RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

HIPHOP

Cry (feat. Grimes) / Ashnikko

次世代ポップの波を呼ぶアシュニコのシングルカットリリース。Grimesともどもトレンドを突き動かすビッグコラボ。 見てくれはシンセポップながら、エッジィなヴォーカルスタイルはエモ~ヒップホップに通じる。 異形と化したAshnikko?が3Dアニメで躍動するサ…

Disgusting (feat. Zheani) / Lil Mariko

キュートでガーリーな声と発狂スクリームを行き来する「Where’s My Juul??」でバズを叩き出したラッパー・Lil Mariko。 スクリームパートに至るまでも小悪魔的な毒を見せており、Hyperpop系のトラックと相まってインパクトが相当高い。 Zheaniは4s4ki・Masay…

Too Bizarre / Skrillex, Swae Lee & Siiickbrain

王の帰還感もあるSkrillexニューシングル第二撃。 Swae Leeのスムースな歌とSiiickbrainのシャウトの対照が鮮やかに決まる。この辺はポップやヒップホップ、エモにも満遍なく通じる。 宇多田ヒカルとの「Face My Fears」といいこのくらいのテンポで聴かせる…

Hot (feat. Gunna) / Young Thug

インターネットミームから新しい曲ににたどり着いてしまう現象。コレ空気で感じるべき。 Wheezyのシンプルな形ながら強固なビートが耳を引く。 Young Thugといえば、アメリカの動物園で飼われながら園に射殺されたゴリラ「Harambe」の名を冠した曲を作ったエ…

PIN PIN / Myke Towers

セレーナ・ゴメスと共演するなど、勢いの出てきたプエルトリコのラッパーMyke Towers。 「PIN PIN」というタイトルは「Periquito Pin Pin」というサルサの曲に由来しており、曲の一部とフレーズをサンプリングしている。 ラテンポップにもラップはあるし、だ…

Presence I (feat. KID FRESINO) / STUTS & 松たか子 with 3exes

きのうとは打って変わってJ-POP系のラップソング。仕掛けたのは、星野源との共演も記憶に新しいSTUTS。 ドラマ出演の松たか子らが歌う主題歌という点では、Doughnuts Hole「おとなの掟」にも通じるか(どちらも松田龍平も歌唱)。 ドラマに寄り添うように、…

Guerrilla Prod.Homunculu$ / Young zetton(ALMAR$$$)

1分台とは思えないほどのインパクト。ここまでショッキングな日本人ラッパーはそうそういない。 1ライン1ラインが鮮烈に刻まれるだけでなく、Homunculu$の暴れろと言わんばかりのビートもキレまくり。 毎日聴くより、心の着火剤(劇薬指定)として時々思い出…

KILLSHOT 3 / Dax

カナダのニューカマーDax。 フロウもリリックの重量感も一発でEminemを感じるオマージュナンバーとして、空気感・切れ味にとても引き込まれる。 ”Killshot”といえば、Eminemからガチすぎるディスナンバーを引き出したMachine Gun Kellyのこともペアで覚えて…

MONTERO (Call Me By Your Name) / Lil Nas X

LGBTQカルチャーの表現者として立ち上がり、バズの申し子とかカウボーイとかそういう当初のイメージを更新していくのを肌で感じる1曲。 同性愛に繋がる示唆を色濃く織り交ぜ、タイトルとして自身の本名を冠して打ち出す凄みにリスペクトを禁じ得ない。 MVで…

Grata feat. XANAKIN SKYWOK / My$ter

これから注目していきたい、日本のスクリーム・ラッパーMy$ter。 XANAKIN SKYWOKのバース中はビートのテンポが3回もチェンジし、流れを裏切る展開が強くこの曲を印象付ける。 久保田早紀「異邦人」のエキゾチックなイントロがサンプリングされ、とかく怪しく…

Blasian Baddie / Kaede

日系のラッパーMurakamiKaedeが見せるSwagなナンバー。 「皆が見るから嫌になっちゃう」突然ドロップする日本語のパンチライン度が高すぎて中毒。 グライムの流れを汲むビートが拍の頭をくらます感覚が、ラインの数々を鮮やかに強調して心地よい。 youtu.be

Death & Ahegao (ft. Nosferatu) / CJ, Son Of Hades

死とアヘ顔。これは陰。陰過ぎる。 振り下ろされる巨大なキックのサチュレーション度合いがとかく病んでて堪らない。 SoundCloudもっと伸びて…聴いて…デスナヒガ~ウ…デスナヒガ~ウ… soundcloud.com

We Paid / Lil Baby x 42 Dugg

Gunnaと共作出した辺りで耳に入って、その辺からメキメキ箔が付いてきた気がするLil Babyのシングル。 シンプルなビートでも、ラップの自由度の高さでスタイリッシュにキマる。この力加減がイイ感じ。 脈々と受け継がれるアトランタ産トラップは伊達じゃない…

U&(dead)I / (sic)boy, KM

グリッチ・カットアップを混ぜ込み、突っ張ったエッジーなビートとボーカルの融合が現代感ある。 ロック・パンクに通じるキャラを持ち合わせるラッパー(sic)boyと守備範囲の広いKMとは、文句なしのマッチング。 「Set me free feat. JUBEE」などのバンド的な…

紙様 / Creepy Nuts

「手にした途端に誰もが調子づく」みんな大好きな“紙”を得るためには…?決してHustlin'な話ではなく。 この頃バラエティで見せるような剽軽さがありつつ、その裏返しの痛烈さがクセになる。 いわゆるクラシックなHIPHOPとは似ても似つかないけど、オリジナル…

Rockit / Herbie Hancock

ハービー・ハンコックはジャズピアニスト。ただしこれきっかけだとヒップホップとかテクノミュージシャンだと思ってしまうパターン。 日本人には親しい、日テレ系列の「踊る!さんま御殿」での投稿紹介時のBGM。 スクラッチとシンセフレーズが渋くて、改めて…

麻布十番物語 / 木梨憲武

AIとダンスホール、久保田利伸とファンク…シンガー・木梨憲武の新境地がズバズバ開く今は令和。 歌い方やフックが日本のヒップホップあるある過ぎると思えばやはりラッパーのAKLOが絡んでいたのはいいとして、オートチューン一つでここまで木梨イメージが変…

STFU / Shadow Sect & Dope D.O.D.

"Shut The Fuck Up" ハードなクラブミュージックファンにはお馴染みのDope D.O.D.が新たにスピット。 Shadow Sectの這いずり回るベースラインは、ドラムンベースとはまた一味違った暴発寸前の香り。 Hallucinatorを交えたリミックスは、ラップよりビートを立…

Furious / Lit Lords & Milano The Don

コラボ機会の少なくないLit Lords・Milano The Donの最新シングル。 いかにもクラシックなヒップホップらしい音使いをするのに、超イルなベースドロップに突入する斜め上な破壊力。 ましてあのドロップに入ってもラップで応戦するMilano The Donの姿勢の潔さ…

6 Foot 7 Foot (feat. Corey Gunz) / Lil Wayne

初動売上があの「Born This Way」(Lady Gaga)に次ぐなど大ヒット作になったアルバム「Tha Carter IV」の一曲。 ノリ方から表現からラップが異次元。そして高純度。昨今のサウンドクラウド系ラップは割と噛み砕きやすいものなのだと実感した。 「Life is th…

Stardust (feat. 小林私) / Yackle & GOMESS

Yackle & GOMESSが連名で発表した新EP「Originally」から1曲。 ヒリヒリするエッジィな言葉で己の存在を問う「烏の餌」から一転、GOMESSのボーカルラップで視界が一気に広がる。 シンガーソングライター・小林私の絡みつくようなフックが、Yackleのデジタル…

Love’n’bass / En?gma

疾走感あるドラムンベースのビートでラップする曲。リリックはイタリア語。 収録EP「TOTEM: Episodio Uno」では他にも「Adulterio」もいい感じ。 En?gmaの曲は前に「Gorgotha」をブックマークしていたことに気づいた。 www.youtube.com

Lead Poisoning (feat. GZA, RZA & Herobust) / Tom Morello

カバに羽が生えた伝説的な生物が目を引く、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン等のギタリスト、トム・モレロの初ソロAL最終曲。 Herobust(米)のダブステップビートにトム・モレロ印の独特なギターサウンドとラップをフィーチャーした野心的なミクスチャー…

CHASIN’ / EXILE SHOKICHI×CrazyBoy

LDH産ヒップホップの台頭CrazyBoyとEXILE SHOKICHIの組んだラップ&ボーカルEP最終曲。 トラックもラップもしっかりしてるな~と思って聴いてて、サビでしっかりEXILE系になってストンと腑に落ちる感じ。 EXILE SHOKICHIはEXILE THE SECOND所属、CrazyBoyは…

HETERODOXY (feat. Itaq) / XLIVK

今っぽいというかサイバー系のイルさが入った一曲。 空間ねじ曲がってる感じの「異端」の楽しみ方。 畳み掛け方は新鮮で、思ったより「新しい時代の例えがKOHHってもうね」がなかなか残るフレーズ。 Out NowHETERODOXYXLIVK feat.Itaq( @XLIVK @Itaq_nasu )S…

damn Right / AUDREY NUNA

ラップチューンともクラブチューンとも取れそうなフレッシュなビート。Audrey Nuna(米/韓)のラップはメロディから高速ヴァースまでのらりくらりと進んでいく。 この絶妙な空気感、どことなくヴァイラルヒットに通ずる香りがする。 あのDJ Snakeがビキビキ…

Bound For Glory / KEIJU

かつては「Young Juju」などの名義でも活動していたラッパーKEIJU。 メジャーデビューアルバム「T.A.T.O.」から、DJ RYOWやThe Anticipation Illicit Tsuboiなどの名が揃ったのが「Bound For Glory」。 夢や目標にポジティブに向かっていく系のラップをラッ…

I Like Boys / Todrick Hall

歌やダンス・演技までこなす、オープンリーゲイのエンターテイナー・トドリック・ホールのオリジナル曲。 「I like boys who like boys」とリフレインする通り、ファビュラスでダンサブルなカムアウトソング。 ビヨンセやテイラー・スウィフトから影響を受け…

ごはんだよ / chelmico

最新アルバム「maze」(マゼ)きってのジェットコースター系クレイジーチューン。 気鋭のクリエイター長谷川白紙のアヴァンギャルドな手腕が、「ごはんだよ」という言葉をここまでショッキングに響かせる。それも4分半弱で。 こんなにカオスだけど聴いた最後…

Rainy Friday / ちゃんみな

ちゃんみな最新EP「Angel」は、HIPHOP~R&B系のヴォーカルを軸に展開。 表題曲「Angel」が終わると「Very Nice To Meet You」で急転、同じ金曜日でも翳りやけだるさがグッと前に出るのが3曲目。 ラップの顔とは違う、等身大でありながら時にドラマチックな表…