2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ベルギーの新興ハードコアレーベル「Twisted Hardcore Records」第1作。 Mainstream Hardcoreを真摯に咀嚼した作風で、ド派手でも生真面目さが見える。 「Creed of Chaos」時代のAngerfistにキックがそっくりなのは驚かされた。 www.youtube.com
SOPHIEが事故により死去した。 ”PRODUCT”のツルツルなサウンドデザインを想起させるこの1曲が遺作となった。 Autechreによる公式リミックスも出たばかりで、SOPHIEの音楽にはまだまだ驚きがあったに違いないだけに、ただただ惜しい。 www.youtube.com
クワイアとストリングスが乱れ飛ぶ迫力のナンバー「The Death of Theokoles」は2015年の曲。Dolphin(英)自らの手により、更に空間を歪ますビートに”転生”。 さらに去年のリミックス公募の結果、Sinister SoulsやBadlxckといったドラム自慢がここに揃う。 …
Apple Musicのプレイリスト「Glitch:アウトサイダーポップ」を探してると、たまに凄い弾が込められてるのに気づく。 曲が進むごとにキュートな雰囲気が毒に満ちていくサウンドコラージュ的構成が殊更に誇張された「アイ・ヘイト・ユー」。 明るいような、暗…
Footworxx, Monsters of Core, Karnage Recordsといった様々なレーベルでその名前を見かける2人組・Industrial Twins(仏)。 全体的にキーの不安定なメロディが響き、肌寒い質感が続く。 終盤にある細かいリードとの畳みかけが一番の聴きどころ。 soundclou…
グリッチ・カットアップを混ぜ込み、突っ張ったエッジーなビートとボーカルの融合が現代感ある。 ロック・パンクに通じるキャラを持ち合わせるラッパー(sic)boyと守備範囲の広いKMとは、文句なしのマッチング。 「Set me free feat. JUBEE」などのバンド的な…
原曲でなかなかに壊れてた記憶がある。なのに「まだまだ壊れますけど?」と言わんばかりに壊してきた印象。593ってなんなんだ。素数だ。 5分弱の中身は簡単に言えば「かめりあ的ビート大全集」状態。 DJ Myosuke, USAOの#スーパーリリース21 でもリミックス…
Tech N9ne(米)の殺傷力高いラップをフィーチャーしたトラップミュージックの雄Apashe(伯)。 VarienのリミックスはさらにBassが濃く、ビートダウンでさらにカオスに落ちるのも聴きどころ。 あのSkrillexの公式オーケストラアレンジをやったのもVarien。 y…
Barong Familyの中核人物が集結した、レーベルの新しいフラッグシップ。 Yellow Claw(イエロー・クロウ)の盤石な軸にSihk(シック)のエスニックなキャッチーさが利いて、無駄を削ぎ落しつつも超低域がしっかり”回っている”まさに「ベース神」。 真面目か…
PRSPCTからも曲を出していたのに、今まで盲点だったMandidextrous(英)。 Bass Houseっぽいけどテンポが速いし、空気はUK Hardcoreにもありそうだけど骨組みが別物。”Speedbass”でこういうアプローチができるんだと知った。 その後ちょっと調べて元々Hardte…
Gearbox Digitalが贈る最新曲は、So Juiceのスピードハウス系の音がひたすらフリーキーに作用。 ジャカジャン!からハードな音に戻る部分は、ビートがピタッとくる感覚があってアガる。 この曲を含めた濃密なコラボは、今後コンピレーションアルバムとしてリ…
EVIL LINE RECORDSのコンピレーションの中でもインパクトあったのがコレ。竜人=ドラゴニュート的なものかと内心思ってたら、清竜人がアイドルたちを侍らせていたやつ。 清竜人の作風にはどこか昭和っぽさと平成っぽさが共存していて、アイドルポップ化する…
Cryogenicが旗を振る大型ハードコアコンピ「Harder Dan Je Moeder」が登場。 最近の凶暴で振り切れた作風に比べるとポップさが垣間見えるのがこの1曲。 Disc2はOffensive Rageコンポーザーのベスト盤になっているのもオイシイ。 youtu.be
アニメ「昭和元禄落語心中」主題歌で、林原めぐみと椎名林檎とのコラボが初めて実現。 林原めぐみが演じたキャラクターを通じて椎名林檎が深く濃密に描き出した、艶にあふれた3分間(3分00秒に合わせた上で書かれている)がここに。 作品の傾向もあって、ア…
徹頭徹尾ユニークな構成のフレンチコア。 民族っぽいブラスといい、Xtra Rawっぽいキック回しといい、前のめりで予想を裏切ってくるスタイルが刺激的。こういうのもたまには必要。 200~160BPMを行き来する展開もスゴイが、Tribe系ともなると割かしテンポの…
Frostbite(瑞)の新曲。フィルが多めで、全体的に相当な手数のある高速ハードコア。 The Third Movement”Rocket Fuel”あたりからサウンドの骨太さ・聴き応えが急成長した感がある。 Tha Playahのリミックス公募にも入選。 [Mcore073] Frostbite - Running H…
イギリスのレーベル「WHERE TO NOW?」から見つけた1曲。 「おまえ、死ね。」「おまえ、死ねばいい。」のボイスに笑い声、タイトルの「母の愛」。曲の外見のおぞましさたるや。 エクスペリメンタルなループサウンドが浮遊して、かつカッチリした4つ打ちの対比…
一気に2020年J-POPの顔にまで成りあがった1コンポーザー+1ボーカルのユニットYOASOBIが、ファーストアルバム「THE BOOK」をリリース。 歌詞の体裁やグイっと手を引かれる感じの転調に”いかにも”なJ-POP感があって、日本人の心を掴みやすいのは納得。 ネット…
「FCK U」のリミックスの募集がかかったのがきっかけで、Dogfight Recordsの去年のEPをふと聴き返してみた。 「Monster」みたいな冷たくヒネリの効いた曲展開にはちょっと感化されるし、メロディアスさを封じた「Face Puncher」の圧に改めてビックリ。 初聴…
「手にした途端に誰もが調子づく」みんな大好きな“紙”を得るためには…?決してHustlin'な話ではなく。 この頃バラエティで見せるような剽軽さがありつつ、その裏返しの痛烈さがクセになる。 いわゆるクラシックなHIPHOPとは似ても似つかないけど、オリジナル…
またしてもスーパーリリース21。クトゥルフ神話由来の読み難しめのコレの初出はスマホ向け音ゲー「Arcaea」。 USAO印の「フレンチコアビート」と「ボイスとシンセのアンサンブル」を、ピッチ感狂ったPiep KickとLaurお得意のオーケストラアンサンブルで投げ…
Scantraxx Carbonから、RawstyleコンポーザーLevel One(蘭)による2021年初の新曲。 エピックかつ突き刺さるようなトラックメイクが光る快作。近頃よくあるサビ突入直後に音止めて音色を変える展開がかなりあざとい。 Level Oneは以前「The Question」とい…
訳あって馬の事ばかり考えていた1日、こんな曲に導かれてしまった。まさかのアニソンまさかの馬並み。 しかもそこに日本浸透度トップクラスの洋楽”君の瞳に恋してる””ジンギスカン”をウマく引用してしまう強度。パクリにはせず香りを感じる程度にするバラン…
コミケの無い冬、HARDCORE TANO*Cが仕掛けた新譜一斉リリース企画”スーパーリリース21”から、t+pazoliteの新作「ハートエイク・デバッグ」表題曲。 前曲の凶奏が嘘のような風変わりで優しいベースサウンドから、カラーを変えずにだんだん4つ打ちに。それでも…
Rayvoltのプレイリストから偶然辿り着いたSunhiausa(仏)。だんだんテンポが上がる構成がなんともダイナミック。 主にFrenchcoreやHardstyleを作る人らしいが、シンセ群の鳴りが割かしドリーミーなのにキックの音が変態だったりして面白さを見つけてしまっ…
ラテン音楽を軸にエキセントリックで楽しいダンストラックが詰まってて、パッとLikeしたアルバム。 Ivan DolaはBarong Family周辺にも名前があったし、今後掘ってく方面が広がりに広がる。 Los Dutisは割とハード系の曲も充実してるし、正直な話音使いの参考…
親日系なシンセポップデュオ・HONNE(英)の、暖かくてメロウな1曲。 同時に、ローファイヒップホップやポストR&B的を巻き込んでいる若々しいサウンドが絶妙な耳馴染みを醸し出す。 落ち着いた時間を過ごしたいときにゆるりともっと聴いてみたくなった。 www…
Janne Da Arc・yasuのソロプロジェクト「Acid Black Cherry」。 激しさ・抒情性・エロスという点でいきなり抜きん出た一作で、鮮烈で過激なデビューになったのは疑いない。 アーティスト名の頭文字「ABC」を詞の内容に絡めるといった言葉使いには隙がない。 …
きょうTBS「マツコの知らない世界」でVTRが放送。 自分がどんな歌謡曲が好きなのかは大体押さえているけど、これまで「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」しか知らなかったのがもったいなく思った。 こうしてみるとこの歌詞が時代性なんだなと思わされる?…
爆速ジャズビートと複雑な譜割りのメロディの混ざりに、まさに狂わんばかりの緊迫感を感じる。 Tiaの小悪魔的なヴォーカルにも中毒性があって、何度もリピートした。 ryo(supercell) 恐るべし。 www.youtube.com www.youtube.com