RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

SMILE〜晴れ渡る空のように〜 / 桑田佳祐

東京オリンピックに向けて民放テレビ局が1つになる「一緒にやろう」プロジェクトのテーマソングを手掛けたのは、国民的シンガーソングライター・桑田佳祐。 ゆったり伸びやかなリズムとメロディ。全ての人に送られるメッセージソングでありつつ、サビ1小節目…

Raise Hell / N-Vitral x Killshot ft. Disarray

アタマからケツまでボルテージが非常に高く、今のシーンが求めていることをよく捉えた1曲。ドロップに入ると薄く歓声のSEまで入っている(プレビュー動画のみ?)。 さながらハードコア界の核弾頭N-Vitralとロウスタイル界のショットガンKillshotが、ドンパ…

Shotgun (ft. Igneon System) / eDUB

暴力しか感じないIgneon System(白)とのコラボ曲。 ズンズン進むIgneon Systemとインダストリアル感と、eDUBの特徴たるベースとカットアップが合わさり、予測もつかないハードコアを織り上げる。 Igneon Systemは新名義での新しいプロジェクト”Cancel”を控…

Move Bitch / Rhino

2015年にDarkside UnleashedよりリリースされたRhino(英)の曲。現在Rhinoは3人組の「Soldiers Of Core」として活躍中。 Lil' Jonのサンプルが随所で乱れ飛ぶ、5分越えの硬派なトラック構成。奇抜なものではなく、当時のNeophyte Records辺りに通じるような…

大見解 / Des-ROW・組

ゲーム「pop'n music」で、”ヒップロック”の名称でも知られた1曲。直情的かつ勢いあるラップはアルファのTSUBOI。 ビートはガツンと来るロックサウンドで、ヒップホップの体裁に揃うようリフで圧す。そしてさらに和楽器を絡める。 枠に収まらない斬新さと曲…

GUESS WHAT? feat. XakiMichele / LEX

OVER KILL→XakiMicheleを通ってLEX(日)に辿り着く。単刀直入に、日本のヒップホップを聴いている感じがしなかった。 XakiMicheleのバースはLEXのと好対照な響きで、どこか立場が違う感じ。 ケミカル作っちゃうSF、新人間、これぞアンダーグラウンド。 www.…

夜礼御戸手矢 / 武田カオリ

電車の中で男性が突然、胸を押さえて倒れる…自覚症状もなく襲い掛かる恐ろしい動脈硬化の予防を啓発するアストラゼネカのCMソング。 収録アルバムで多様な歌唱スタイルを見せたのが、CMソングシンガー・武田カオリ。 単体で聴いて和風な舞が展開されているよ…

Shadow Monster Man / Nagazaki

Iridiumなども所属するPrototypes Recordsの新譜。 前半から中盤まで高速かつ荒々しい刻みのビートメイクでグイグイ引力出す一方、最後はゆったり伸びやかにシメる。 Nagazaki(仏)という名前だけあり、日本語ボイスサンプルを使ったり日本をテーマにしたり…

In Your Face / Neroz & Artifact

Neroz(蘭)のファーストアルバム「Shock Sequence」より。普段コラボが少ないHeart For Hard Recordsとしては貴重な他レーベルのプロデューサーとの合作。 Rawstyleど真ん中なアルバムを通して聴くと、ブレイクに盛大にトラップを混ぜたこの曲はアクセント…

Magnum Opus (Official Masters of Hardcore 2020 Anthem) / DJ Mad Dog & Dave Revan

ハードコアの歴史に残る大舞台のアンセムを作ったのは、「Maze of Martyr」「Dogfighter」のDJ Mad Dog & Dave Revanだった。 超王道と見せかけて中間部でちょいテンポ上げてオールドスクール展開を差し込んだり、新鮮さもグッと捕らえる。 MoH25年の集大成…

Closer (Tokyo Remix) / The Chainsmokers feat. 新田真剣佑

ザ・チェインスモーカーズが日本人との初コラボを実現、その相手はなんと大人気俳優・新田真剣佑(Mackenyu Arata)。 EDMに多大なる影響をもたらした名曲を、原曲に忠実な日本語詞を交えて歌った。 新田真剣佑出演作には音楽を題材にした作品も多く、ホール…

QUE NO SALGA LA LUNA (Cap.2: Boda) / ROSALÍA

スペインで脚光を浴び、グラミー賞「最優秀ラテン・ロック、アーバン、オルタナティヴ・アルバム賞」を受賞したロザリア(西)のアルバム「EL MAL QUERER」から。 ラテンポップやR&B、フラメンコなどあらゆるエッセンスを”11章”・30分の歌で表現しきる意欲作…

Somewhere Over The Rainbow / Israel Kamakawiwoʻole

若くしてこの世を去ったハワイの国民的歌手、イズラエル・カマカヴィヴォオレの代表曲。 340kgを超える巨体から響く力強くも優しい歌声は、ハワイアンスピリッツを体現しているよう。 「オズの魔法使い」で知られるカバー元とはメロディや歌詞にアレンジが入…

スカイツリー / 口ロロ

ヒップホップユニット口ロロ(クチロロ)の曲。ヒップホップの中にも実験的な側面が発揮される。 何気ない日常の端々が音として次々鳴って、それらがだんだんビートに組み上がっていって、そこで突然視界が開けて見えるのが建設中のスカイツリー。 楽器以外…

Break Ya Neck / Anderex

ちょっと前から新人DJ・プロデューサーとしてフックアップされていたAnderex(豪)のソロ新曲。 Gearboxの新風…もはやPsystyleとRawstyleの境界はなく、ひたすらブルータルなスタイルを飛び回る。 ムービーのように腕を突き上げたくなること請け合い。最優先…

洗脳 (feat. DOGMA, 鎮座DOPENESS) / Awich

Awich(日)の最新アルバム「孔雀」より。アルバム内で特に中毒性の高い1曲。 ビートはAwichの音楽を数多く手がけるChaki Zulu、そこに2人の個性派ラッパーの客演。菩薩の顔して際限なく世に斬り込んでいく。 アルバムを通して、時に神聖で時に極悪なキャラ…

あややこやや / 女王蜂

女王蜂(日)のシングル「火炎」より。 「先生に言ったろ」をキーワードにしたショッキングな学園サスペンス。デジタルドラムが冷たく刺さる。 フロントマン・アヴちゃん独特の世界観を、最近はトラップやエレクトロなどバンドサウンドに留まらないエッセン…

時には娼婦のように / 黒沢年男

1978年にリリースされた黒沢年男(現:黒沢年雄)の歌。歌謡曲のコンサートの特集で発見。 8分裏でスネアが鳴る曲に外れなしという持論の下でふと耳を傾けたら、珍しいほど官能的な詞にさらに耳に留まった。 そして意味も知らず当時の子供たちが「♪時には娼…

My Hero [Slushii Remix] / MAN WITH A MISSION

MAN WITH A MISSIONはクラブミュージックにも造詣が深く、これまでもKSUKEやDJ STARSCREAMなどシングルに大物DJを招聘し続けていた。 親日家でもあるアメリカのDJ・Slushiiによるリミックスは、サンプリングボイスでファンシーと見せかけてドロップがビッキ…

Change / Pherato & Krowdexx & Navras & Tha Watcher

イタリアのHardstyleプロデューサー3組が一堂に会する豪華な最新曲。しかもマイクを握るのはあのTha Watcher。 界隈をにぎわす派生ジャンル…Psy, Raw, Euphoric要素が鮮やかに組み合わさり、ゴツくてポジティブなバイブスを感じる。 映像を見ると分かる通り…

Dancefloor (feat. Dominique Young Unique) / Brazzabelle + JSTJR

JSTJRから見つけた、キレ味鋭く弾むノリのダンスホール系トラック。 3+3+2とかリズムを刻むビートがもともと好きで、それがどっかでハーフビートになるのはもっと好き。 追記:JSTJRは「ジェスチャー」と読むのがポイント。 www.youtube.com

When Destinies Align / LOVEBITES

女性のみで構成されるメタルバンド・LOVEBITES。 AngraやSonata Arcticaあたりを彷彿とさせる疾走曲で、安定した演奏力の高さも目を見張る。 ときどきメタルが聴きたくなる際、たまにこういう凄いバンドを発見するからやめられない。 www.youtube.com

Duality / Shinsei & Nolej

ハードなサウンドのサイケを手掛けるレーベルからの1曲。 前半は150BPMのハードテクノで、後半は200BPMでシンセメロと高速ローリングベースが唸る独特の構成。 Harsh Records辺りから掘り下げていって、サイケにも色々あることをだんだん知れてきた。 soundc…

重生 (Rebirth) / KSHMR & KUN (Cai Xukun 蔡徐坤)

中国の音楽ユニット元メンバーとともに、KSHMRがロックに進出。 それでも力強いトライバルなコーラスでKSHMRらしさは際立ち、エネルギーが高まる。 重生(Chóngshēng)は中国語で「復活」を意味する。 www.youtube.com

Bass Mantra / The Motordogs

The Motordogs(伊)初アルバムは、とにかくトラックの後半に行くにつれてクセが強くなる。 特に「Bass Mantra」は、バングラビート(パンジャビMCが有名)をサンプリングする下でフリーダムなキックを打ちまくるなんとも不思議な1曲に。 割と王道な作風だっ…

彼とお月様〜Notte di Luna〜 / Mitz Mangrazie

ミッツ・マングローブ扮するマリオネット系シンガー「ミッツ・マングラッチェ」が歌う、「Tu vuò fà l'americano」のカバー。 レナート・カロゾーネの手掛けた原曲が、歌謡曲風でゴージャスなエレクトロスウィングに生まれ変わった。 ミッツ・マングラッチェ…

Seraphim / Au5

ダンス系トラックメイカー・Au5(豪)今年の最新曲はシンフォニックなダブステップ。 ドロップ3回で6分半越えという長い曲ながら、美麗で壮大なサウンドデザインがAu5節。 特にシンセ音の響きがキレイで粒立っていて、とにかく気持ちよく聴ける。 www.youtub…

東京タワー / NakamuraEmi

”日本の女を歌う”を主題に掲げて歌い上げるNakamuraEmi。 流れていく夜景に流されず、J-HIPHOPのエッセンスをくみながら、生々しいメッセージで心に訴えかける声。 MVでは不思議な時間の流れが演出されている。 www.youtube.com

Soca Storm (feat. Mr.Killa) / Major Lazer

メジャー・レイザーが突然発表した新作EP。SOCA(ソカ)はトリニダード・トバゴ発祥の音楽ジャンルで、日本だととにかくよくタオルを回す。 シンプルなコードの上でパーカッションが嵐の如く打ち鳴らされ、動きたくてウズウズしてしまいそうなバイブスを演出…

ジュリアに傷心 / チェッカーズ

藤井郁弥(藤井フミヤ)がヴォーカルを務めたアイドルユニット・チェッカーズのヒット曲。ジュリアに「ハートブレイク」。 古き良きエレキサウンドはサーフロックを想起させる。 ジャケットのがチェック着用率200%(上と下)以上で色濃いことになっている。…