RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

ROCK

Fortress Europe / Asian Dub Foundation

ゴジラのテーマ曲リミックスをきっかけに見つけたアーティスト。 重いブレイクビーツが炸裂するハードなナンバーで、バンドで電子音楽やる感じはThe Prodigyを彷彿とさせる。 Asian Dub Foundationはトライバルな音の比率が高めで、なおかつダークで社会派な…

光の悪魔 / εpsilonΦ

アプリゲーム「アルゴナビス from BanG Dream! AAside」からの1曲。 カラオケボックスで聴いてTK(凛として時雨)プロデュースと知ったものの、パッとεpsilonΦを調べると”テクノポップ”バンドらしく、まだまだいろいろな面があるように見える。 ヴォーカルを…

粧し込んだ日にかぎって / アイナ・ジ・エンド

BiSHとして際立って鮮烈な歌声を届けてきたアイナ・ジ・エンドが、本格的にシンガーソングライターの道に立つ。 幅広くPOPを展開する中でも、この曲は90〜00年台のバンド系ポップを思わせるセンチメンタルなサウンドに仕上がっている。 「愛してるよ…」のリ…

分からない / ろん×黒魔

セガから始動した「言ノ葉プロジェクト」からの1曲。他の楽曲とは世界観が続いていて、ゲーム・小説などとのメディアミックスも展開されている。 痛快なラウドロックチューンで、サビの真ん中に派手なカットアップがあって初聴きで驚いた。 実のところ、黒魔…

SPELL MAGIC / Acid Black Cherry

Janne Da Arc・yasuのソロプロジェクト「Acid Black Cherry」。 激しさ・抒情性・エロスという点でいきなり抜きん出た一作で、鮮烈で過激なデビューになったのは疑いない。 アーティスト名の頭文字「ABC」を詞の内容に絡めるといった言葉使いには隙がない。 …

Nuclear / Mike Oldfield

きっかけはN-Vitral(蘭)らが新曲「I'm Nuclear」でカバーしたこと。初め「こんなメロディも書けるのか」と思っていたら、そもそも大御所の曲だった。 詞を読むと、モノトーンの土と灰が広がる核爆弾の放たれた跡が見えてくる。その悲惨さ・虚しさがギター…

Itch for the Cure (When Will We Be Free?) 〜 Kingslayer (feat. BABYMETAL) / Bring Me The Horizon

ダニ・フィルス、ホールジーなどワクワクするコラボを連発したBMTHが、今度はBABYMETALとの共演を実現。恐らく「Itch for the Cure (When Will We Be Free?)」は「Kingslayer」の前奏曲にあたる。 バイオレンスでも勇壮さが出てて、ドラムンベース寄りのビー…

Lead Poisoning (feat. GZA, RZA & Herobust) / Tom Morello

カバに羽が生えた伝説的な生物が目を引く、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン等のギタリスト、トム・モレロの初ソロAL最終曲。 Herobust(米)のダブステップビートにトム・モレロ印の独特なギターサウンドとラップをフィーチャーした野心的なミクスチャー…

二人の銀座(Ginza Lights) / The Ventures

海外のインストバンドでありながら、日本の音楽シーンに多大な影響を与えたザ・ベンチャーズ。 ”銀座”と名のついたこの曲(1966年)も例に漏れず、日本の歌手に歌われるなど親しまれた。ギターメロの地点でもう歌謡曲に変わらずにはいられない。 某番組で銀…

Feel It Still ("Weird Al" Yankovic Remix) / Portugal. The Man

グラミー賞を受賞した話題の「Feel It Still」が、装い新たに登場。 レディー・ガガ「Poker Face」、マイケル・ジャクソン「Beat It」などの公認パロディ楽曲で話題になったアル・ヤンコビックのサウンドに生まれ変わった。なおこの曲はパロディではない。 …

Not Over Til We Say So (feat. Emma Anzai of Sick Puppies) / Blue Stahli

Blue Stahli(米)が作り出すエレクトロニック×メタルサウンドが凄い。 Emma AnzaiのタフなヴォーカルはHR/HM系そのものでも、聴こえてくる音の端々にデジタルな風合いが宿っていて、ダンスミュージックとの親和性すら感じさせる。 ※追記:Emma Anzaiはプレ…

Machu Picchu / Ailiph Doepa

「musicる TV」で観て、初めて聴いたバンド。読みは「アイリフドーパ」。 まずは代表曲をと調べたどり着いた曲がまさかのカオティック展開。もともとホルモンとかSOADみたいなコンプレックスなロック好きなもんで俄然気になった。 全文英語かと思っていたら…

DisXloss / MisoilePunch♪ ~春巻添え~ (Vocal by はるの & 荒巻)

音楽ゲームで脚光を浴びたユニットMisoilePunch♪のセルフリリース「I Re:s」(アイリス)より。 得意とするJロックチューンで、熱気ある中でもツインボーカルが爽やかに聴かせる。 よく見ると収録曲の全てが造語になっており、正式な読み方には少々教授がい…

Alone//Dite / a crowd of rebellion

友人から名前を知ったバンド。タイトルはアーサー王伝説に出てくる剣の名前「アロンダイト」か。 高音Vo.と低音Vo.(そしてグロウル)の絡み合いの凄まじい突進力。 a crowd of rebellionといえばどこかでサビだけ聞いて、クリーンVo.を女性ボーカリストと勘…

フランス人形の呪い / 女王蜂

今やオンリーワンの存在感を示すバンド・女王蜂の初期の楽曲、かつバンド初のストリーミング配信楽曲でもある。 ピアノ&ストリングスがホラーの雰囲気を醸し出し、メロディを繰り返しながら終始ハイトーンで歌う数少ない曲。 Vo.アヴちゃんの絶叫とともにラ…

チバイズム~手ぬぐいを脱がさないで~ (スケベストver.) / 仙台貨物

宮城が生んだコミックバンド…仙台貨物の詞としては(スケベ)控えめ・それでもイズム炸裂。 実はカッコ良いバンド演奏とは一見ミスマッチなVo.イガグリ千葉の東北歌唱が、逆にクセになっちゃってる。←すっかり術中にハマる ファニーな音楽にはしっかりした音…

夜伽話 / ペンタゴン

去年解散したV系バンド・ペンタゴンのシングル「反抗声明」B面曲。 アジテーションの乗ったA面よりビートはさらに疾走。それでも流れるようなウェットなイメージ。サビのみ短3度上がる転調がイイ感じ。 激しいタイトル曲→速くキレイな2曲目→もう一発ミディア…

文車妖妃 / 中村椋

シンガーソングライター・中村椋がインディーズでリリースしたアルバム「百鬼夜曲」より、読みは恐らく「ふぐるまようひ」。 Apple Music上でたまたま見つけて、V系的な妖しさと歌謡感ある歌唱にピンと来る。和製ホラーとの相性がいい感じ。 影響を受けたア…

無告 / MY FIRST STORY

大人の事情で発売延期の憂き目に遭った、マイファスことMY FIRST STORYの2019年のシングル。 これぞJ-ROCKなエモーション、静と動。サビ「答えてよ 僕の問いに答えてよ」から一気に切なさが極まる。 英詞の混ざる曲が多い中「無告」はストレートに全日本語詞…

Parasite Eve / Bring Me The Horizon

メタルコアバンド・Bring Me The Horizon(英)の最新曲。イントロのクワイアでダークになだれ込み、鬱屈としながらも熱く豊かな曲構成で聴かせる。 曲中に一瞬バッキングが切れる箇所が数回あり、そこにホラー然としたスリルも垣間見えてくる。 一方Barong …

Push Em / Travis Barker & Yelawolf

トラヴィス・バーカー(blink-182)の手掛ける曲はロックにヒップホップ、レゲエなどと幅広く、ヒップホップらしからぬロッキンなビートが他に類を見ない感じだったのが「Push Em」(2012)。 16分で刻むパーカッション、イェラウルフのラップとの相乗効果で…

薔薇異形 / デーモン閣下×宝野アリカ(ALI PROJECT)

令和とは”悪魔”と”闇の女王”が出逢う時代だった。”ダーク”と言えば一括りにまとまってしまうものの、違った存在感が確立している分どう絡み合うか待ち望んだ。 シングルのカップリング「薔薇異形(そうびいぎょう)」はALI PROJECTの世界に閣下を迎え入れる…

MY LAND / Wienners

キャリア10年を超える日本のロックバンド・Wienners(ウィーナーズ)の最新アルバム「BURST POP ISLAND」より。 メロディやノリからパンク的なはっちゃけぶりが出ていて、深読みせず直感で向き合える感じ。 思えばイントロや間奏に高音シンセが入るタイプの…

Experiment On Me / Halsey

映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のために書き下ろされた1曲で、トラックを手掛けたのはBring Me the Horizon。 パンクもルーツに流れるHalseyはこの曲でシャウトを披露。最後の大絶叫は聴き逃せない。 ハーレイ・クインが様々な女性を…

通り恋 / indigo la End

川谷絵音が所属する数あるバンドの一つ「indigo la End」のアルバム「濡れゆく私小説」より。 「通り恋」という造語(川谷お得意の)に込められた切なさ、スローテンポなロックバラードにたっぷり情感が縋り付く。 MVは長回しのワンショットで、今にも泣き叫…

愛の賛歌 / Les MAUVAIS GARÇONNES

シャンソンなどのカバーを主にリリースしてきたガールズバンド「Les MAUVAIS GARÇONNES」(レ・モーヴェ・ギャルソンヌ)。 あまたのアーティストがカバーしたエディット・ピアフの名曲を、2分半パンクで駆け抜ける。CMにも起用されてインパクトを感じてた。…

あややこやや / 女王蜂

女王蜂(日)のシングル「火炎」より。 「先生に言ったろ」をキーワードにしたショッキングな学園サスペンス。デジタルドラムが冷たく刺さる。 フロントマン・アヴちゃん独特の世界観を、最近はトラップやエレクトロなどバンドサウンドに留まらないエッセン…

My Hero [Slushii Remix] / MAN WITH A MISSION

MAN WITH A MISSIONはクラブミュージックにも造詣が深く、これまでもKSUKEやDJ STARSCREAMなどシングルに大物DJを招聘し続けていた。 親日家でもあるアメリカのDJ・Slushiiによるリミックスは、サンプリングボイスでファンシーと見せかけてドロップがビッキ…

Love So Fine / Roger Nichols & The Small Circle Of Friends

ロジャー・ニコルズはのちに「渋谷系」と呼ばれるアーティストらにも影響を与えており、特にピチカート・ファイブは複数の曲でリファレンス。 ロックとポップスのいいとこどりな「Love So Fine」はわずか2分強で、駆け抜けるようでぐっと聴かせる展開がまと…

Dhorimviskha / 高円寺百景

日本のプログレバンド・高円寺百景の最新作より。読みは「ドリンビスカ」。 10秒先の予想もつかない超展開を繰り返す激烈な構成が深みを増し、全てが造語のタイトルも含めその世界に引き込む。 前作「ANGHERR SHISSPA」も圧巻。 youtu.be