イカツい曲が目立ったRebelion（英）にも、最近はユーフォリックな歌が増えてきた。 「Never Back Down」は、ダブステップやハードスタイルのトラックにしばしば登場するミカ・マーティンの歌声が、爽やかかつ劇的にストーリーを演出する。 Gunz For HireやS…

「Frshblood」は、Borgoreのレーベル「Buygore」のサブレーベル。 Holly（葡）らがリリースした「Fomuh Ride」は実験的なトラップ系で、グンニャリ異質な存在感を放つ。 冒頭のボイスが遠くから聴こえるように加工されていて、初めて聴いて「あれ？イヤホン…

「アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ」に登場した、”アイドル””断崖絶壁を登る””チュパカブラ””ハードコアテクノ”な迷曲。これ以外に形容しがたい。 曲の前半と後半で曲展開が異なり、特に前半は歪んだバスドラムに合わせて腕を振り上げる様…

去年誕生したばかりのハードコアレーベル「Symphony Of Core Records」からのリリース。 Exxomuss（仏）はUptempo～Rawstyleを得意とし、「Another Dimension」も220BPMと速めのUptempo。 2コードの劇的なメロディは、メインパートの後半で半音上がるところ…

”サイバーパンク・レゲトン””ノンバイナリー”などの興味深いワードを掲げたArca（委）の新譜「KiCk i」。全く新しい音楽体験がそこにあった。 「メネアロ」（英語でShake it）の連呼で幕を開ける、ポップスとしては異形な音世界。Arcaの醸すある種の官能・倒…

多くの演奏者や歌手がカバーする、ジャズのスタンダードナンバー。 演奏者・テイクが変わればキャラクターは変わるもので、ピアニストのオスカー・ピーターソンの演奏は快活で、リズムもウキウキする感じ。 初めて聴くと、何度かある「タッタッター」で上が…

日本人プロデューサーYuta Imaiが、オランダのQ-dance Recordsに進出。 メキメキでダンサブルなのはもちろんのこと、ブレイクパートに差し掛かると一転「シラソファミ♪」とか人懐っこい牧歌的雰囲気で愉快。 日本人のダンスクリエーターわりと「チーン↑」の…

ダブステップのレーベル「Disciple」のクルーがサウンドを持ち寄って生まれた、一大コラボトラック第2弾（18組参加）。 Virus Syndicateのラップに乗せて全員の名前・音が代わる代わる鳴るパートが用意されており、リリックビデオだと驚くほど直感的で分かり…

最近好きなBlack Eyed Peasの「MAMACITA」（←今年のアルバムにも収録）のクレジットを見たら”Madonna Ciccone"の名前があって、気になって調べてみた。 「La Isla Bonita」はそのサンプリング元で、あのサビもドロップもマドンナから持ってきていた事実に仰…

顔を出さないGRAVEDGRのトラップアルバム「6 FEET UNDER」のリミックス集より。まさかの錚々たるRawstyleの顔ぶれ勢ぞろいに注目を禁じ得ない。 Thyron（蘭）はオリジナルのサグいハードトラップ感を随所に継承しつつ、高密度かつ速めのRawstyleにリミックス…

www.youtube.com この曲（動画）について書かれた記事が飛んできて、数行読んだところで興味を持って再生。ただ唸る。ラップする主人公は32歳。医学部を志すも不合格。翌年再び不合格。積んでも積んでも実らない努力のメタファー、それが”賽の河原”…crystal-…

Awichとのコラボ「Aligator」で知った、ポーランドのラッパーTymekの曲。 トラップではなく4ビートのエレクトロポップ系で乗せる曲で、全編ポーランド語の曲ながらYouTube1億再生越えのヒット。 個人的にポーランド語には発音・スペルが壮絶な単語が多いイメ…

61歳で紅白に初出場するというレアな経歴を持つ歌手・秋元順子のシングル曲（2019）。 「愛のままで…」から聴き始めた秋元順子の歌声は低めで優美、でもカッコイイ。 先に「猫」をテーマにしたアルバム「令和元年の猫たち」に収録していたように。Bメロに猫…

「pop'n music peace」に収録された中で、VTuber”保崎メンマ”とそのプロデューサーchocckが手掛けた新曲という側面を持つ。 ネットアイドル感あるファンシーな曲で、途中3拍子に変わったり細かいテンポの上下があったり、2分強の中の音楽的ギミック多めの構…

ゲーム「beatmania IIDX 24 SINOBUZ」の曲で、作曲者”神楽”＝Ryu☆だったことが最新アルバムにフィーチャーされ明らかになった。意味は月にある地形「神酒の海」。 細かいフレーズを弾くピアノ＋ブレイクコアを基調としたドラム＋笙などの和楽器がアクセント…

トラッププロデューサーLit Lords（米）の最新シングル。強力な前作EP「Kings of the Sound」から間髪入れず。 ヒップホップ、ダブステップ、フューチャーベース辺りまで巻き込んだ高火力のビートが痛快。 ジャケットの右下にはしっかりペアレンタル・アドバ…

シャバに舞い戻ったラッパー6ix9ineがすぐに始動。2か月で2作のシングルをリリースした。箔が付いたって感じのやつ。 オーソドックスなトラップビートにラップスタイルは平生の6ix9ine。このラップの向かう標的にひたすら噛みつき、挑発する。 ”FEFE"とか”KO…

「You have the virus, lockdown, stay home!」…新興レーベルHandkcuf Recordsから、新型コロナが生んだ新曲。 コロナの影響でギグがなくなればDJは死活問題。逆にこれを表現の糧としてクリエイトする動きは全世界で盛ん。 Psikoはフランス出身であるものの…

当時6歳だった歌手・皆川おさむのデビュー曲（1969）。同年イタリア語の原曲を歌っていた人もわずか4歳だった。 「僕の恋人は黒いネコ」＝ネコのように気まぐれな女性に翻弄される男と読み取ることもでき、その思いをましてや“タンゴ”が何かも知らない子供が…

24歳の歌謡シンガー・新浜レオンのデビュー曲。 古き良き昭和歌謡を令和の時代に呼び寄せる幕開けとなった1曲で、メロディも歌詞も”これぞ”な感じ。 最近ではTBS系「ひるおび！」のエンディングテーマに「君を求めて」が選ばれており、この時代に歌謡曲が話…

令和とは”悪魔”と”闇の女王”が出逢う時代だった。”ダーク”と言えば一括りにまとまってしまうものの、違った存在感が確立している分どう絡み合うか待ち望んだ。 シングルのカップリング「薔薇異形（そうびいぎょう）」はALI PROJECTの世界に閣下を迎え入れる…

キャリア10年を超える日本のロックバンド・Wienners（ウィーナーズ）の最新アルバム「BURST POP ISLAND」より。 メロディやノリからパンク的なはっちゃけぶりが出ていて、深読みせず直感で向き合える感じ。 思えばイントロや間奏に高音シンセが入るタイプの…

レディー・ガガ待望の最新アルバム「Chromatica」に、交流の深いエルトン・ジョンとコラボした新曲が収録。あのエルトン・ジョンがダンスポップを歌う新鮮さも見逃せない。 「Sign From Above」と書けば”天からの合図”。それをすべての音楽の基礎たる「Sine…

音楽を志す「ハンバーグ師匠」のトレードマーク全部乗せ・アツアツの肉汁ソングがきょう公開。 「湊のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」よろしく語って合わせる原典忠実なネタパート、からのEDM～トラップを横断するビート。この差し引きのタイミングの絶妙さは…

空軍基地でありながらUFOの噂も飛ぶ謎めいた「エリア51」は、Nosferatuが自分の制作スタジオに命名するほど思い入れを持つフレーズでもある。 硬派でキナ臭い、そして深遠な曲の雰囲気に「エリア51」のイメージは重なる。 0:46みたいなゲートで切ってリバー…

「Did I really just forget that melody?」…TikTokから火が付いたラップ曲「Lalala」が、Remzcore（仏）の手によりハードコアに変身。 選曲もさることながら、特に凝ってるのがRemzcore本人出演のMV。「歌うより踊（Hakken）ろうぜ」なハードコア解釈が行き…

Apple MusicでFuture Bass的な音を探してて見つけた曲。そういやCD持ってた。 緻密なシンセサウンドの層でグルーヴを作るlapix（日）としてもかなり個性的な成り立ちをしてる摩訶不思議な1曲。 メロディーを鳴らす楽器は大方どこ聴いても違う音色が鳴ってる…

”演歌界のプリンス”から”限界突破”を果たし誕生した、ポップスシンガーとしての氷川きよしの1stアルバム（リリース前）よりシングル。 かつてのあり方からは想像のつかなかった8～90年代のV系的なロックナンバーを、確かな歌唱力で歌う。 歌手としての新たな…

昔のCMで「やられちゃった女の子」を初めて聴いてから、他の曲を探してみるとキャラの違いに驚き。 ポップス、ジャズ、ロック、ブルース…小島麻由美の曲には激しかったり儚げだったり、素朴な様で幅広い音楽表現が1曲1曲姿を変えて見えてくる。 流行りものと…

明治「満足丼」PRのために結成されたアーバン系ポップバンド・The DON of Satisfaction（ハリウッドザコシショウ）。 今キテる”ネオ・シティポップ”を掲げ、食事と”濃い”に「満足」を。ザコシ感が滲み出る瞬間もひっくるめてオシャレに浸れる一曲。 石野卓球…