RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Heroic Delirium / White Eyes

ある動画で同アーティストの別の曲が「Minatory」というサブジャンルにあたるとして紹介されて知った(Deathstep的な)。 「Heroic Delirium」はまさかの「フーガ ト短調」の旋律が引用されていて聴き逃せない。 Deathstepを聴いているとDubstepの起源につい…

No More Voices / DJIPE

名前の呼び方で未だ派閥が割れることで知られる「DJIPE」が久々に新曲をリリース。 DJIPEの曲はイントロが1分半続くこともザラで、ノイジーなビートの印象も含めかなり濃厚。 来月にはPrototypesからも新曲が発表される予定。 youtu.be

La Dolce Vita / After Dark (07/29)

スウェーデンのドラァグクイーン2人によるデュオ・After Darkのアルバム表題曲。実は結成40周年突破済。 強烈にアップリフティングなディスコチューンはAfter Dark印。歌詞はスウェーデン語だが、曲名は「甘き人生」を意味するイタリア語。 ネットでは「高ら…

夢の中のねむり / 原田芳雄&大原麗子 (7/28)

フォー・クローバース「冬物語」と同じく、坂田晃一の作品集に収録。 歌はなく、往年の人気役者による浮遊感あるダイアローグのみで構成されている珍しい構成。 このシナリオは原田芳雄自身によるもの。 open.spotify.com rizardi.hatenablog.com

私は犬になりたい¥490 / さだまさし (7/27)

10年以上前の話。さだまさしがソフトバンクのCMにオリジナル曲を書き下ろしたのを覚えているだろうか。 ¥490では食事に味噌汁もつかない。電車で出かけても帰れない。でもホワイト学割にすれば携帯(ガラケー)がひと月持てる。これでいい。 「¥490」「馬…

FoolFor日記 / 中村佳穂

「関ジャム」によれば音楽関係者がこぞって注目したという、シンガーソングライター中村佳穂のアルバム「AINOU」(2018)。 そういう話からちょっと聴いて「ユニークだな~」とは思っていて、改めて聴き直すとただ前衛的なだけじゃなく、ワールドワイドでホッ…

No Mercy / KAMI (7/25)

Gearboxが放つ「Lockdown」はいよいよ第3弾。光の差し込む今作は、Hardcore多めだった前作と比べて正統派Rawstyleが勢揃い。 だからこそどこかシュランツっぽさが出てるこの曲が立っていた。 前の「Hustlin' Hard」はUptempoだったし、Blasterみたいなオール…

Tri Poloski / Davay

ロシアンハードベースをさんざんコスった身でありながら、バズの火付け役にもなったこの曲のタイトルを知らなかったのは不覚。 つくりはシンプルながらもこの勢い、ネタとしてヒットする素質は確かにある。 皆さんも一緒に「Davay, Hardbass!!」 youtu.be yo…

all the time (feat. dvnots & broken spear) / recovery girl (7/23)

galen tiptonが別名義「recovery girl」として、まぶしい世界観のミックステープをリリース。 ポップかつエクスペリメンタルなバランスが楽しくて、ついつい摂取したくなる。 Lil MarikoにPUTOCHINOMARICÓNにGFOTYもいるし、Hyperpop祭はここだ。 o0o0o0o0.b…

Animal / Hardstyle Mafia & Caitlin Potter (7/22)

おぞましくも厳めしい雰囲気をたたえたSpoontechの新曲。 10周年記念コンピ収録の「Afterlife」同様、シンガーはCaitlin Potterが務めた。 リリースがまた活発になってきて、Hardstyle Mafiaにも好調の波か。 youtu.be

セロテープデート / ウ山あまね (7/21)

国産Hyperpop方面アーティスト・ウ山あまねの世界が轟く。 EP「Komonzo」はいきなりこの歌で幕を開け、突拍子もないような情景をビキビキのプラスティックサウンドとともに描き出す。 それでも本人がアジカンからの影響を明かしているように、しっかりとJ-PO…

Lock Me Up / Sullivan King

Sullivan Kingの最新アルバムで一番グッときたのがコレ。いよいよ彼がダブステップのDJであることを忘れそう。 パンクっぽい要素もあるから、ポスト・ハードコアと分類してみるのがベターかもしれない。 MVには昔懐かしい歌詞テロップ。Sullivan King本人が…

旅立讃歌 / チャラン・ポ・ランタン (7/19)

チャラン・ポ・ランタン最新シングル。 別れ 旅立ち 新たな旅を明るくハッピーに、時々センチメンタルに歌い上げるミュージカルの一幕のような歌。 「物語はこれから!」と締めたのに、「あの時マリーは死んだわ」で次の「空中ブランコ乗りのマリー 〜ふたり…

Last Human (feat. Rominka Romanova) / Detest

Detest(独)のニューアルバム「Glamerous Cool Kids Stuff」。 ゆっくりめの3連テクノかと思えば一気にトップスピードまで駆け上がる、無機質ながら勢いのある1曲。 Rominka Romanovaはところどころ聴こえるボイスの主か。 youtu.be

Mad Love / Sean Paul & David Guetta ft. Becky G

ショーン・ポールがダンスホールのバイブスを注入したホットなナンバー。 デヴィッド・ゲッタのビートは思わず身体を動かしたくなる固さで、燃えまくれる。 実は「Mad Love」にはシャキーラも関わっており、当初はシャキーラが歌う曲のはずだった。Becky Gの…

Vitality / Embrionyc (7/16)

ドイツのEmbrionycがHeresyに降り立ち、2曲を書き下ろした。 A面の「Vitality」は、頭拍を感知できなくなるほど入り組んだビートパターンを執拗に反復する8分の極太トラック。ビート16粒を浴びまくる。 B面はEmbrionycらしい低速インダストリアルにダブステ…

ゾンビー・サーカス (ZOMBIE CIRCUS) / かめりあ

都市伝説から引用したタイトルが連なる新譜「U.U.F.O.」では異色だからこそ、この誇張された猟奇的なテーマが映える。 ワブルベースとRawキックを鳴らしてる途中に歌を放り込むのは、もはやショッキングの域ではないのかと。 初音ミクを使った歌は他にも、き…

SUCK MY TOES / GPF (7/14)

「Stare Into Your Eyes」でパーティ感にステータスを振ったと思いきや、今度はフェティシズム面に先鋭化。 成人指定一歩手前のMVが、あれほどヤバいトラックをインパクトで凌駕した。 Slipknot風に作り込んだ長尺ブレイクをじっくり聴かせる貫禄を合わせ持…

Wall of Death / SQUNTO x Code: Pandorum

2014年、ダブステップを得意とする2組の重量級コラボ。 「ウォール・オブ・デス」とは、ライブで観客が会場の両脇に陣取り、一斉に中央へ突っ込む行為を指す。 ダブステップでモッシュは起きるのか?早急な調査が待たれる。 www.youtube.com

Our Home / Maintain

「群れの者どもよ集え 再び闘う時が来た」――― Maintainはもともと”CINEMARKS”という映像プロダクションで活動する人物で、これまでWarfaceやAngerfist、SefaといったアーティストにMVを提供してきた。 そして本MVも自ら手掛けており、新人コンポーザーとは思…

EarDamage (Bonus) / DitzKickz (7/10)

一言で説明するなら「野生のGPF」。そのぐらいそっくりなサウンドを発表しているのがDitzKickz(蘭)。 ボーナストラック宣言も相まって、キックの高速連打が曲の大半を占める「こんなのアリ?」なギャグ展開。 笑わせてくるというかおバカ系のハードコアは…

Let Me Know (feat. Masayoshi Iimori) / 鳳凰火凛 (CV : 健屋花那)、瀬戸海月 (CV: シスター・クレア)、大賀ルキア (CV: 星川サラ)

電音部では公式リミックスを発表済みのMasayoshi Iimoriが、オリジナルの新曲をひっさげて再登板。 HyperpopやHardbassを織り交ぜたドロップが、歌を食わんばかりの破壊力で迫ってくる。 Masayoshi Iimoriは最近Hyperpopを各方面にプッシュしており、日本へ…

FISH IN LAKE / GFOTY

「私と魚の料理を食べましょう」と迫る、何ともミステリアスなナンバー。 4小節のコード進行を繰り返しながら、ビートの隙間がだんだん密に埋まってくる飽きさせない展開。 GFOTY(Girlfriend Of The Yearの略)はPC Musicでその名を広め、SOPHIE「HARD」の…

Leads / ko-shan

日本のDJ・ko-shanがアーティストロゴとともに発表したばかりのMainstream。 ここ3〜4年ほどで育ってきたMainstreamのイズムを生真面目に汲んだ快作。 Dogfight Recordsを彷彿とさせるあの凛々しいサウンドを出せる人は日本に滅多にいないので、今後のリリー…

The Omega / Sefa

「Qlimax the Source」のためにSefa(蘭)が書き下ろしたのがこの1曲。 バロック感あるパイプオルガン独奏から始まり、絶え間なく転調しつつ1stドロップへ向かう様はハードコアの枠組みを超えた波乱の一幕。 終盤アンチクライマックス寄りなのが最近のSefaら…

Shockwave / Marshmello (7/6)

マシュメロの最新アルバム「Shockwave」の最後を飾る表題曲。 切なく幕を開けて、粘り強くも可愛らしく弾けるフューチャートラップ系ドロップはマシュメロ節。 アルバム全体で見ても、ヒップホップやハウス・ダブステップまで巻き込んだお祭り感のある一作と…

Me Kemaste / El Taiger, Popoy & DJ Unic

裏拍のオルガンが柔らかな印象を醸すレゲトンナンバー。そして歌には哀愁も浮かぶ。 そしてMV「お前、ナメトコシータ(Dame Tu Cosita)のアイツやんけ!」とツッコミを。 彼には「Alien Popoy」という呼称があるらしい。 https://youtu.be/R6QXxQBO-50

Pa’ Los Tigueres / Noizekid, Vjlandia

Major Lazer「QueLoQue」のリミックスを手がけたことからNoizekid(墨)を知る。 いくつか聴いてみた中で、ひときわワイルドさを放っていたのが「Pa’ Los Tigueres」。 その一癖あるクラブ系のアプローチが、Barong FamilyやGroup Chatでも光りそう。(追記 …

De Toreador / Opgeblazen ft. Wilbert Pigmans

オランダ発の陽気なクラブトラックにボーカル&チャント。爆上がり間違いなしのこの1曲。 タイトルは「闘牛士」という意味で、一人の闘牛士の大一番がストーリー調で語られている。 ここまで親しみやすいと、あの「やりらふぃー」みたいにどこかで話題急上昇…

The Eshay / Redhot (7/2)

I GiocatoriやDeviouzもリリースしているStatic Gravity Recordsからの1曲。 予想の3倍は威勢のいい「エッシェイ!」が聴ける。 そしてこのRedhotもオーストラリアRawstylerだった。 https://youtu.be/-Xhtf6vBcjE