2019-01-01から1年間の記事一覧
2019位のMoH TOP 100第1位は、Tha PlayahとAngerfistの盤石コラボ。 サスペンス感満載でリスナーを切り刻む3連のトラックが、アルバムの中でも異彩を放つ。 リリースがほぼ全てランクインする快挙となったAngerfistは、2019年は後半になってようやく作風が広…
ダークなイメージのあるMachinecoreから珍しく、明るめのナンバーで今年のシメ。 愉快な音遣いが際立ち、威勢よく展開。 「Gramophone」はレコードを再生するアレで、Victorのロゴにも採用されているアレ。 www.youtube.com
ベースミュージックを得意とするQUIXの最新EP「IDK Vol.1」より。 実験的な重量級ベースサウンドが出揃う幕開けは、緩急の激しい禍々しいトラップ。 ”ハッ”とした瞬間の鋭い衝撃をお見逃しなく。 www.youtube.com
アップテンポハードコア~フレンチコアのエッセンスを遺憾なくつぎ込んだキラートラックを生んだのは、なんとハードスタイルのベテラン・The Prophet(蘭)。 メロディアスかつ強固なハーモニーはさすがハードスタイル譲りで、かゆい所に手が届く絶妙な盛り…
「おかあさんといっしょ」の歌。イタズラをする時に色が変わるアニメ”やんちゃるモンちゃ”をフィーチャー。 歌メロが結構強烈なのもあって、改めて子供向けソングの曲構成のユニークさを噛みしめる。歌の内容は、因果応報になったりならなかったりするもの。…
Don't do it, I’m virgin!→FUCK!…今ハードコア界隈で楽曲&キャラの個性が強い2組がついにファックしてしまう”童貞”という名の最凶トラック。 …出たな妖怪GPF。そして新たに浮上する白D-Fence誰問題。 メインパートが24小節で切れたり、複雑な展開はDJ的に取…
Kan Sano(日)が送り出す、豊かなビート。 今後さらに注目されるかもしれないLo-Fi Hiphopの流れを汲む、不思議な浮遊感。 一説によれば5連符を割って作られたビートだといい、「時代はそんなことになっていたか」と興味が出てきた。 www.youtube.com
重鎮N-Vitralが生み落とした今年の個人的傑作アンセム。MoHアンセムにしてはややBPMが速い。 劇的で激烈な音が、ハードコアの世界をさらなる高みへと持ち上げていく。 メロディ感ビート感が「The Ugly Side Of Life」「Eternal」あたりのやや前のアンセム曲…
岡村靖幸さらにライムスター…息つく暇のないスリリングな共演。 洗練されたトラックの上でヒップホップとJ-POPが出会う、まるで映画のような刺激。 ”マクガフィン(MacGuffin)”の意味は各自ググってもらえば伝わるもので、その単語に両者のセンスが遺憾なく…
DRSとDeadly Gunsがタイマン。そしてそれを盛り上げるMC Ravage。 UptempoとTerrorのいいとこ取りで、見事に両者の凶暴さの親和性を提示。つまり、速い。 ちなみにRIZARDIが投票にこの曲と迷ったのは、同じくDRSとMC Ravage (Mr. Ravage?)がMBKと組んだ「H8…
またの名を「Fuck You」(規制なし)ともいうシーロー・グリーンのヒットシングル(2010)。 主に「お前が好きな娘とドライブしているのを見たぜ、”Forget You!”または”Fuck You!"」の差で、そんな風に心を痛めつつも彼女を健気に想う姿をユーモアを織り交ぜ…
最近は各社音楽ゲームでその名を見かける日本の同人系ベテランコンポーザー・t+pazolite(トパゾライト)。「Surf Zapping」はバンダイナムコの「シンクロニカ」より。 ポップな中にカオスありの持ち味は全開で、ビートパターンがグルグル入れ替わる慌ただし…
R-Wan(仏)のパーティー感全開EDMサウンドに、ラッパーBig Ali(米)・Busta Rhymes(米)がまさかのコラボ。 Big Aliのシャウトアウトに構わずBusta Rhymesが叩きつける「Look At Me Now」ばりの16分ラップはインパクト大。 4つ打ちをやめハーフビート主体…
Tha Playahの立ち上げたレーベル「State Of Anarchy」から待望のシングルがリリース。アーティストはKasparovとScarra(蘭)。 Pijn! RecordsではDJ Theraと組んだKasparovが、またしてもRawstyle系と交わった。Hardcore×Rawはとにかく爆発させるトラックが…
LIZのボーカルが爽やかながら、クールなトラップナンバー(2015)。 トラップ好きとしては今まで出会わなかったのが不思議なほど。 この頃「Take Ü There (feat. Kiesza)」なども経ながら、今はカントリーなどとの接近を図るDiploの懐・野心の大きさを感じる…
コナミが展開するメディアミックスコンテンツ「ひなビタ♪」から、特別な立ち位置の1曲。 80年代バンド・レトロポップ・ジャジーテイスト…演出が完璧。歌謡曲の中に”渋谷系”っぽさもあって、最後の短3度転調で現代に引き戻す感じ。 こういった絶妙なポップ感…
祝・サザンサブスクリプション解禁。見つけた中で気になったのが1分弱の「OH! FRESH!!~ドクダミ・スパークのテーマ~」。 サプライズ収録だったというこの曲は、まさかのライブ演出用の”架空のCM”ソング。 「ドクダミ・スパーク」を飲んで即吐く様子が目に浮…
本人主演ドラマ「シャーロック」タイアップ曲。探偵ものなだけあって、ミステリアスな新曲。 音がベース成分だけになったり、ウィスパーボーカルになったり、どこかビリー・アイリッシュからの影響を感じる。 同EP「Shelly」では、英語だけでなく広東語のボ…
水樹奈々の新譜「CANNONBALL RUNNING」にTrapstyle?を発見した件。 戦場への行進のような力強い3連メロに固い4ビート(10年くらい前のハードスタイルみたい)が乗って、中間部はちょっとトラップビート。 長いキャリアで様々なジャンルに挑戦しつつも、決し…
今年も悩んだ今年の自己流ハードコアベスト5。 単純に「好きな曲」で考えてしまえばもちろん5曲で終わるはずもないので、聴いたインパクトが今でも思い起こされるほど大きかった曲を重視しました。 MOHTOP100 過去に記事を書いている「Amplify」は以下を参照…
Jahan&Yasmine姉妹の新体制となったDJユニット・クルーウェラ。2020年には新アルバムも発表。 近年はディープにボーカルを聴かせるBass~Hip-Hop路線のプロダクションへ突き進んでいるものの、鋭さとノリは衰えを知らない。 前の”Mana”など、アラビア系のエ…
Triple Six Recordsを立ち上げたプロデューサーDRS(白)の新ソロ「Checkmate」より。 全編激烈な圧のハードコアで殴り、トドメを刺す。ちゃっかり「Dominator!」ボイス入り。D!R!S! 2枚組のもう1枚はTriple Six Recordsのベスト盤となっており、BPMレンジは…
新アニメ「ポケットモンスター」オープニングテーマ。今作もOP・EDともにネット発ミュージシャンが参戦している。(本日配信スタート) 2人ともアニメタイアップが初めてではなく、”新しい冒険の始まり”を、ツインボーカルで瑞々しく歌い上げる。 佐香智久や…
Angernoizerに続いて、Smash RecordsからChaotic Hostility(蘭)がアルバムをリリース。 ひたすら殺伐としたナンバーが連なる中で、Neophyte & Tha Playah「Trasher!」と同じくDrowning Pool「Bodies」がサンプリングされているのがこの曲。 調べると「Tras…
Harsh Recordsからリリースの新EP。アーティストはドイツのRed Hood Squad。 Rawstepと称し、RawstyleとDubstepの両方の音がドロップで細かく入り乱れる。スクリーチがLutez(ルーツ)っぽい。 ハーフステップと4つ打ちがちょくちょく入れ替わるためにノる難…
WhoisUNSECRET?…静かに、かつ鬼気迫るKrigarèの歌。 ”Vendetta”とは確執、復讐。「隠れようとも追い詰めてやる」「逃げたほうがいい」と繰り返し、生々しい物語性を高めている。 実はEcstatic(蘭)の手によりエピックなHardstyleに生まれ変わっており、テ…
元ワン・ダイレクション リアム・ペインのソロ集大成「LP1」から、エド・シーランらの素朴なアーバンポップ感が発揮された新曲。 金を積み上げる(Stack)ためには働くんだ、というメッセージが、2コーラス+ラップで3分弱に収まっている。 同じ「1993年8月2…
複数の友人から話を聞いた2018年のアニメ「ゾンビランドサガ」オープニングテーマ。 アニメ内アイドルが歌うこともあり、根っこはアイドルソング調でありながら、昭和のアニメっぽい香りが特に耳に残った一因かもしれない。 作曲・編曲の加藤裕介は、嵐の「O…
2014年の映画「ミュータント・タートルズ」主題歌”Shell Shocked”を、日本語吹替版向けにRIP SLYMEがカバー。トラックは劇伴を担当したBrian Tyler(Madsonik)とKill The Noise。 4MC+1DJのメンバーをタートルズ&スプリンターに見立てつつ、タートルズの…
オランダから数多のテラーコアを送り続けたSRB(E-Noid, Dione)のクレイジーな新譜「Silly Rocket Boosters」に注目。 3曲で8分弱と短い分、3曲目の「Atak Atak」に差し掛かる頃には400BPMに到達。タカタカいいながら爆走することになる。 かつての「Solid …