RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Bitches Killer (feat. TYOSiN) / $ATSUKI X OVER KILL

陰鬱で暴力的なOVER KILLのビートを掻き消さんばかりに、$ATSUKIが絶叫。 TYOSiNも剥き出しの声で加わり、サウンドデザイン含め正気をズクズクと削ぎ落す一曲。 「POCKET (feat. Red Eye)」見つけてからOVER KILLちょくちょく聴いてて、アルバムを待望してい…

Combo Breaker / Lowroller

特徴あるHardcore×Drum'n'Bassサウンドを生み続けてきたLowroller(伊)の新作”Combo Breaker”。 Lowroller印の中毒性高いドラムとベースと、炸裂する”昇竜拳”。シュールなクールジャパンジャケットは”Dragon Rush”以来。 音楽素材取り扱いサイト「Fragment …

VISION OF PARADISE / J.STORM

「スーパーユーロビートシリーズ」収録の J.STORM(伊)が歌う1曲。 この曲に辿り着いたきっかけは、”J.STORM”がメタルバンドRhapsody of FireやANGRAのヴォーカルを歴任したファビオ・リオーネと同一人物であること。熱い歌唱スタイルにも納得。 同じくANGR…

Alcohol (feat. Relect) / Masayoshi Iimori

TREKKIE TRAXを始めとしてワールドワイドに活躍するDJ・プロデューサーMasayoshi Iimoriがついにフルアルバム「DECADE4ALL」をリリース。 エレクトロ~トラップ~ヒップホップで収まらず、190BPMの頭悪い系ハードコアでシメて何より意表を突かれた。”まずは…

Astronomia / Vicetone & Tony Igy

EDMの誇りたる一発で口ずさめるようなシンプルなメロディはもちろんのこと、尖りすぎず適度に間を持たせたビートがノリやすい。 2014年リリースなれど、誰が言ったか知らないが、動画メディアではこの曲に合わせていまガーナの人が棺を担いで踊っている。 音…

Russian Empire / Zatox & Zyon

たまに見かける、ソヴィエト系の意匠が現れる最新曲(Zatox, Zyon=イタリア人)。 シンプルなメッセージでリスナーを煽る大箱直行のハードスタイル。 大きな会場での一体感を夢想しながら聴いていく。 www.youtube.com

I Declare War / Zerberuz

Iridium(仏)らのレーベル「Prototype Records」最新作はZerberuz(独)。 重装甲のようなインダストリアル系高速ビートが入り乱れるのに、キック(2:58~)の質感が心地よい。205BPM。 途中で3拍を2拍に取り換える「I Got the Key」もさらにテクニカル。 w…

The Melodyst Is Dead / The Melodyst

テクノの名曲「James Brown Is Dead」をハードコアにした感じの、飛び道具満載ネタ寄りトラック。 Andy The Coreと新レーベル「Rude Vibes」を設立するものの、アルバム名の通り、このリリースをもってThe Melodystは活動を終了するとみられている。 The Mel…

Chocolate / MAX

東方神起・チャンミンが別名義「MAX」としてリリースしたミニアルバムのリードトラック。 トワーク的なビートが出てくるポップスを聴いたのが久しぶりで、グッと空間を感じさせるサビを聴いて一瞬で「来た」と思えた(アリアナ・グランデ「Problem」っぽい)…

ベイビィ・ポータブル・ロック / 野宮真貴 Produced by ヒャダイン

ヒャダインがプロデュースした、ピチカート・ファイヴ時代のセルフカバー曲。昼下がりにサンレコの記事を通じて見つけた。 最初これが原曲だと勘違いして、「すごいヒャダインっぽいんだけど、ヒャダインはこういう曲に影響されたからこそああいうサウンドを…

Let It Roll / Vertex

SefaやCryptonにも近い、ビビッドなメロディラインとハーモニーが弾けるタイプのフレンチコア。 最近のVertexはTha Playahのリミックス・Re-Styleとの合作を発表して、メインストリームに食い込むイケイケぶり。 Q-danceがフレンチコア推す今だからこそ、Cry…

A SEASON FOR SLAYING / GLD & GAWM

”殺しの季節” Future Bass~Dubstepにもつながる音遣いで、殺伐とした雰囲気のトラップ。 ハーフステップで空間を感じるとこに細かく振動するシンセと濃密なベースサウンドの合わせ技。説得力が違う。 GLDはCarnageのレーベルHeavyweight Recordsから新曲「J…

La Campanella:Nu Rave / Cranky

ベテランCrankyがリストの「パガニーニによる大練習曲 第3番(ラ・カンパネラ)」をダンサブルにリミックス。 十八番のレイヴサウンドを取り入れるにあたり6/8拍子の中に4拍子を織り込んで、スピード感に動きをつけつつも原曲(ピアノ)を要所要所で生々しく…

Heartless (Vapor Wave Remix) [feat. Lil Uzi Vert] / The Weeknd

ザ・ウィークエンドの話題の最新アルバム「After Hours」からシングルカットされた「Heartless」のリミックスバージョン。 繰り返される「俺には心がないから」…のメッセージにどっぷり沈む、きらびやかなようでドス黒い一曲。 Lil Uzi Vertを迎えてヒップホ…

Remember The Name / Unifire feat. Sifra

Q-Dance Recordsから生まれた全方位ハードコア系新レーベル「QORE」からのリリース3曲目。 UptempoなSpitnoise・ど真ん中MainstreamのEvil Activitiesに続くは2012〜14の香り漂うメロディアスに決めたUnifire。 恋人に突き放された女性が武装して向かった先…

Around The Place / Mind Compressor

イタリアのハードコアプロデューサーMind Compressorの最新EP「Kickin' Hard」より。 引き締まってかつガツガツした音作りで一貫していて、Uptempo王道な感じ。 最近ではなぜかIevan Polkka(しかも初音ミク版)をサンプリングしたGPFとの「Spaghetti Love」…

Heavy Meditation (feat. FERAL is KINKY) / Punx Soundcheck

Endymionのリミックスでしか聴いてなかったあの曲のオリジナルを突然に履修。 大きくテンポの違うラガが新鮮だったと同時に、FERAL is KINKYがそもそもラガMCであるからして、ここで当時認識できなかったラガっぽい唱法にも焦点を合わせられた。 これきっか…

Mumbai Madness / Dr. Ozi & Soltan

ダブステップのうち、ハーフステップでメタリックなベースを鳴らすスタイルを「Riddim」と言う。 民族的なファクターを多く取り入れるSoltan(加)はコラボでも異彩を放ち、たちまちSoltan色に染め上げる。(ムンバイ=インドの都市) 2番目のドロップで4つ…

All is Lost / Riot Shift

Riot Shift初のアップテンポEP。FOOTWORXX辺りに出そうな260BPMの圧倒的スピードで過去とは違った世界に。 ”敗北は一時、恥は永遠”…もしかするとゲームの話の可能性もあったり。 ゲームと言えばRiot Shiftは映像にも力を入れていて、VRシューティングゲーム…

Wicked (feat. Rob GEE) / Nefarious

Destructive Tendencies(英)がアップテンポを手掛けるために去年始動した「Nefarious」。 DTの豊かな聴き応えはそのままに、スピード感とワルさでグイグイ押す。 近い時期に同じタイトルの曲をBreakStyle(Disobey Records)が出してた事例がある。 www.yo…

I SLAY (feat. NoLay) / JOYRYDE

椎間板ヘルニアとの闘病の先で産み落とした最新アルバム「Brave」より。ジャケットは人工椎間板が大写しの自身のレントゲン写真だった。 一番古い「DAMN feat. Freddie Gibbs」(ボートラ)が2016年で、完成までには長い時間を要したことが見て取れる。過去…

NEET GENERATION -もう、ニートしかなれない- / silcostones (hapi⇒ & Gun-SEKI)

「2ch」「アスキーアート」「人生オワタ」そんな言葉が飛び交う時代感のお話(発表:2010年)。手掛けたのはニコニコ動画などで人気を博したクリエイター「hapi⇒」のユニット。 「これじゃだめだとわかってる だけどー!!」…アップテンポなオケとは裏腹なマ…

The Rain / Sub Sonik

Sub SonikのエピックなRawstyleトラック。重厚なハーモニーがうねって、まるで嵐の中海域を突っ切るイメージを感じる。 奇想天外なキックが鳴る曲も好きだけど、説得力ある深いメロ&ハーモニーはやめられない。 ボーカルの立ち位置が違うとはいえ何となく、…

Welcome To Hell / Dither & Juyen Sebulba

Barong Family発・カオスでミステリアスなコンピレーション「Hard In Bangkok」の最終トラック。 Hardcoreでのし上がったDither・EDM(Jungle Terror)でのし上がったJuyen Sebulbaが互いのカラーを吐き出し合う異種格闘技戦。 色んなジャンルを飲み込むBaro…

Rajadão / Pabllo Vittar

パブロ・ヴィターのEP「111 1」がボリュームアップしてアルバム化。中でも一番ドラスティックなナンバーが、ポルトガル語で”嵐”を意味する「Rajadão」。 遠くの空を見て「雷鳴とともに敵は倒れる」 「苦悩は終わり、愛は大きくなる」「嵐よ私に振りかかれ」……

I Luv U / Dizzee Rascal

シャキーラの「Loca」がきっかけで知ったディジー・ラスカル(英)。デビューアルバムからの1曲(動画後半は別曲「Vexed」)。 勢いのあるラップに歪んだバスドラム、女性Voとの掛け合いがどれも初聴きで想定できないほどエキセントリックで、ある種デビュー…

Hyperfunk (Vocal Mix) / Antonio

UKガラージのクラシックトラック (1998)。 ハーモニー成分はオルガンとシンセのシーケンス、ボイスのカットアップのみで、シンプルさがハウス系というよりミニマルテクノ的にも感じられる。 一方でこの手のビートパターンが、のちに2-stepやDubstepにも繋が…

Love You More feat. LAY & will.i.am / Steve Aoki

”Neon Future”がついにナンバリング4となったSteve Aoki。コラボレーターはスティング、バックストリートボーイズからユヴァル・ノア・ハラリまで様々。 EXOのメンバーLAY(中)とwill.i.am(米)が毛色の違ったボーカルを執って出会う。(Lyric Video 4/16…

コ・ロシア / チャラン・ポ・ランタン

大好きな歌謡サウンド×大好きなロシア民謡で本日一番の歓喜。ロシア民謡がチャラン・ポ・ランタンに大変よく馴染む。 キラーフレーズ→”あなたはコ・ロシア”(Со Россия)で歌の大意を掴んだり、ユーモアで飾りながら鋭いマイナー旋律がいとおしい。 歌詞「コロ…

Pallbearer / Bong-Ra vs Igorrr

2013年、Bong-Ra(蘭)とIgorrr(仏)が激突した懐かしの1曲。 2人の得意とするブレイクコア的ビートにIgorrrの陰鬱としたメタル由来のエッセンスが混じり合い、抜群の聴き応え。 A面の曲が「Tombs」(墓)なことから「Pallbearer」(棺を担ぐ人)とのマッチ…