RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Fighter / Imanbek & LP (8/27)

素朴で切なくて、光っていると率直に感じたこの一曲。Imanbekの曲を取り上げるのは早くも2回目になった。 ジャケットにLPという文字があり一瞬レコードでのリリースだろうかと考えたら、LPはシンガー(作曲者)の名前。 リアーナやクリスティーナ・アギレラ…

祝祭 / =LOVE (8/26)

元HKT48・指原莉乃がプロデュースするアイドルユニットの最新シングルからカップリング曲。 まさかのゴシックロック調で、宝塚を彷彿とさせるMVも相まって気品が香る。 サビの締めのフレーズとしてドヴォルザークの「新世界より」が引用され、クラシックを飲…

Ready to / 影森みちる (CV. 諸星すみれ) (8/25)

アニメ「BNA ビー・エヌ・エー」のポップでアーバンでパンクな空気感にピッタリ。 特にイントロのリフと4ビートは”溌溂とした”という形容詞がこれ以上ないほどよく似合う。 実はアニメ中盤まで「諸星すみれ」を「上坂すみれ」と勘違いしたまま観ていたことを…

RedemptioN / bermei.inazawa feat. Sennzai (8/24)

Sennzaiのアルバム「RedemptioN」の最終曲。 トラッドな風を湛えたbermei.inazawaのトラックと、美しいソプラノボイスが絶妙にマッチしている。 同作ではロックやメタルの歌も収録されるなど、Sennzaiというシンガーへの多彩で幽玄な解釈が広がる。 youtu.be

Fuck It Up / Regain (8/23)

フルアルバムでも出てこなかったRegainの高速トラックが突然降ってきたサプライズ。 頓狂だけどカッコイイ→これぞUptempoの粋。Regainも作れたか。 その頓狂な配置のキックの圧を各所で感じる今、もしや覇権?? youtu.be

META KNIGHT (feat. Lil Darkie) / TXCKA (8/22)

トラップメタルやエモラップと呼ばれるスタイルのラッパーTXCKA(米)。 Lil Darkieも直近のScarlxrdコラボ「Can't Stxp.」から見つけたばかりで、近々掘り下げていこうと思っていたところ。 タイトルが「星のカービィ」シリーズのキャラクター"メタナイト"…

In My Head / KEKU (8/21)

Junkie Kidとの合作で名前を知ったKEKU。 ハードスタイルでも豪快なサウンドを響かせてくれると思っていたが、Scantraxxデビューとは恐れ入った。 トラップもできるからか、惚れ惚れするほどのベースの出方がポイント高い。 youtu.be

Slow Death / Kruelty (8/20)

DJ Theraによるレーベル「TC Labs」「Spoontech Records」「Theracords」を渡り歩いたオランダのプロデューサーKruelty。 ”HORRORCORE”あたりから纏う空気の陰惨さが一段と磨かれてきた感があり、SEのエグさも期待を外さない。 「すぐには殺さない」というメ…

no such thing as good and evil / Deli Girls (8/19)

電子音でパンキッシュで、さながら新世代のAtari Teenage Riot的な趣がある?Deli Girls(2人組)の音楽。 噛みつくようなヴォーカルと轟音に身を任せれば、脳内にモッシュピットの予感。 この曲はシングルとしてbandcampからフリーDLが可能。 www.youtube.c…

Komagome Donk Master / Shirobon (8/18)

日本が誇る唱歌「さくらさくら」をアレンジした駅メロを使用しているのがJR山手線の「駒込」駅。 GFOTYからなんとも楽しいアイデアの曲にたどり着いた。 昔はそこそこ駅メロに詳しかった自分としては、なんとも感慨深くある。 youtu.be

Not My Responsibility / Billie Eilish (8/17)

ビリー・アイリッシュ自身が出演するショートフィルム向けに作った曲。内容は歌ではなくナレーション。 アルバムを皮切りに風貌がこれまでメディアで見てきた姿から一新したが、もしそれが自分を見る誰かの評価を歪ませたとしても「自分の責任ではない」と説…

CORSO / Tyler, The Creator (8/16)

「Call Me If You Get Lost」のタイラー・ザ・クリエイターが名乗る「Tyler Baudelaire」の心とは? 率直なサウンドのイメージとしては「IGOR」のトラップやヴェイパーウェイヴに行かず、もっと渋いオールドスクールに立ち返った感じがする。 ほぼ全曲にDJ D…

Honda (Raid Wait Remix) / Russian Village Boys (8/15)

Russian Village Boys期待のリミックスアルバム「Tekk My Peace」が公開。 元からガバ感あった「Honda(Хонда)」を、Raid Waitはもう一段階レイヴィーに押し出した。ホンダはもちろん自動車メーカー。 Russian Village Boysのおかげでロシアのさまざまな音楽…

Symphony No.9 / REMO-CON (8/14)

ベートーヴェンの有名すぎるクラシック曲「歓喜の歌」こと「交響曲第9番 第4楽章」が、日本のDJ”REMO-CON”の手によりクラブミュージックへコンバート。 あの合唱が太いHardstyle系のビートに乗せて響くことを想像するだけでも歓喜が浮かぶ。 DJとしての感覚…

Rumors (feat. Cardi B) / Lizzo (8/13)

LizzoとCardi Bのガールズパワー全開。 この頃はバウンシーなトラップを多くヒットさせたCardi Bも、ほとほとウンザリな世間の「ウワサ」をポップにバッサリ。 ゴシップ色の強いこの曲に、神話のようなビジュアルのMVを当てるミスマッチ感もまた楽し。 youtu…

Shoki (Remix) / Lil Kesh feat. Davido & Olamide (8/12)

アフロビーツと呼ばれる難解なリズムの曲として元々知っていた曲。 このリミックスを見つけて、合いの手その他を聴くことでようやく6/8を感じられた思い出になった。 この曲はナイジェリアの歌手Lil Keshのヒットとなり、腕をくねらせるダンスの名前にもなっ…

Revival (Timeless Festival 2021 Anthem) / RAYZEN & The Unit (8/11)

Rawstyleのプロデューサートリオ・RAYZENはデビュー曲「In The Pit」から既に物凄かった。 独特な形のキックを使いながらもファニーにならないレベルの堅固さ、出音のおっかなさのバランスが抜きんでていて、今後も確かな存在感を見せ続けていきそう。 そこ…

Musical Genius / Dorian Electra (8/10)

Dorian Electraはたびたびここで取り上げていて、今回はファーストアルバム「Flamboyant」からの1曲。作中もっとも短い曲。 クラシック的なイントロからシンセポップに流れ込み、高尚に「私は音楽の天才」とリフレインしてみせる。 「声を過剰にエディットす…

B4NGB4NG! ft. TYOSiN, Kamiyada+ / Within Destruction (8/9)

スロベニアのデスコアバンドWithin Destruction。Within Temptationではない。 日本語のタイトルもあり、どういうわけか日本への傾倒が激しい上、トラップ系ヒップホップに移行するのが希少性高い。 TYOSiNとKamiyada+という人選はメタルフレンドリーで、イ…

Holding Out for a Hero / Bonnie Tyler (8/8)

映画「フットルース」の挿入歌として起用され、日本ではカバーがヒット曲となった名曲。 厳しい状況でも心を燃やす。細かい意味に違いはあれど、これを青春と重ね合わせる点ではアメリカも日本も同じ傾向なのかもしれない。 クラブエディットをじっくりと聴…

わたしをつれていって / aoihr (8/7)

RIZARDIの知人であるアベシュンスケのソロプロジェクト「aoihr」最新作。 バンドサウンドの裏でシンセベースが刻んでいて、これが異界を思わせる。 歌詞の量は少なくとも、表現に奥行きを出す文学的な側面もaoihrの重要な強み。 youtu.be

Down With The Sickness / N-Vitral & Fraw (8/6)

この日公開したばかりの最新曲。重鎮N-Vitralが、テクニカルなRawstyleを次々放り込む若手Frawとコラボ。 N-Vitralが長年熟成させてきたブレイク長めのカタルシス展開が存分に発揮され、起爆力抜群の1曲となった。 「Down With The Sickness」といえば一時期…

無礼句ダウン / 和田アキ子 (8/5)

”ゴッド姉ちゃん”から”ダイナマイト・ソウル”まで。日本が誇るR&Bシンガー和田アキ子。 近年の声もさることながら、若い頃の歌声もカッコいい。この曲はハードロック調で、唸りの効いたアグレッシブな歌唱が新たな印象を見せている。 「ちょいとあんた 軽く…

ゾンビランドDEMPA!! / でんぱ組.inc VS フランシュシュ (8/4)

アイドルグループVSアイドルグループ、でもむしろ異種バトルかもしれない。アニメ「ゾンビランドサガ」フランシュシュとのコラボソング。 緊密なマイクラリーで掛け合い、山あり谷ありを経て最後は友情で結ばれる。この流れで、ゾンビランドサガ由来の熱い王…

blame game. / Phuture Noize (8/3)

だんだんと耽美が強くなってきたPhuture Noize。 美メロ美展開がさらに磨かれて、余韻まで楽しませる。 最近は先のビリー・アイリッシュのアルバムのようにタイトルを全て小文字に変えていて、一層の世界観強化を感じる。 youtu.be

Unbreakable / Code Black (8/2)

Code Black(豪)の最新曲。 ハッピーハードコア的要素が入り、Hardstyleとしてはやや速めなのが新鮮。 観測した限りではひと月前の「Kyoto」の方が反響あったように見えたが、個人的にはこっちの方が印象が強いかも知れない。 youtu.be

Another Nightmare / DJ SHION.Y (8/1)

8月1日に公開されたDJ SHION.Y(日)の最新曲。 ハードコアのビートとアンサンブルを凄絶に共存させるこの曲について、本人が自身の楽曲群「Gothic Nightmare」の作風を踏襲していることを明かしている。 何より、バスドラムやストリングスを連打する畳み掛…

最後の花弁 (The meaning of love) / EGOIST (8/1)

chellyがボーカルを務める音楽プロジェクト「EGOIST」の配信限定オリジナル楽曲。 ryoではなく韓国のコンポーザーM2Uが作曲を担当。 このコラボを知る前に聴きEGOISTらしさを感じたから、M2Uの作風が見事に馴染んでいる気がした。 youtu.be