RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

HIPHOP

Kingston Tokyo feat. Young Dalu & ZENDAMAN / DJ CHARI & DJ TATSUKI (2/21)

「GOKU VIBES」「Best Way 2 Die」しか知らなかったのでここでアルバムごと聴いてみた次第。 「Kingston Tokyo」はタイトルに違わず国産レゲエが加わってきて、ZENDAMANの声で一気に空気が変わって燃える。 DJ CHARI & DJ TATSUKIの2人は、ラッパーとビート…

#Nakami0 / Queen B (2/7)

ゴーゴーダンサーなどの経歴を持つ君島かれんのラッパーとしての名前が「Queen B」。そしてYENTOWNのクルーDJ JAMとの邂逅。 曲名の読み方はズバリ”中身ゼロ”で、性別問わずおカルいヤツらを”中身ゼロ”と煽りまくる。しゃがれた低音の圧力にも注目したい。 …

Gardevoir vs Gallade / Cam Steady & Sailorurlove (1/31)

ポケモン・ラップバトルと称し、サーナイト(Gardevoir)とエルレイド(Gallade)がラップを繰り広げる設定。 人気動画シリーズ「Epic Rap Battle of History」のゲーム版といった趣を感じる。 女性がサーナイト、男性がエルレイドになりきってポケモンの語…

WORLDWIDE (prod. by jayso & yurei) / T.Y.O. (TYOGhOST & TYOS3L)

東京のラップクルー「TYO」による楽曲で、ビートを作ったyureiはTYOGhOSTの別名義にあたる。 対照的な2MCの声質・その掛け合いがトラップビートの爆発力をこれでもかと盛り上げるツクリになっているのが良くて、Twitterで見かけて辿り着いたMVのグリッチエラ…

Princess♂ / トップハムハット狂 (TOPHAMHAT-KYO) (1/28)

モダンかつ破天荒に無二のラップを連打する、トップハムハット狂の出世作。YouTubeのMV再生回数は2000万回を超えた。 トラックメイクを担当したDYES IWASAKIとは”FAKE TYPE.”というユニットで活動中。 ビジュアルを手掛けたのはDEMONDICE (カレン)というアメ…

Bestie feat. Kodak Black / Bhad Bhabie

”問題児”キャラで突如脚光を浴び、ラッパーデビューでさらに人気を集めてしまった2003年生まれの18歳。それがBhad Bhabie(バッド・ベイビー)。 初のミックステープではいきなりLil YachtyやTy Dolla $ignとも共演しているし、並みならぬ注目ぶりは明らか。…

曇天 / amazarashi

思えばあまり聴く機会が少なかったamazarashiを、新しめのリリースからさらってみた。 令和二年とはすなわちコロナ禍の日々であり、雲行きが怪しいばかりの世界を生きていく様が”ポエトリーリーディング”というスタイルで歌われる。 沈んだムードを感じつつ…

Yodaka / Tohji, Loota & Brodinski

海外からも熱視線を浴びるTohji(日)らの、さらに深遠なラップ世界「KUUGA」。 息遣いをチョップしたエクスペリメンタルなビートが荒涼とした空気を感じさせ、デジタルにうねるフロウの圧が際立つ。これがイチから生まれていることが末恐ろしくなる。 Brodi…

Stay (feat. LEX) / KM

(sic)boyらとの共作で頭角を現しているプロデューサー・KMのアルバム「EVERYTHING INSIDE」収録曲。 Z世代らしさに長けた表現に終盤のHyperpop的サウンドデザイン。LEXもノリにノってるし、独自のセンス同士がセンチメンタルにかつ激しく融け合う。 先日「関…

D.R.B Rhyme Anima -2nd Battle- Fling Posse VS 麻天狼 / Fling Posse · 麻天狼 (12/31)

アニメ「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」から、ストーリー終盤に登場するバトルシーンの1曲。 ド頭のヴァース中には言葉に詰まった演出があり、初聴きで得も言われぬ緊迫感を覚えた。 初聴き=本編を途中で観るのを止めてしまってい…

My Favorite Things / OutKast

アメリカ南部・アトランタ出身のアウトキャストは、ヒップホップを軸にしつつも様々な音楽を取り込む。 この曲は「そうだ、京都へ行こう」でおなじみのジャズナンバーのアレンジで、なんと高速のドラムビートを絡めてインストで演奏される。そこがクール。 …

Kill / lilagxny & vnxm

今日も今日とて音割れ激短トラップチューン。 この曲の歌詞は英語で、lilagxnyは他にロシア語も歌えるらしい。 lilagxnyの曲はほとんど1分台で、今なら20分弱でSpotify上のディスコグラフィーを総ざらいできる。真っ黒。 open.spotify.com

Yeah Right / Vince Staples (12/12)

Vince Staplesソロと見せかけて、途中KUČKAとケンドリック・ラマーが乱入してくる何とも贅沢な一曲。 そしてビートはあのSOPHIEとFlumeが手掛けており、一音一音ラップに負けない強度を叩き出してくる。 個性派と個性派に挟まれて、Vince Staples自身はシン…

Story of My Life (feat. Trippie Redd) [Heavy Edit] / ILLENIUM & Sueco

2人のラッパーSueco(Sueco the Child)とTrippie ReddがILLENIUMと邂逅。ロックやパンクの風合いを自身のスタイルに織り込むのがすごく上手かった。 [Heavy Edit]ということでオリジナル版も存在するが、ボーカルのシャウトやソリッドなダブステップパート…

FASTLANE (prod by umru + Yung Skrrt) / Aaron Cartier (11/22)

Cake Popの一員、Aaron Cartierの最新アルバム「SMILE SEASON」…何と30曲の大ボリューム。 常に声をひっくり返して喚くこの曲が1曲目で、初っ端で「!?」となること確実。 ビートの主張も相当に激しく、盛大に火花を散らすトラックメイキングが分かる。 you…

Piece of Sxxt / ₩ (11/3)

ヒップホップクルー・クロスジヒトリの一人「₩(ウォン)」。キレまくりのシャウトスタイルで駆け抜けるファーストアルバムを締めくくる"Piece of Sxxt"。 ₩の目くるめくラップスタイルが7曲に込められていて、満足度十分。 単体で聴くとベラボウに尖った曲…

The Bard’s Last Note / Ricky Desktop & Kim Dracula (10/24)

「Fuck!!」のシャウトでいきなり音圧が上がるショッキングな音楽の好例。何かは知らんがTikTokとかで流行ってそう。 Ricky Desktop、Kim Dracula単体でチェックしても、好みなナンバーが色々見つかる。 他にも1曲が1~2分台で収まる傾向があるせいか、ここ数…

Love & War (feat. Yade Lauren) [Yellow Claw G-Funk Remix] / Yellow Claw (9/28)

聴き慣れた原曲がシルエットを変えず、纏う雰囲気だけまるっと変わったカタチ。G-Funkはもちろん”ウェッサイ”なヒップホップのビートを指す言葉。 リミックス自体は「Los Amsterdam」リリース間もない頃からあるのに、今年になってなぜか再生速度を下げたバ…

LIFE AFTER SALEM / Lil Nas X

Lil Nas X待望のアルバム「MONTERO」の中でもひときわダークで、悲しみにあふれた歌を聴かせるのが「LIFE AFTER SALEM」。ラップというよりむしろエモ系のロックにまで進出している。 SALEMは”魔女裁判”が本当に起こったセイラムという地名であり、ポップス…

SHHH... / XNUMBLOV, Jey14K, lil aaron

lil aaronの新曲として発見したものの、検索してもまだ情報が少なかった。 167BPMというテンポがドライブ感をもたらしていて、曲を引っ張っている3・3・2リズムのシンセがかなり心地よい。 「XNUMBLOV」は恐らくエクス・ナム・ラヴと読む。 open.spotify.com

SUPER KAWAII OSHI / valknee (9/16)

<推しへの愛、足りてる?> 「ALL語彙消え去った…尊い」「彼のためならmake money苦じゃないよ」といった今を捉えたワードチョイスと、valknee(バルニー)の歌唱スタイルの確かな中毒性。 同「偽バレンシアガ」はMaltine Recordsなどで知られるユニット「…

失礼しますが、RIP♡ / Mori Calliope(森カリオペ) (9/11)

海外向けに発信するVtuberグループ「hololiveEN」の一人、森カリオペの自己紹介。 友人のプレイリストから知らずに再生してまさかの切れ味抜群なラップを食らい、とにかく「これはヤバい」と感じた。 hololiveENにはだいぶ日本産のコンテンツも絡んでいて、…

META KNIGHT (feat. Lil Darkie) / TXCKA (8/22)

トラップメタルやエモラップと呼ばれるスタイルのラッパーTXCKA(米)。 Lil Darkieも直近のScarlxrdコラボ「Can't Stxp.」から見つけたばかりで、近々掘り下げていこうと思っていたところ。 タイトルが「星のカービィ」シリーズのキャラクター"メタナイト"…

CORSO / Tyler, The Creator (8/16)

「Call Me If You Get Lost」のタイラー・ザ・クリエイターが名乗る「Tyler Baudelaire」の心とは? 率直なサウンドのイメージとしては「IGOR」のトラップやヴェイパーウェイヴに行かず、もっと渋いオールドスクールに立ち返った感じがする。 ほぼ全曲にDJ D…

Rumors (feat. Cardi B) / Lizzo (8/13)

LizzoとCardi Bのガールズパワー全開。 この頃はバウンシーなトラップを多くヒットさせたCardi Bも、ほとほとウンザリな世間の「ウワサ」をポップにバッサリ。 ゴシップ色の強いこの曲に、神話のようなビジュアルのMVを当てるミスマッチ感もまた楽し。 youtu…

B4NGB4NG! ft. TYOSiN, Kamiyada+ / Within Destruction (8/9)

スロベニアのデスコアバンドWithin Destruction。Within Temptationではない。 日本語のタイトルもあり、どういうわけか日本への傾倒が激しい上、トラップ系ヒップホップに移行するのが希少性高い。 TYOSiNとKamiyada+という人選はメタルフレンドリーで、イ…

Toenail / Yokai Jaki, Hohzuki & KilVSiK

ガンガンに潰されたボーカルエディットは、3組のマイクリレーであることに気づかないほど。これぞ異形。 実験的かつ猟奇的で、1行ごとにゾワゾワする感覚がある。 この前OVER KILLとJin Doggと「ボケ死ね(Remix)」を出していたが、ゲストはハマり役と言わ…

Smack A Bitch (Remix) (feat. ppcocaine, Sukihana & Rubi Rose) / Rico Nasty (6/20)

Dylan Bradyプロデュースの「IPHONE」から入ったためにRico Nastyをハイパーポップ方面のシンガーだと思っていたら、バキバキのラッパーだった。 Rico Nastyのしゃがれたスピットは聴いていてスカッとするし、もっと早く見つけたかったと思う。 3人のフィメ…

Siri (feat. Bones) / Tommy Cash

Diplo, umruがらみの「Zuccenberg」から流れで聴いていった曲がこれ。 Tommy Cashはエストニア出身で、Charli XCXやLittle Bigとも組んでいたから、意識した頃にはもう既に聴いていたといえる。 ビートにSlipknot「Tattered & Torn」が使われていて、初聴き…

My Name Is / ヤノ feat. PUNPEE (5/27)

アニメ「ODDTAXI」の劇伴を担当するPUNPEE自ら手がけた、いわばスピンオフナンバー。 その残忍さよりもセリフ一言一句がラップになってしまうキャラが強烈かも知れない、その男の名前はヤノ…You Know? ラッパーMETEOR演じるヤノの声が、こんなにも早くビート…