RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

ELECTRONIC

Symphony No.9 / REMO-CON (8/14)

ベートーヴェンの有名すぎるクラシック曲「歓喜の歌」こと「交響曲第9番 第4楽章」が、日本のDJ”REMO-CON”の手によりクラブミュージックへコンバート。 あの合唱が太いHardstyle系のビートに乗せて響くことを想像するだけでも歓喜が浮かぶ。 DJとしての感覚…

Tri Poloski / Davay

ロシアンハードベースをさんざんコスった身でありながら、バズの火付け役にもなったこの曲のタイトルを知らなかったのは不覚。 つくりはシンプルながらもこの勢い、ネタとしてヒットする素質は確かにある。 皆さんも一緒に「Davay, Hardbass!!」 youtu.be yo…

all the time (feat. dvnots & broken spear) / recovery girl (7/23)

galen tiptonが別名義「recovery girl」として、まぶしい世界観のミックステープをリリース。 ポップかつエクスペリメンタルなバランスが楽しくて、ついつい摂取したくなる。 Lil MarikoにPUTOCHINOMARICÓNにGFOTYもいるし、Hyperpop祭はここだ。 o0o0o0o0.b…

セロテープデート / ウ山あまね (7/21)

国産Hyperpop方面アーティスト・ウ山あまねの世界が轟く。 EP「Komonzo」はいきなりこの歌で幕を開け、突拍子もないような情景をビキビキのプラスティックサウンドとともに描き出す。 それでも本人がアジカンからの影響を明かしているように、しっかりとJ-PO…

Let Me Know (feat. Masayoshi Iimori) / 鳳凰火凛 (CV : 健屋花那)、瀬戸海月 (CV: シスター・クレア)、大賀ルキア (CV: 星川サラ)

電音部では公式リミックスを発表済みのMasayoshi Iimoriが、オリジナルの新曲をひっさげて再登板。 HyperpopやHardbassを織り交ぜたドロップが、歌を食わんばかりの破壊力で迫ってくる。 Masayoshi Iimoriは最近Hyperpopを各方面にプッシュしており、日本へ…

FISH IN LAKE / GFOTY

「私と魚の料理を食べましょう」と迫る、何ともミステリアスなナンバー。 4小節のコード進行を繰り返しながら、ビートの隙間がだんだん密に埋まってくる飽きさせない展開。 GFOTY(Girlfriend Of The Yearの略)はPC Musicでその名を広め、SOPHIE「HARD」の…

Shockwave / Marshmello (7/6)

マシュメロの最新アルバム「Shockwave」の最後を飾る表題曲。 切なく幕を開けて、粘り強くも可愛らしく弾けるフューチャートラップ系ドロップはマシュメロ節。 アルバム全体で見ても、ヒップホップやハウス・ダブステップまで巻き込んだお祭り感のある一作と…

Over and Out (feat. Charlott Boss) / KSHMR x Hard Lights

3月にアルバム「Harmonica Andromeda」を出したばかりのKSHMRが、Hard Lightsらと組んだシングル。 歌詞はSFファンタジーの色が強い一方、ブレイクの音はなんともスプーキー(=ハロウィン的な)。 アップリフティングでもただ単純にアゲているだけじゃない…

Roses (Imanbek Remix) / SAINt JHN

カザフスタンで生まれたプロデューサーの新星・Imanbek(イマンベク)が、19歳にして一躍のし上がったきっかけがこのリミックスにある。 非公式のリミックスだったにもかかわらず、動画サイトなどで火が付いた結果、SAINt JHNの原曲を超えるメガヒットに化け…

Distant Memory / R3HAB x Timmy Trumpet x W&W

2分40秒と短いのにセンチメンタルで、かつアッパーなビッグルームハウスへの回帰を思い起こさせるビッグチューン。 バキバキにはせずポップで”スレンダー”なトラックメイキングなのに、これだけのうねりと存在感が出るエディットは熟練を感じる。 R3HABは最…

My Ordinary Life / The Living Tombstone

イスラエルの音楽ユニットThe Living Tombstoneが2017年に発表したシングル。 どこかカートゥンチックなビジュアルとは裏腹に、泣きなコード進行を取り入れたセンチメンタルなトラックが味。 「Five Night At Freddy's」のように、ゲームをテーマにした曲を…

TOXIC feat. Dorian Electra prod. Dylan Brady / Pussy Riot

突如現れる猟奇的なビートに惚れ惚れして、絶賛ヘビロテ中。Dorian ElectraとDylan Bradyという人選も最強。 この曲を通じてPussy Riot(露)の中心人物Nadya Tolokonnikovaは”自分をToxic(=有毒)にしてしまうような誰かとの関係に別れを”というメッセー…

Automaton / 1788-L (06/01)

じわりじわりとシーンを更新していく1788-Lの最新EP「Parallel: S」。 最初の1秒から”これぞレトロフューチャー”と囁かんばかりの音像が耳を引く。 EPのもう1曲が「Human Machine」ってタイトルだったり、文脈としても世界観にどっぷり浸れる。 www.youtube.…

Suffocate / WHIPPED CREAM

カナダの女性DJ/プロデューサー・WHIPPED CREAMの知名度を押し上げた1曲。 最近ではラッパーと組んだトラップのリリースが多いが、この曲ではまるで映画のトレーラームービーのような荘重なエレクトロニックビートを展開。 無駄を削ぎ落しつつ圧力を高めた…

I'm On 1 Percent / DESH, L'indécis & delaney.

ローファイヒップホップの第一人者ランデシ(仏)の関わった新曲。 優しく落ち着いたジャジーなアンサンブルのおかげで雰囲気は完璧だし、あっという間にリピートしたくなる(このテの他の曲にも言える)。 この曲はストリーミングサービス以外では展開して…

柴又 / 2号.

柴又の商店街主催でMADを作る企画があって、そこで用意された素材を使って作られたという経緯がある。 流行ってさほど時が経っていなかったFunkotのビートを取り入れ、音MADネタとしても音楽作品としても注目されていたことに納得。 中盤、ブレイクでキレイ…

Fortress Europe / Asian Dub Foundation

ゴジラのテーマ曲リミックスをきっかけに見つけたアーティスト。 重いブレイクビーツが炸裂するハードなナンバーで、バンドで電子音楽やる感じはThe Prodigyを彷彿とさせる。 Asian Dub Foundationはトライバルな音の比率が高めで、なおかつダークで社会派な…

Cyberpunk / Modul8 & Beatcaster

最近KutskiのKeeping The Rave AliveからもリリースしたModul8(露)らの超展開。 エレクトロ・ハードコア・ドラムンベースを一本で繋ぐトラックメイキングが刺激的。 このロゴ、あのゲームと全く同じロゴでは??? www.youtube.com

Too Bizarre / Skrillex, Swae Lee & Siiickbrain

王の帰還感もあるSkrillexニューシングル第二撃。 Swae Leeのスムースな歌とSiiickbrainのシャウトの対照が鮮やかに決まる。この辺はポップやヒップホップ、エモにも満遍なく通じる。 宇多田ヒカルとの「Face My Fears」といいこのくらいのテンポで聴かせる…

Cordura / 7mai

SOUND VOLTEX, Arcaeaといった音楽ゲームにも名を連ねる7maiが、Sound Ave.のコンピレーションに提供した1曲。 トランジェントパッキパキのシンセがけたたましく刻まれるも喧しくなく、流麗なコードワークと馴染むワザがキラリ。 王道とは違ってそれでもオシ…

Find You / nmk feat. かなえゆめ (5/9)

ユーロビートなどを数多く手がける同人系クリエイターnmk。 歌が抜けるパートでハードスタイルのビートが織り交ざって、ダイナミックさを演出。「E-HardPop」を知る。 ダンス方面にもポップス方面にも強く根を張ってる感じが良くて、配信済みの曲も多いしも…

Big Brother-可逆的分離態様 / 核P-MODEL

平沢進が描くジョージ・オーウェル的世界。飛び交う高速シンセよりギターリフが前に出た別アレンジ。 付点4分+8分のバスドラムパターンが曲を引っ張るも、そのスピードと勢いすら不穏になるのがまさに核P。 実は収録CDが限定配布品だったため、今や非常にレ…

Bad Girl Drumma (with Juvenile) / Wuki

Wuki(米)は去年、マイリー・サイラスのリミックスでグラミー賞にノミネートされている。 そんなWukiの1stアルバム「WukiWorld」から、粘りあるバウンス系ビートでいきなり攻めていくのが「Bad Girl Drumma」。 IQ低い音から重い音までツルっと楽しめる、実…

Renegade VIP / SO-SO

ヒューマンビートボックスの定義を更新し続ける話題の新星SO-SOと、そのパフォーマンスの一つ「Renegade」。 所属チーム「SARUKANI」のEPでまさかの暴れ系ハードコアサウンドにエディットされ、さらに衝撃が走る。 ハードコアとヒューマンビートボックスがリ…

Pull Up / Shizz Lo & Sweet Teeth

サブベースがストップ&ゴーする曲たまりません。 曲後半に行くにつれて音がフリーキーになる構成が飽きない。 Shizz Loという字面がどことなくラッパーっぽく見えたけど、Shizz Lo(米)はトラックメイカーの人。 youtu.be

Forgive / 4*

Happy~UKで世界進出を果たす若きコンポーザー4*。最新作はあのElectric Foxから。 多幸感あふれるキラキラしたメインパートと切ないボーカルサンプルはまさに鉄板で、グイグイとテンションを引っ張る安心感がある。 ひっそり”Tatsunoshin”という新名義もお…

YEET 2.0 / Ben Nicky x Technikore x JTS

Technikore & JTSによるヒット「#YEET」にBen Nickyが新機軸を放り込んだ、まさかの最新バージョンが登場。 UK Hardcore、Psy、Hardstyle、Trap等々さまざまなクラブサウンドのオイシイ所が融け合った欲張りさんで、規模・ジャンル問わずパーティに広く親し…

Parpaing (feat. George "Corpsegrinder" Fisher) / Igorrr

電子ビートを扱うメタルユニットと化しているIgorrr…それもそのはず、今はMetal Blade Recordsに所属しているらしく納得の頷き。 2019年のアルバム「Spirituality and Distortion」には、なんとカンニバル・コープスのヴォーカリストがゲストで参戦。純度が…

Свет на лицо / Skurt

Betavoice(露)のイケイケな別プロジェクト「Skurt」。 Hardbass→Trap→Hardstyle→Hardcoreをひと息に横断する、やりたい放題ロシアンレイヴスタイル。これを楽しまずにどうする… むしろBetavoiceのリリースでは、あえて溢れんばかりの露西亜色を封じている…

ウ”ィ”エ” / バーバパパ

なぜ不気味なMV?なぜロシアンハードベース? 雄弁に語らず、YouTubeのクラブミュージックファンの間で奇妙な話題性を残す空気感を体感。 まだ日本に馴染みのないハードベースのビートが世間を侵食する起爆剤となるか?’(でもサムネはここでは出さない) ht…