RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

LOG OUT / 4s4ki

4s4kiが拓く新しい世界と仮想現実。 maeshima soshiとともに紡いだビートは疾走感とサイバー感満点で、切なる寂しさが推進力に変わる。割かしエクスペリメンタルなカラーも良い。 ニューアルバム『Killer in Neverland』のリリースは前作からたったの1年強、…

Slave To The Rave / DJ Isaac & D-Block & S-te-Fan (6/25)

オランダハードスタイルの大御所プロデューサーDJ Isaac、そしてD-Block & S-te-Fan。久々のド真ん中コラボ。 「私はパーティーの奴隷」というメッセージは言うなればパーティーへの賛美歌であり、両腕を広げながら人々を大らかに迎え入れる雰囲気がある。 …

BREAK MY SOUL / Beyoncé (6/24)

ビヨンセ7作目のソロアルバム「RENAISSANCE」からの先行シングルは、なんとガラージ系のハウス。 Big Freedia「Explode」をサンプリングした開幕は強烈で、メッセージ性との相乗効果を発揮する。 2022年にハウスを持ってくるという点でドレイクとも比較され…

Diablo Rojo / rodrigo y gabriela (6/23)

前から好きなメキシコのロドリーゴ・イ・ガブリエーラ。アコギ2台だけでここまでバチバチに聴かせる奏者はきっとほかにいない。 乗りやすいテンポ、リズミカルなライン…「Tamacun」と比肩するライブ定番曲とされるほど、アガる要素に満ちている。 2人の演奏…

PARAMOUR (feat. AURORA) / Sub Urban (6/22)

Sub Urbanの妖しくエッジィな魅力の詰まったアルバム「HIVE」からのシングルカット。 PARAMOURは「愛人」を意味するが、逃げ場のないほの暗さを音からも予感させる。 「アナと雪の女王 2」での歌唱で知られる神秘的な雰囲気のシンガーAURORAの存在が、ここで…

KENOPSIA // קנופסיה / Dreadlxcz

Twitterにて発見。 インダストリアルやトラップメタルの流れを汲みつつ、ハーシュでエクスペリメンタルなサウンドデザイン。アツい。 Dreadlxcz本人はこの音楽スタイルを「Distrocore」であると説明していて、トラップメタルとの親和性について認識を共有し…

System Crushed / MBK

「System Crushed」荒くれキックのMBKをもってしても破格の壊れっぷりで、ここまで壊してくれてありがとうと言いたくなる。 280BPMという速さも他の追随を許さぬレベルで、フロアが木っ端微塵になるところが見てみたい。 よく聴くとカットアップで使われてい…

mne malo malo malo tebya / SEREBRO? (6/19)

端的に言えば、ロシアのポップスをNightcore化した曲。 普段Nightcoreと聞くと辟易しがちな自分でも、ハードスタイル的なキックにこの勢いは素直にいいと感じた。 アーティストが分からないので原曲のアーティスト名を記載しておく。 www.youtube.com www.yo…

恋する黒はんぺん / 静岡おでんの会

一見するとB級グルメが主役のご当地ソングだが、この曲はなんと人気アニメシリーズ「イナズマイレブン」のエンディングテーマ”青春おでん”としてカバーされたことがある。 クサい歌謡曲はRIZARDIおよび別名義Ryuseiの必須栄養素であるから、カバー同様急速に…

I Like / N Effect (6/17)

KONAMIの新音ゲー「DANCE aROUND」を初めてプレーして、そこで選曲した1曲がコレ。 ジャージークラブともトラップともつかないビートにウワモノでエキゾチックが入るというミクスチャーっぷりが楽しい。 DDR, DANCERUSH STARDOMも含めて、ちょいちょい海外の…

I AM DOOM / Nightshift (6/16)

最近、本格的に低速ハードコアの機運が高まってきたと感じる。 あのNightshift(伊)もそこに乗って、”I AM DOOM”はなんとEnzyme的な空気のトラックになった。 DJ Mad Dogが”Downtempo EP”を出したのはセンセーショナルだったし、Dogfight Recordsはかなりこ…

時給5000兆円 / 田島ハルコ & バイレファンキかけ子 (6/15)

田島ハルコのネットミーム・流行語をこれでもかと畳みかけるストロングスタイル。バイレファンキかけ子の”桁違い”ビート急襲。令和サウンドの到達点。 ”バイレファンキ”の名前とは裏腹にRAVEを爆走し、アゲの限界などないさながらイザナギ景気とジンバブエド…

光るなら / Goose house (6/14)

シェアハウスで音楽制作する企画から生まれた数奇なユニット「Goose house」の曲。 ボーカルを務めるメンバーが多いため、全員で歌う「暗闇も光るなら 星空になる」というラインがビカッと眩しく感じられる。 青春というシチュエーションがピッタリくる。そ…

Get What You Want / Cylriel & Øneheart (6/13)

キラキラしているのにカオスを感じる。 細やかに作り込まれたドロップのグルーヴに、Future Bass, Riddim, Hyperpopあたりの要素を見つけ出すことができる。 TrapはともかくTribalからは程遠いのに、リリース元はTribal Trap。 www.youtube.com

Transcendence / CHAPA DIDGERIDOO (6/12)

オーストラリアの先住民・アボリジニに伝わる民族楽器「ディジュリドゥ」奏者CHAPA DIDGERIDOOによる、ワールドミュージックとテクノ・トランスの融合。 この日新宿で路上パフォーマンスする姿が偶然目に止まり、サイケデリックなサウンドに釘付けになった(…

ムードメーカーの休日 / どこかの公園ズ (6/11)

生で聴くことができたポエトリーリーディング系ミュージシャン「どこかの公園ズ」。 ヒップホップはいろいろ聴くけど、その中でもポエトリーリーディングは時々無性に立ち返りたくなる。 うねりをもって紡がれるラインの数々。それは悲劇か、諧謔か? www.yo…

合法JK / Marukido (6/10)

秋葉原を舞台に展開する秘密のビジネス。 ラッパーMarukidoはこの曲で異なるトーンを使い分け、さらに妖しさ(怪しさ?)を醸し出している。 合法JK…それは矛盾を孕んだ存在か、あるいは? www.youtube.com

...during pride month? / leroy (c0ncernn) (6/9)

気分が向いてleroy (c0ncernn) ばかりを聴いていた日。 「...during pride month?」――プライド月間はまさに今月のこと――はリムショットの連打が耳を引く。 無窮動なビートの挿入や自由奔放なサンプリングでとかく情報量を保持、わずか一年ほどで大量の楽曲を…

Chewing Gum (ft. Dogwoods & JUMADIBA) / 釈迦坊主 (6/8)

最新EP「AHIRU」より。 釈迦坊主自身がトラックメイクからミックス・マスタリングまで手掛けており、サイバーで底知れぬ世界観を提示。 同EPには「Pandemonium」やTohjiとの「Moon Sun」のようにビートがビシッと刻まれる魅せ方もあり、この浮遊感とのコント…

マツケンサンバI / 松平健 (6/7)

”国民的音楽”「マツケンサンバII」…アレがIIならIもある。「マツケンサンバI」はなぜかイントロが2分近くあるため、初めはインストかと疑えるほど。 IIはそもそもJ-POPであるという点で例に漏れず、Iはサンバというよりラテン歌謡としての筋が強い。 このIも…

NEO GEO / 坂本龍一 (6/6)

日本の沖縄民謡の歌声とインドネシアのケチャの歌声が、西洋的なロックビートの上でせめぎあう。 ”多国籍的”といえばそれまでだけども、まさにそういうことが起こっているし、そういう音楽として初めからあったかのように立っている。 ループを主体としたビ…

Shawny's Diner (ft. Snappy Jit) / DJ Shawny (6/5)

「GO DADDY GO」がTikTokのダンス動画でブームなりになり、Jersey Clubのビートをまた一歩身近にさせた人物。 ところがどっこい、コレは185BPMと超次元的に速い。 しかも1分強と短いため、初めて聴くと体感時間が短く感じるかもしれない。 www.youtube.com

to derp or not to derp / gingus (6/4)

日本のDJが使ってて覚えた。括るとすればDariacoreってやつ。 基本的にはポケモンのゲームを至る所にモチーフとしているらしく、SEにも注目。 もっと出音をバグらせるプロデューサーが山ほどいる中、聴きやすくまとまってるといえるかも。 soundcloud.com

Ratata / gladde paling, Vieze Asbak (6/3)

オランダで流行ってるっぽいアーティスト。日本に滅多に情報が流れてこない。 Vieze Asbakがハードコア系でgladde palingがドラムンベース系。キャッチーというより相当なキワモノで、そこに謎の引力を感じる(Rattata=コラッタ)。 特にVieze AsbakはGPFよ…

Tip Toe / THE ELITE (Coone, Da Tweekaz & Hard Driver) (6/2)

オランダのハードスタイル界隈における重要人物3組Coone・Da Tweekaz・Hard Driverは、「THE ELITE」としてこれまで15曲以上合作を重ねてきた。 ハードスタイルの曲展開における模範というべきあらゆるパターンが、最高峰のどれも最高峰のテクニックで聴ける…

SOS / Midnight Grand Orchestra (6/1)

ホロライブのVTuber星街すいせい・TAKU INOUEらが、新プロジェクト「Midnight Grand Orchestra」を始動。 「Stellar Stellar」などでも共作している2人の相性は推して知るべし…「SOS」では生楽器とエレクトロサウンドが混然一体となり、躍動感とスペクタクル…

NAЯAKA (feat. カグラナナ & SOUND HOLIC) / 東方LostWord (6/1)

東方Projectの二次創作はスマホゲーにも響き渡っている。 サイバーなビートの疾走感が何よりの聴き所で、強烈な”少女さとり”のメロディに程よくアレンジが入ることで新鮮さが保たれている。 「東方LostWord」ではなんと相川七瀬や田原俊彦も東方アレンジを歌…

24-25 / iri (5/31)

シブくて味わい深い低音ボイスが特徴のiri。 自身の年齢を冠する等身大な表現に、ヒップホップ・R&Bに接近した歌唱スタイルがカッコよくはまる。 翳りの中でも、未来に向かってポジティブになれるそんな感じ。 swww.youtube.com

ゲレンデがとけるほど恋したい (with 鬼龍院翔<ゴールデンボンバー>) / 広瀬香美 (5/30)

広瀬香美によるカバー曲・コラボによるセルフカバー・新曲を詰め込んだアルバム「歌ってみた 歌われてみた」の1曲。 鬼龍院翔を相手に「女々しくて」よろしく「ゲレンデが!ゲレンデが!ゲレンデが!」とピアノでぶつける思い切り。自身の曲であるだけに、…