2000年生まれの19歳ながら、世界を飛び回るフレンチコアDJとなったSefa（蘭）がついに来日公演。 ゴツい量感のビートにポップス～クラシック然としたアンサンブルを両立させるスタイルが極致を迎えた力作。 アップリフティング且つセンチメンタル。この曲で…

今年の夏、日本のハードコアクリエーターDJ Myosuke、RedOgre、OZIGIRIがまさかの合作EP制作。 攻撃的なハードコアを作る3人。ここまでは同じでも、細かく言うと得意なサブジャンルが違うため、使っている音は結構違ってくる。 DJ Myosukeが2016年に出した「…

オランダの注目若手DJ”Sefa”の来日するイベント「NEED FOR RESISTANCE 6」のアンセムが到着。 主催者でもあるDJのTAIYOとSEVER BLACK PARANOIAのDaisuke、そしてRoughSketchという3つの柱がここに合わさった。 日本神話の3本足のカラス”八咫烏”の名の通り、…

SkrillexとDiploの超大型ユニット「Jack Ü」が生み出した衝撃のダンスミュージックは、4年経った今も古さを感じない。 ファブリーズ（P&Gの消臭剤）という曲名もさることながら、超クセの強いトラップビートが魅力。 ”I'm the shit, I should have Febreze o…

”そばにいるね”R&B歌手から一転、ギャルキャラでバラエティでも活躍している青山テルマの新境地。 アゲ系からセツナ系まで網羅したフレッシュなアルバムの中でも異彩を放つバイラルチューンが「ONIGIRI」。 トラップ系ラップのルールを踏みながらも、米の品…

Tha Playah新譜「Sick And Twisted」リリースに際し、「Open (Upside Down)」「Down Below」のチームが再々集結。 時の流れは移り行けども、上記2曲を脈々と受け継いだ退廃的かつ美しいボーカルフィーチャーのメインストリーム。フル尺は何と7分半オーバー。…

1匹の蜘蛛がキレイな蝶に恋をした。ある日蝶は自分の獲物になってしまった。 優しく前向きなイメージのある槇原敬之の音楽だが、「Hungry Spider」はダークファンタジー。 ポップでもどこか妖しげなメロディを聴いていると、次第にストーリーに引き込まれて…

Aggressive Act（MaliceとRooler？）が突然、破壊力絶大なRawstyle集をドロップ。 といってもRawstyleは原曲の方で、アルバムのトリを飾るリミックスは190BPMのハードコアに。 試聴3:09～に何故か”例の”ボイスが入っている。理由は不明。真剣にコレ何故…？ s…

日本でもじわりじわりと活動が広がっている韓国の7人組グループ・DREAMCATCHER。 ”悪夢”というコンセプトがあって、ロック～メタル系のダークな曲調が韓国発グループとしては珍しいところ。 日本リリースにあたって「笛を吹け」という邦題がついた”PIRI”は、…

Hellfishは自レーベル（Deathchant）を有しながら、様々なレーベルから強力なリリースを続けてきている。 「Beast Metal」は、前半はキックで畳みかけるが、後半音を減らし、ヒップホップ～ミクスチャー寄りのハーフになる独特な構成。 ラップのサンプルにも…

ついにルカ・トゥリッリとファビオ・リオーネが再会を果たした。しかも（アレックス・スタロポリを除いて）RoF時代のメンバーがカムバック。 中でも「Arcanum [Da Vinci's Enigma]」は、RoF～LTR時代の風合いを色濃く感じてお気に入り。 歌詞は”ダ・ヴィンチ…

Breathe（Atmozfears & Devin Wild）やFaye（Coone）などで美声を披露したDavid Spekterがしっとりと歌い始める。 と思いきやGammer（ガマー）がギアを上げ、ほんのり切なさ香るアップリフティングなサマーチューンに。 幅広いカタチのダンスミュージックを…

かつては”猟奇趣味的激烈音楽集団”と銘打たれたSlipknotが、5年ぶりについにスタジオアルバムをリリース。 暴力的というのはもちろんあるが、陰鬱なイメージも強くなってきて、初期とは違ったメッセージ性の濃さがうかがえる。 アルバムのタイトルでもある「…

テレビへの出演は減ったものの、これまでも勢いのある音楽活動を続けていた倖田來未。 「キューティーハニー」「め組のひと」などカバーで話題をさらいがちな中、この曲も「Livin' la Vida Loca」というオリジナルがある。 リッキー・マーティンのも郷ひろみ…

突如現れた新人「Art is Dead」が投下したシングル「Proof of Concept」より。 目まぐるしく打ち付ける200BPMのビートは、デビュー作で既に破壊的構築の限りを尽くしている。 1曲目にあたる「Bring Ur Fkn Sh!t」も良作で、この先が楽しみなクリエイター。 w…

Heresy（The Third Movementのサブレーベル）から届きたてのOphidian新曲。 激しさ・ノイジーさ・美しさが丁寧に丁寧に融合され、インダストリアル寄りの壮大なハードコアに。 Ophidianによれば、途中のボイスはElaine Sharpという人物が書いた詩とのこと。 …

”生活密着型ラウドロック”を掲げる個性派ロックバンド・打首獄門同好会（日）。 ミクスチャーサウンドにフィーチャーされたラッパー「Dr.COYASS」の正体は、現職の歯科医師（中目黒で歯科医院を経営）。 ”歯”に衣着せぬ”診察”ラップは、どっちも本職だからこ…

Tears of Furyが最新曲でコラボしたのは、イギリスでポッドキャストを持つ人気DJ・Kutski。 メインストリームハードコアともUKハードコアとも違った、なんともユニークな落としどころのビートに至っている。 Kutskiが広いジャンルに通じているので、異種なの…

あまたのサザンの名曲の中でも、きらびやかでロマンチックな1曲（1998）。 ところが”秘密のデート”なのは、この歌の主人公は女性と不倫関係にあるから（タイアップ先のドラマも不倫モノ）。 この恋も、今の暮らしも失くしたくない。それを感じさせないどころ…

藤原竜也主演のTBS系ドラマ「リバース」主題歌。 シェネル (Che'Nelle)は外国人歌手として日本でブレイクした経歴を持ち、歌唱なら日本語が可能。 ストリングスを押し出したトラックに、決然としたサビのメロディラインが際立つ。 youtu.be

アニメ「黒執事」1期のOPテーマ。 シドのメジャー初シングルであり初タイアップ楽曲。 この時期にはヴィジュアル系バンドがアニソンを提供することが増え、シドもこの後「鋼の錬金術師」などに参加する。 モノクロのキス - Single シド ロック ¥750 music.ap…

新星ポップシンガー、ビリー・アイリッシュの鮮烈なムービーにセンスが溢れ出す。 いでたちはミステリアスで、奇怪な中にある鬱屈した様子がうかがえる。 ベース感を変えつつ、最後の最後でビートチェンジする勢いにも注目。 youtu.be

アニソンの時代を拓くクリエイター・オーイシマサヨシとTom-H@ckのビッグユニット。 「オーバーロード2」のオープニングを飾るのは、どこかおどろおどろしさを孕む熱いロックチューン。 1番と2番のAメロのトラックが全く違う形でありながら、同じサビに戻る…

今活動を伸ばしているフィメールラッパー・Megan Thee Stalion（米）の新曲。 Nicki Minajの弾みのあるヴァースにTy Dolla $ignがフックを歌い、ユルくノれるサマーチューンに。 8月を前に東京はジリジリと暑くなり、陰より陽なタイプのラップが染みてくる。…

蘭ハードスタイルのビッグネーム3組が集結した新曲。 このメンツだから混じり気なしの王道と見せかけて、中盤で大加速！（誰のアイデアか絶妙にわからないほど意外） つくづくこの手のBPM変化に反応しがちなRIZARDIだった。 youtu.be

ハードコアテクノの最前線に立ち続ける男・Neophyte（蘭）が、往年の名曲をリミックス。 数あるリミックスの中でも250BPMと速く、中盤が3拍子のメロディパターン3つで展開される点が異色、そして絶妙。 そういうドラマチックな曲構成といえて、かつ現在サブ…

スウェーデンのプロデューサー・AronChupaと、ボーカルはその実の妹、Little Sis Nora。 クールなエレクトロだが、内容は「ポルノ男優そっくりの隣人を家に上げたが、リビングで飼ってるリャマを見たら取り乱した」というシュールなもの。 歌声・”Llama In M…

コロンビアの国民的シンガー・シャキーラと18歳年下のマルマが、妖しくもバチバチな掛け合いを見せる1曲。 セクシーな歌手として定評のある2人の魅力が詰まったMVは20億回以上再生されており、パロディが生まれるなど大きなムーブメントを呼んだ。 アルバム…

米国の子供から大人まで魅了するアニメ「マイリトルポニー～トモダチは魔法～（Friendship Is Magic）」の名曲（劇中歌）。 王都侵攻を企てる偽のプリンセスの存在が示されて、本物のプリンセスと1人2役で歌う、ウェディングソングに見せかけたヴィランソン…

日本の記念日として登録されている「ハードコアテクノの日」にオランダ方面からリリースされた曲「Reset」。 DJIPEの破壊的創造ビートに、The Purgeの重々しい空気感がひとつになり、Rawstyleとは違う新たな地平が顕現した。 振り返ると、つい1か月ぐらい前…