RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

Separate Ways (Worlds Apart) / Odium (9/11)

Dogfightで異彩を放っていたOdiumが、最近はソロでリリースを続けている。 原曲を忠実にブレイク部分にコンバートしたりPsycore系のドロップを挟む演出が、曲を引き締めて説得力を感じさせる。 原曲はJourneyというバンドの曲で、なんと「PVがダサすぎる曲」…

Bury It (Alice Longyu Gao Remix) / Courtney Paige Nelson (9/10)

ダークで儚げな原曲が跡形もなく完全変化。Dariacore~Hyperflipみたいな方針? ややもすればグロテスクな印象もありつつ、ポップの形をアップデートした流石はAlice Longyu Gao。 ラスト10秒でガリッとビートチェンジする追い討ちも好き。 open.spotify.com…

THE END / 百鬼夜行 & Jimmy Rotten (9/9)

ビートチェンジを繰り返し4バース一気になだれ込む、ダークでメタリックな超攻撃的ラップ。 Yokai Jakiとかrirugiliyangugiliを聴いてた流れで発見。 このスリリングで冷酷な音の差し込み方、ビートメイカーとして名を連ねるG4CH4の存在も気になる。 www.you…

バラード 第1番 ト短調 Op.23 / Frédéric François Chopin(演奏:辻井伸行)(9/8)

訳あって久々にクラシックに触れようと思い立ち、数曲聴いていたうちの一つ。 ショパンコンクールで高評価を受けるなど、ショパンに縁が深く録音も数多く発表している辻井伸行。 感情の起伏に富み、終盤にはかなり激烈になるこの曲を、活き活きと見事に表現。…

Believe the Rainbow [LONG Version] / Shoichiro Hirata feat. Sana (9/7)

洗濯機こと「maimai」(セガ)の曲。サービス終了の間近に発表されたこともあり、エンディング的な趣を持つ。 平田祥一郎とSana(新谷さなえ)のコラボといえば2人がコナミに在籍していた時代からなじみ深くて、オシャレでありつつ暖かい曲想は昔からも通じ…

Mango / Jenn Morel (9/6)

JSTJRの「Tiguere」をきっかけに知ったシンガー。 粒立ったボーカルとビートは、まさに剥いたばかりのマンゴーのようにフレッシュ。 マンゴー食生活のMVは長回しのノンストップ。 www.youtube.com

Barbie & Ken / Scene Queen x Set It Off (9/5)

ガーリーでキラキラなのに猟奇的なScene Queenの音楽スタイル。 カラフルなポップさとブルータルさをこれでもかと撒き散らしながら、”バービー”と”ケン”という2人の男女の奇妙なやりとりが展開されてゆく。 メタルやスクリームをこれ見よがしに取り入れる姿…

LALISA / LISA (9/4)

韓国のガールズユニットBLACKPINKのメンバー・LISAのソロ曲。 何十回も連呼される”Lalisa”は本名そのものだし、端から端までキャッチーが極まる。「ヘイ!」とか「フゥ!」みたいなサンプルも負けじと強烈。 LISAはタイ出身で、イントロから鳴り続けているパ…

Lonely Soldier / Runeforce feat. Lune (9/3)

この日RoughSketchがDJイベントで使った曲で、RIZARDIも大のお気に入り。 Runeforceはこの曲が初リリースのはずなのに威力が高すぎる。何よりメロディのパワーは本場のハードコアを見渡してもそうそうお目にかかれないレベル。 悲壮に歌い上げたLuneがビルド…

Ultimate ft. Snow Tha Product / Steve Aoki & Santa Fe Klan (9/2)

スティーヴ・アオキがゴリゴリのレゲトン。 大事な粘りあるビートはもちろんのこと、時々見せるアコギの切なさもポイントが高い。 最近のカラフルなジャケットは、スティーヴ・アオキのニューアルバム「HiROQUEST: Genesis」につながっているらしく…? www.y…

TENCHI MUYO / 1 800 PAIN (9/1)

出で立ちはラップながらブレイクコア的なビートを駆使し、エディットの強さはハイパーポップっぽく…? まあ説明は難しいけど、バキバキ感とエナジーはイイ感じ。 現地ではどういう立ち位置で見られているのか気になる(そもそもこの手のアーティストは素性が…

MONKEY BASICS / Monkey Bizness (9/1)

ハードコアゴリラ・Monkey Biznessのかなり過激なUptempo EP「WELCOME TO THE JUNGLE」。 Brutaleからデビューした頃から陽気さは一貫して変わっておらず、Rude Vibesに移ってからさらに個性を磨いている感じがする。 第2ドロップの流れが自由過ぎてツボ。 w…

Gimme Some / Crystal Kay & Daichi Yamamoto (8/31)

日本にルーツを持つグローバルな2人のシンガー。特にCrystal Kayは、日本でのヒットを知っているとこの曲とのギャップに驚くかもしれない。 この2人をこんなにもドープな形でまとめ上げたKMの恐るべき手腕、切れ味。 自信に満ち鋭い言葉を次々と吐き出しつつ…

Dominant Animal / 西川貴教 (8/30)

海外プロデューサー陣とそこに西川貴教本人が作詞に加わるという、他の収録曲とは一線を画す制作陣が目を引いた。 ラップ的な歌い回しを取り入れ、韓国のボーイズグループっぽくなってるかもしれない。 ライブではダンサーを従えてほしいかも。 open.spotify…

アナタボシ / MilkyWay (8/29)

アニメ「きらりん☆レボリューション」から生まれたハロプロのユニットであり、同アニメの主題歌にもなっている。 189BPMという高速で4つ打ちするヴォーカル曲は珍しいのではないかとずっと思って、長いこと覚えていた。 ついでにイントロのメロディにはバグ…

大和撫子魂 / 小坂りゆ (8/29)

小坂りゆといえばコナミ発のボーカルグループ”BeForU”のメンバーの一人で、配信されていることを偶然知った。 ヘヴィーなロックサウンドの端々に入るシンセサイザーやFXの風合いが好きで、今でもよく覚えていた。 作曲のLOVE+HATEは前田尚紀だと思う。 www.y…

紫のタンゴ(New Ver.)/ 氷川きよし (8/28)

去年リリースされたポップスアルバム「You are you」。MVよりもアルバムの方がテンポが速く、新しめのビートになる。 氷川きよしの現在進行形たるポップスに歌謡曲のエッセンスが加わるも、それは決して昔の作風に戻ったのではない。 妖艶な”2面性”を打ち出…

Get The Party Started / Shirley Bassey (8/27)

オリジナルはピンク(P!nk)。 ピンクがワイルドなポップに仕上げているのに対し、シャーリー・バッシーのカバーはまるで別の曲のようにスリルかつゴージャスさをグンと押し出している。 映画「007」シリーズの主題歌を歴任していたことを知って、そのスリル…

Make It Harder / Rekkt (8/26)

Gearbox Overdriveからほぼ新人で登場したらしい、とんでもない大穴に出会った。 これぞUptempo!と言える気性の荒さとヤンチャさに思わず「これこれ!」とガッツポーズ。 Uptempoにラテンっぽいブレイクを入れることは相性的に珍しくはなくて、ちょっと夏向…

Die To Feel Alive / Fraw & So Juice (8/25)

この頃超級にゴツいRawstyleを書く2人が出会う。 「生を感じるために死ぬんだ」という意味深なメッセージで切なくなりつつ、破壊的ドロップですべてを解決する。 Xtra Rawはすべてを解決する。 www.youtube.com

Lion Heart (ft. Jeremy Oceans & KARRA) / KSHMR x DIVINE x LIT killah (8/24)

KSHMRの曲はダンサブルでありつつ、ある種の”優しさ”や親しみやすさがあって好き。 この歌はカントリー感あるコーラスからヒンディー語ラップ・スペイン語ラップなど、ボーカル4人がみな違う歌い方・メロディで混じり合っているとんでもない構成だと気づく。…

Fire Again ft. Ashnikko / VALORANT (8/23)

話題のFPSゲーム「VALORANT」の国際大会のために作られた曲で、ボーカルはAshnikko。 ズンズン迫るトラックにAshnikkoの気迫の歌唱が緊張と解放を演出していて燃える。 調べてみると作曲はGrabbitzという人で、Monstercatから多くの曲を出しているらしい。 w…

check1 (GRRL Remix) / umru, Tommy Cash & 645AR (8/22)

チェクワントゥチェクワン!!チェクワントゥチェクワン!! umruの最新EP「comfort noise」のリミックス集。 クセ強で生々しい、ややもすればグロテスクな原曲のビートが、元の形を忠実に残しながらも幾分ダンサブルになった。そう、この”元の形を忠実に残しながら”は難しかったはずであ…

Hot Shit (feat. Kanye West & Lil Durk) / Cardi B (8/21)

カーディ・Bによるシングルは「Up」以来約1年半ぶり。 ギラついていて迫力あるラップはまさしくカーディ・Bらしさ。 カーディ・Bに男性ラッパー2人Lil Durk→Kanye Westと続き、高めの声と低めの声で対比が取れている。 www.youtube.com

Bassdrum Addiction / Rejecta & Restrained & Karun (8/20)

アルバムリリースを控えているRejectaの最新曲で、RestrainedとKarunの影響によるState of Anarchyらしさが溢れている。 磨かれたサウンドとその美しさで、初めて聴いた時には息を呑んだ。 トレンドにもジャストミートしているし、これぞ最先端といっても過…

Fake Industry / Tharoza & Juliëx (8/19)

キックの質感がBarbaricっぽいイメージもあるが、Darkside Unleashedからの曲。 ブレイク明け直前にオールドスクール系のキックを使ってフェイクかますのを後半の伏線にするアイデアが、印象としてなかなか効いてる。 ジャケットを見て、数日前に見ていた「…

The Pit (feat. Method Man) / Doctor P and Adam F (8/18)

リリース当時から興味があった曲。さらにMethod Manといえば、ウータン・クランのメンバーに名を連ねる大物ラッパーだったりする。 ドラムンベース~ダブステップのビートにダーティなラップが乗ることで、恐ろしいほどの熱狂感を実現。 ベースミュージック…

Sixth Gear (Trespassed Remix) / Luminite & MC Focus (8/17)

「Sixth Gear」は、RawstyleとHardcoreの間に立つ2017年当時としては稀なポジションの曲だった。同時にGearboxのサブレーベル「Overdrive」のスタンスを位置づけている。 Trespassed(蘭)といえばMBKとの「Basement」で注目を浴び、Uptempo方面で優れた活躍…

Sweet Dreams / System Shock (8/16)

2018年の曲でありながら、2010年代前半のハードコアの色を感じる。その頃のハードコアはRIZARDIが海外のトラックに傾倒してきた頃であるだけに、この体に刻まれている。 確かにSystem Shockはその頃のコンピレーション「This is Hardcore #TiH」にも参加して…

告白 / 平井堅 (8/15)

ドラマ「Wの悲劇」主題歌に起用された平井堅のシングル。 ビートがクールでスタイリッシュさがありつつメロディはウェットで情動的…と書くと、きのうの”大河の一滴(桑田佳祐)”と似たツボを押された感じがある。 平井堅 作詞作曲・亀田誠治 編曲となってお…