RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

Ultimate ft. Snow Tha Product / Steve Aoki & Santa Fe Klan (9/2)

スティーヴ・アオキがゴリゴリのレゲトン。 大事な粘りあるビートはもちろんのこと、時々見せるアコギの切なさもポイントが高い。 最近のカラフルなジャケットは、スティーヴ・アオキのニューアルバム「HiROQUEST: Genesis」につながっているらしく…? www.y…

TENCHI MUYO / 1 800 PAIN (9/1)

出で立ちはラップながらブレイクコア的なビートを駆使し、エディットの強さはハイパーポップっぽく…? まあ説明は難しいけど、バキバキ感とエナジーはイイ感じ。 現地ではどういう立ち位置で見られているのか気になる(そもそもこの手のアーティストは素性が…

MONKEY BASICS / Monkey Bizness (9/1)

ハードコアゴリラ・Monkey Biznessのかなり過激なUptempo EP「WELCOME TO THE JUNGLE」。 Brutaleからデビューした頃から陽気さは一貫して変わっておらず、Rude Vibesに移ってからさらに個性を磨いている感じがする。 第2ドロップの流れが自由過ぎてツボ。 w…

Gimme Some / Crystal Kay & Daichi Yamamoto (8/31)

日本にルーツを持つグローバルな2人のシンガー。特にCrystal Kayは、日本でのヒットを知っているとこの曲とのギャップに驚くかもしれない。 この2人をこんなにもドープな形でまとめ上げたKMの恐るべき手腕、切れ味。 自信に満ち鋭い言葉を次々と吐き出しつつ…

Dominant Animal / 西川貴教 (8/30)

海外プロデューサー陣とそこに西川貴教本人が作詞に加わるという、他の収録曲とは一線を画す制作陣が目を引いた。 ラップ的な歌い回しを取り入れ、韓国のボーイズグループっぽくなってるかもしれない。 ライブではダンサーを従えてほしいかも。 open.spotify…

紫のタンゴ(New Ver.)/ 氷川きよし (8/28)

去年リリースされたポップスアルバム「You are you」。MVよりもアルバムの方がテンポが速く、新しめのビートになる。 氷川きよしの現在進行形たるポップスに歌謡曲のエッセンスが加わるも、それは決して昔の作風に戻ったのではない。 妖艶な”2面性”を打ち出…

Get The Party Started / Shirley Bassey (8/27)

オリジナルはピンク(P!nk)。 ピンクがワイルドなポップに仕上げているのに対し、シャーリー・バッシーのカバーはまるで別の曲のようにスリルかつゴージャスさをグンと押し出している。 映画「007」シリーズの主題歌を歴任していたことを知って、そのスリル…

Make It Harder / Rekkt (8/26)

Gearbox Overdriveからほぼ新人で登場したらしい、とんでもない大穴に出会った。 これぞUptempo!と言える気性の荒さとヤンチャさに思わず「これこれ!」とガッツポーズ。 Uptempoにラテンっぽいブレイクを入れることは相性的に珍しくはなくて、ちょっと夏向…

Die To Feel Alive / Fraw & So Juice (8/25)

この頃超級にゴツいRawstyleを書く2人が出会う。 「生を感じるために死ぬんだ」という意味深なメッセージで切なくなりつつ、破壊的ドロップですべてを解決する。 Xtra Rawはすべてを解決する。 www.youtube.com

Lion Heart (ft. Jeremy Oceans & KARRA) / KSHMR x DIVINE x LIT killah (8/24)

KSHMRの曲はダンサブルでありつつ、ある種の”優しさ”や親しみやすさがあって好き。 この歌はカントリー感あるコーラスからヒンディー語ラップ・スペイン語ラップなど、ボーカル4人がみな違う歌い方・メロディで混じり合っているとんでもない構成だと気づく。…

Fire Again ft. Ashnikko / VALORANT (8/23)

話題のFPSゲーム「VALORANT」の国際大会のために作られた曲で、ボーカルはAshnikko。 ズンズン迫るトラックにAshnikkoの気迫の歌唱が緊張と解放を演出していて燃える。 調べてみると作曲はGrabbitzという人で、Monstercatから多くの曲を出しているらしい。 w…

check1 (GRRL Remix) / umru, Tommy Cash & 645AR (8/22)

チェクワントゥチェクワン!!チェクワントゥチェクワン!! umruの最新EP「comfort noise」のリミックス集。 クセ強で生々しい、ややもすればグロテスクな原曲のビートが、元の形を忠実に残しながらも幾分ダンサブルになった。そう、この”元の形を忠実に残しながら”は難しかったはずであ…

Hot Shit (feat. Kanye West & Lil Durk) / Cardi B (8/21)

カーディ・Bによるシングルは「Up」以来約1年半ぶり。 ギラついていて迫力あるラップはまさしくカーディ・Bらしさ。 カーディ・Bに男性ラッパー2人Lil Durk→Kanye Westと続き、高めの声と低めの声で対比が取れている。 www.youtube.com

Bassdrum Addiction / Rejecta & Restrained & Karun (8/20)

アルバムリリースを控えているRejectaの最新曲で、RestrainedとKarunの影響によるState of Anarchyらしさが溢れている。 磨かれたサウンドとその美しさで、初めて聴いた時には息を呑んだ。 トレンドにもジャストミートしているし、これぞ最先端といっても過…

Fake Industry / Tharoza & Juliëx (8/19)

キックの質感がBarbaricっぽいイメージもあるが、Darkside Unleashedからの曲。 ブレイク明け直前にオールドスクール系のキックを使ってフェイクかますのを後半の伏線にするアイデアが、印象としてなかなか効いてる。 ジャケットを見て、数日前に見ていた「…

Sixth Gear (Trespassed Remix) / Luminite & MC Focus (8/17)

「Sixth Gear」は、RawstyleとHardcoreの間に立つ2017年当時としては稀なポジションの曲だった。同時にGearboxのサブレーベル「Overdrive」のスタンスを位置づけている。 Trespassed(蘭)といえばMBKとの「Basement」で注目を浴び、Uptempo方面で優れた活躍…

Sweet Dreams / System Shock (8/16)

2018年の曲でありながら、2010年代前半のハードコアの色を感じる。その頃のハードコアはRIZARDIが海外のトラックに傾倒してきた頃であるだけに、この体に刻まれている。 確かにSystem Shockはその頃のコンピレーション「This is Hardcore #TiH」にも参加して…

告白 / 平井堅 (8/15)

ドラマ「Wの悲劇」主題歌に起用された平井堅のシングル。 ビートがクールでスタイリッシュさがありつつメロディはウェットで情動的…と書くと、きのうの”大河の一滴(桑田佳祐)”と似たツボを押された感じがある。 平井堅 作詞作曲・亀田誠治 編曲となってお…

TATTOO / 中森明菜 (8/13)

旅行先でたまたま観たAmazon Primeの「ザ・マスクド・シンガー」にドハマりしてしまい、シーズン2の最新話までイッキ見してしまう。なぜ今までチェックしなかったのか。 大きな帽子をかぶった貴婦人のような「アンブレラ」というキャラクターがパフォーマン…

Wheelie (feat. 21 Savage) / Latto (8/12)

女性ラッパーLatto。バイラルを巻き込んでたくましく立ち回る様は、知名度が急騰してきたCardi Bを彷彿とさせる。 のっけからカウベル的な音でメロディを作るPhonk的アプローチ。これが大胆でパワフル。 収録アルバム「777」には他にもChildish GambinoやLil…

Extreme Rave Pit / Nakiqlie (8/10)

Nakiqlieは青森のハードコアDJ&コンポーザー。 アーリーの軽快さからUptempoやRawstyle的な音も巻き込んだ全開のお祭り感が気に入った。 そのお祭り感で、東北地方はアクティヴなハードDJが割といっぱい集まってる印象を思い出す。 www.youtube.com

HOTDAMN! / Tropkillaz (8/7)

Tropkillazに関しては、最近ブラジルの音楽としてよく見かける印象。 以前はこういう粘り全開のTwerkやTrapも出していて、フロアキラーなイメージが強かった。 ジャケットのレイアウトはあの「MAMBO」や「HARDCORE」と同じで、好きな曲ばかり。 www.youtube.…

Keep On Fighting / Firelite & Losty (8/6)

この日は「DefDistortion」というイベントに行き、オーストラリアからFireliteの来日アクトを目撃した。 Fireliteの曲にはハードでありながらポップさと美しさが共存する絶妙なバランスがあって、それを大迫力で感じられたのは幸せだった。 近年はEDMやRawst…

Ilu de Oyá (feat. Alexandre Garnizé) - Dengue Dengue Dengue Remix / MAGA BO (8/5)

Twitterで見つけた。 ブラジル発のアフロでトライバルな熱気と、ベースミュージック的な響きの爆発力の凄まじさ。 Barong FamilyやGroup Chatが好きな人にはこの曲を発見してもらいたい。 soundcloud.com soundcloud.com

De Vernieling / Bazzy & Brutaal (8/4)

最近Tha Playahのリミックスが採用されたBazzy。この曲はBazzyで一番印象に残った。 BarbaricのリリースでありながらAfterlifeの色合いも強く、こういう壊れ具合が個人的ブーム。 タイトルはオランダ語で「破壊」を意味し、Brutaalはほとんどをオランダ語で…

Lofi Rumba / Dr. Peacock & Tanukichi (8/3)

22曲の大ボリュームアルバム「Medication Time」から、Tanukichiとの初のコラボ曲。 "Trip to Valhalla" "Illusion of Time"のような近年目立つキレイな曲とは趣を異にする、風変わりなエスニック感が耳に留まる。 サンプリングされているのはもちろん、日本…

グミ超うめぇ / ピーナッツくん (8/2)

ワードチョイスの切れ味が良く、イルな声質も相まってバイラルの香りが抜群。 そこに、ある時はゆるキャラある時はVtuberといった”キャラクターとして確立している”という強度。ここまでくると魔力。 個人的推しグミはハリボーゴールデンベアとコーラアップ…

VIP *-* / Luísa Sonza & 6LACK (8/1)

Luísa Sonza(伯)のアルバム「DOCE 22」のトラックリストを見ると、曲名にいっぱい顔文字が入っている。 6LACKを客演で迎えた「VIP *-*」は、重心の低いビートとコーラスワークに没入感を覚える一曲。 他に客演で参加しているPabllo VittarやLudmillaの曲に…

starship.6 / Plus-Tech Squeeze Box (8/1)

リリースは2004年で、昔何かのテレビ番組のジングルとして聴いたことがあったかもしれない曲(こういう曲は同アルバムに他にもある)。 日本語のボーカルラインは存在するものの、全編通して大量のサンプリングで埋め尽くされ、構成も全く予測がつかない。”…

Bring Back / MADKID (7/31)

バンドだと思っていたらダンスボーカルユニットだった。 活力がみなぎってて、特に要所要所のラップパートの切れ味が鋭いのが高得点。 このBPMで踊り続けるのだいぶ大変な気がする。 www.youtube.com