…