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前から少しずつ出していたフレンチコアスタイルを発展させた剛速球で、MVも大掛かりなロケの大作。 DRS, Dimitri K, Dr. Peacockあたりの高BPM帯が前にも増してイケイケだったのは分かっていたが、ここまで上り詰めるとは思わなかった。 リリース数は少なか…
”我々は人類へ憤怒 (WRATH)する”という強烈なメッセージを掲げ、ティーンの頃から激烈なエクストリームミュージックで鳴らしていたQURELESSを招聘した。 ジャンル的には「デジタルハードコア VS. トラップメタル」と位置づけ、デジタルハードコア⇒QURELESS、…
RIZARDIとRIZARDIに素材を送ってくれた優しいナカマたち(SOS! Official Supporterz)によって、突如引き起こされたこの緊急事態。 一部の素材を人々に委ねたことで、着地点が読めないスリルもまた一興。 ド頭の超高音キックは、アタックに注目すればモール…
レーベルメンバー以外でただひとり、前作「THE BREAKING DAWN」から続投のFALCHiON。 並みならぬ焦躁感と切迫感に駆り立てられながら、強力なサウンドの数々が240BPMの超高速で交錯し続ける。ここで”Operation”の統制がだんだんと乱れていく様子を思い描く。…
今回初めてGoHに招いたh11ky(ヒッキー)は、収録した他のどの曲と一線を画すような質感のハードコアを披露。 8曲目で230BPMとかなり速く、「Operation: GEPARD」はこの辺りから混沌とした様相を呈してくる。 さながらMBKやCryogenicの如く無慈悲に圧し潰す…
DJとして精力的に活動するCoretexは、日本人として初めてHONG KONG VIOLENCEからのリリースを果たしたトラックメイカーでもある。 ラップやアーメンブレイクといった硬派なサウンドを多数盛り込み、HellfishやAkira・Bryan Furyを彷彿とさせるストイックなス…
Uptempoど真ん中をひた走る、ニューフェイスGoldenEggsの太く豪快なビートに総員注目。 前曲「DOGMA BREAKER」から”陽”なバイブスで繋ぎつつ、賑やかなトラックメイキングも相まって「Operation: GEPARD」のハイライトを飾っている。 奔放に見えて1曲として…
C!PHER(サイファー)とは以前から仲が良く、キックフリークの本領を発揮してもらえた。 一方ロック調のブレイクにじっくりとチャレンジしており、他のどの曲よりも「そうきたか」と思わされた。 DJとして活動する彼の姿を、Gemeinschaft of Hardcore公式You…
参加者で唯一、クロスブリード〜インダストリアルを得意としているのがSunkt8。 その方面を貫きながらも、コンピレーションとの親和性は高かった。 その筋では怪物と呼んでも過言ではないThe Satanを彷彿とさせるキック&ベースを披露している。 www.youtube.…
RawstyleやUptempoを主に手掛ける493Water(シクミウォーター)の存在を、この機会に猛プッシュすべきだと直感してのオファーに成功。 メロがない作風が浸透する中、コード含めメロが鮮やかな”AGGRESSION”はUptempoビギナーにも大変向いている秀曲。 493Wate…
Matsui.K(元ChunK)はもともとメインストリーム系を作っているため、高速メインストリーム方面に徹した。彼の曲はメインリードのメロディの説得力が着実に上がってきてると感じる。 キックを複数種用意するといった決して単純ではない構成なのに、ものの3日…
我々の楽曲の伝播するスピードがチーター(ドイツ語でGepardゲパルト)の如く速くなりますように…という野望を込めたアルバムタイトルからすべてが始まった。”速きことチーターの如し”。 最初に頭のオカシイ「SOS!」が決まってしまったため、バランスをとる…
Angerfistが2冠達成。メインストリームの芯の強さに改めて直面させられる。 初めて聴いた時には「Angerfist純度高っ!!」と思った。 この頃N-Vitralとかがサンプリングでないオリジナルのラップを盛り込んだ曲を増やしてて、良い傾向。 www.youtube.com
2019位のMoH TOP 100第1位は、Tha PlayahとAngerfistの盤石コラボ。 サスペンス感満載でリスナーを切り刻む3連のトラックが、アルバムの中でも異彩を放つ。 リリースがほぼ全てランクインする快挙となったAngerfistは、2019年は後半になってようやく作風が広…
アップテンポハードコア~フレンチコアのエッセンスを遺憾なくつぎ込んだキラートラックを生んだのは、なんとハードスタイルのベテラン・The Prophet(蘭)。 メロディアスかつ強固なハーモニーはさすがハードスタイル譲りで、かゆい所に手が届く絶妙な盛り…
Don't do it, I’m virgin!→FUCK!…今ハードコア界隈で楽曲&キャラの個性が強い2組がついにファックしてしまう”童貞”という名の最凶トラック。 …出たな妖怪GPF。そして新たに浮上する白D-Fence誰問題。 メインパートが24小節で切れたり、複雑な展開はDJ的に取…
重鎮N-Vitralが生み落とした今年の個人的傑作アンセム。MoHアンセムにしてはややBPMが速い。 劇的で激烈な音が、ハードコアの世界をさらなる高みへと持ち上げていく。 メロディ感ビート感が「The Ugly Side Of Life」「Eternal」あたりのやや前のアンセム曲…
DRSとDeadly Gunsがタイマン。そしてそれを盛り上げるMC Ravage。 UptempoとTerrorのいいとこ取りで、見事に両者の凶暴さの親和性を提示。つまり、速い。 ちなみにRIZARDIが投票にこの曲と迷ったのは、同じくDRSとMC Ravage (Mr. Ravage?)がMBKと組んだ「H8…
今年も悩んだ今年の自己流ハードコアベスト5。 単純に「好きな曲」で考えてしまえばもちろん5曲で終わるはずもないので、聴いたインパクトが今でも思い起こされるほど大きかった曲を重視しました。 MOHTOP100 過去に記事を書いている「Amplify」は以下を参照…
なんとイベント「HARDGATE」だけで3回もの来日を果たしたArt of Fighters。その2度目の来日ではなんとアンセム曲がTraxtormからリリースされた。 dpは日本語詞でリリックを披露し、さらには日本のメインストリーム3人衆・DJ Myosuke, 6th, RoughSketchがAoF…
The Sickest Squad…イタリア産フレンチコアといえばこの2人。レーベル”Brutale”の中核を担う。 賑やかな作風の中でも特に堅くシリアスな印象を受ける「IN」とタイトルに入る楽曲群の98番。なぜ「IN」なのかは不明。 間違いなくカラフルで愉快なMVにBrutale特…
冷徹で機械的なサウンドが持ち味のMeccano Twins(伊)が、A-Kriv(伊)のEP(Footworxxからリリース)に参加。 Oracle”神託”という言葉には似合わず、ラガ系ボーカルとスクエアな鋼鉄ビートのマリアージュは、触れたモノをガシガシと押し潰さんばかりの圧と…
渋谷WOMBでの開催となった10回目の「HARDGATE」。DJ Myosukeによるアンセムのコラボ相手は03・04(リミックス)・07でも登場した6thとdp。 基本的にコンポーザー2人の相性は抜群に良く、海外進出を果たしての最新の作風が融け合った形。 「HARDGATE 10」のス…
オランダのハードコアユニット・Rotterdam Terror Corpsを長きにわたって支えてきたDJ Distortionが日本上陸。 Rige Musicのオーナーとしても、Hardcore界に歴史を刻み続けてきた存在。 新曲のみならず最新リマスターも次々リリースし、時代に即してアップデ…
2000年生まれの19歳ながら、世界を飛び回るフレンチコアDJとなったSefa(蘭)がついに来日公演。 ゴツい量感のビートにポップス~クラシック然としたアンサンブルを両立させるスタイルが極致を迎えた力作。 アップリフティング且つセンチメンタル。この曲で…
オランダの注目若手DJ”Sefa”の来日するイベント「NEED FOR RESISTANCE 6」のアンセムが到着。 主催者でもあるDJのTAIYOとSEVER BLACK PARANOIAのDaisuke、そしてRoughSketchという3つの柱がここに合わさった。 日本神話の3本足のカラス”八咫烏”の名の通り、…
Angerfistの現在進行形が余すことなく発揮された、ハードコア界の最強野外フェスアンセム。 アンセムとなるとある種のトレンドな音が混ざるのが必然だが、暑い夏に出力十分でド直球カマしてくれるのがDOMINATOR。 今年のオランダ行き日本勢からは、DJ Myosuk…
「TR4NSFUR」(下にリンク有)が英語版に“変身”したのがこのバージョン。ニンゲンへの攻撃性が強まっている模様。 「狼なんか怖くない?」「それは狼男」という、物語に言及しながらの導入は日英共通にしている。 罠の中の動物を捕まえようとする人はいない…
今回のExtra Trackも、トラップ系性癖ラップ。テーマは「Transfur(=人から動物への変身モノ)」。 日本語詞と英語詞は同時進行で作っており、大意を変えずに全く違った韻を実現。 高校国語の教科書にも載る中島敦の「山月記」(→人間が虎へ)をリリックに…
去年の年末に作っていた曲を正式リリース。セットリストをメチャクチャに締めくくれる曲をこさえた。 以前作ったアニメ全開の「Beware!」(気を付けろ!)に展開が似ているため、タイトルはドイツ語で同じ意味の「Achtung!」に決めていた。 キーが高いキック…