J-POP
ドラマで話題になった「他人の関係 feat. SOIL&"PIMP"SESSIONS」はよく知っていたのに、カップリング曲をよく知らなかった。 女性3人組コーラスグループ・トランスパランスの掛け合いが「GOKAI」をコミカルに、かつプログレッシヴに聴かせている。途中「Why…
NHK連ドラ効果で再び浮上した、EGO-WRAPPIN'のヒット曲。 奔放かつ焦燥感をもたらすスウィングが熱い。狂乱のダンスホールが見えてくる。 ”サイコアナリシス”ではなく”サイコアナルシス”と表記することで、実は医学方面の検索除けになっていることにも注目し…
タレント・芸人でもあり、ミュージシャンとしての顔も持ち合わせるのが藤井隆。 一度聴いただけでグッと持ってかれてヘビロテ確定コースだったのが「絶望グッドバイ」。作詞が松本隆、作曲が筒美京平というステータスカンストな制作陣。 何となくアレンジに…
女王蜂最新シングル。先行配信は0時過ぎにプレイしたし、MVはプレミア公開を待って観た。 アー写で衣装がピンクに変わったのを見てキャピっとした路線かと油断したが最後、むしろとびきり狂おしくSAVAGEな女王蜂節にぶん殴られた。 タイトルはアヴちゃん主演…
映像クリエイターとしても活動する知人が公開している楽曲。 諧謔的でプログレッシブな世界観を持たせたテクノポップで、明るいような暗いような不思議なグラデーションがある。 邪念は掻き消さねばやっていけない、でも少しの邪念が見えるのも人の良さ。 yo…
近年は素直でポジティブなポップソングがバズを起こすも、元来はハワイアンミュージックでのし上がった平井大。 「Island Girl」はハーフビートのおかげか、ブチアゲ感の下をまったり陽気さが支えているイメージがある。平和で楽しさを追い求める空気。 ドラ…
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケがボーカルとして参加し、ワイルドに吼える2001年のナンバー。 カタチとしてはスウィングジャズっぽいのに、ロックの力が満ちてくる。 スカパラはゲストとして多くの歌手を迎え入れつつ、そこを無二のホーンセクシ…
19歳になって青春時代を回想するという内容の歌。 岩崎宏美自身も当時(1977年)19歳であり、感情移入のあまりレコーディング当日に中断が入ってしまうほど泣いたエピソードが知られている。 ポケモンの「ぼくのベストフレンドへ」も岩崎宏美の曲だったし、…
ゲーム「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」の主題歌を担当したのは、「シカバネーゼ」でコラボしたjon-YAKITORYとAdo。 タイアップ飛ばしまくりのAdoの歌、メガヒット「うっせぇわ」でも冴えたガナリのカタルシス感たるや。 JUDGE EYESシリーズは”木村拓哉が…
最近の曲ではないものの、頭の片隅に残っていた曲を引っ張り出した。 サビで「幻想カタルシス」というタイトルと同じ詞が入る部分のVI7→IIm(たぶん)があまりに強くて、印象を持ってかれた感じがした。 まさか3人編成だったとは。 youtu.be
昭和の歌かと思ったら2005年の歌だった。最後の転調がドラマチックな感じで好き。 Junは女性の名前としても付けられるから、ユニセックスな歌になるのではと徒然に。 Winkの推し曲「追憶のヒロイン」に関わった人かと思ったら、芸名が同じ別の人だった。こん…
「End of the World」は、日本のバンド・SEKAI NO OWARIが海外展開のために使っているアーティスト名。この曲も、元々日本でリリース済みの「Dropout」の別バージョンらしい。 日本では幾分きらびやかでファンタジックな曲が強いイメージがあって、こういう…
こっちもJ-POPの担い手。2021年にゴールデンボンバーがリリースしたシングル「キスミー」。 ハーフテンポのイントロ・アウトロを聴いていると、理由はなくとも"ほの明けていく希望"が浮かんでくる。 MVはおふざけ封印?? youtu.be
今やJ-POPの未来を担い、更新し続けるバンドとなったOfficial髭男dism。 最新アルバム「Editorial」は"社説"を意味していて、この時代をバンド自身の方法で説いた音なのかもしれない。 「Shower」の地に足のついた世俗的な詞が、どこか日記の一ページのよう…
元HKT48・指原莉乃がプロデュースするアイドルユニットの最新シングルからカップリング曲。 まさかのゴシックロック調で、宝塚を彷彿とさせるMVも相まって気品が香る。 サビの締めのフレーズとしてドヴォルザークの「新世界より」が引用され、クラシックを飲…
chellyがボーカルを務める音楽プロジェクト「EGOIST」の配信限定オリジナル楽曲。 ryoではなく韓国のコンポーザーM2Uが作曲を担当。 このコラボを知る前に聴きEGOISTらしさを感じたから、M2Uの作風が見事に馴染んでいる気がした。 youtu.be
10年以上前の話。さだまさしがソフトバンクのCMにオリジナル曲を書き下ろしたのを覚えているだろうか。 ¥490では食事に味噌汁もつかない。電車で出かけても帰れない。でもホワイト学割にすれば携帯(ガラケー)がひと月持てる。これでいい。 「¥490」「馬…
「関ジャム」によれば音楽関係者がこぞって注目したという、シンガーソングライター中村佳穂のアルバム「AINOU」(2018)。 そういう話からちょっと聴いて「ユニークだな~」とは思っていて、改めて聴き直すとただ前衛的なだけじゃなく、ワールドワイドでホッ…
国産Hyperpop方面アーティスト・ウ山あまねの世界が轟く。 EP「Komonzo」はいきなりこの歌で幕を開け、突拍子もないような情景をビキビキのプラスティックサウンドとともに描き出す。 それでも本人がアジカンからの影響を明かしているように、しっかりとJ-PO…
チャラン・ポ・ランタン最新シングル。 別れ 旅立ち 新たな旅を明るくハッピーに、時々センチメンタルに歌い上げるミュージカルの一幕のような歌。 「物語はこれから!」と締めたのに、「あの時マリーは死んだわ」で次の「空中ブランコ乗りのマリー 〜ふたり…
電音部では公式リミックスを発表済みのMasayoshi Iimoriが、オリジナルの新曲をひっさげて再登板。 HyperpopやHardbassを織り交ぜたドロップが、歌を食わんばかりの破壊力で迫ってくる。 Masayoshi Iimoriは最近Hyperpopを各方面にプッシュしており、日本へ…
東京じゃない。大阪じゃない。未来の首都は「名古屋」で決まり! FLASH世代に見つけて、今でも台詞含めてソラで歌えるほど覚えていたことに自分でビックリ。 作詞作曲は、「ヤッターマンの歌」「燃えよドラゴンズ!」などを手がけた山本正之。 m.youtube.com
昔からTommy february6の歌は好きで、とある店でBGMとして聴いた途端に聴き返したくなった今日。 トミフェブのサウンドはキャッチーなシンセポップ(80'sユーロとも)で固められ、改めて触れるとガーリーでドリーミーな世界観の飽くなき追求が伝わる。 だか…
キラキラ彩りに満ちた岡村靖幸のアルバム「操」から、ウェットなバラードソングを選曲。 もともとファンクやR&Bといった洋楽指向の作風の中、豊かに情景を切り取る歌詞やコード進行が円熟味のある”J-POP”を感じさせる。もっと言えば桑田佳祐(の曲)っぽくも…
”東陽町”…東京・江東区にルーツを持つ、新たなシティポップバンドを発見(Vo.ひそやかが私の高校時代の友人だった)。 アーバンで爽やかなナンバーが揃う中、「夜空が弾けても…」のリフレインが特徴的なこの歌はロマンチックな1シーン。 MVで”音頭”のために…
きのうとは打って変わってJ-POP系のラップソング。仕掛けたのは、星野源との共演も記憶に新しいSTUTS。 ドラマ出演の松たか子らが歌う主題歌という点では、Doughnuts Hole「おとなの掟」にも通じるか(どちらも松田龍平も歌唱)。 ドラマに寄り添うように、…
ハロウィンライブのために作られた、GARNiDELiA流ハロウィンソング(2020)。 シンセドラムの3連リズムがハロウィンらしくスプーキー。リフのシンセバッキングの音色が好き。 ボーカルのメイリア(MARiA)がポケモンDPのエンディングテーマを歌ってた水橋舞…
BiSHとして際立って鮮烈な歌声を届けてきたアイナ・ジ・エンドが、本格的にシンガーソングライターの道に立つ。 幅広くPOPを展開する中でも、この曲は90〜00年台のバンド系ポップを思わせるセンチメンタルなサウンドに仕上がっている。 「愛してるよ…」のリ…
エレファントカシマシのトリビュート・カバー・アルバムからの1曲で、おなじみの原曲がまさかのレゲエ調に姿を変えた。 音域が2オクターブ半もあるこの歌をアレンジを交え歌いきって、高橋一生のシンガーとしての力量も感じる。 たまたま前に「明日以外すべ…
新宿二丁目系歌謡ユニット・星屑スキャットとヒャダインの、予測不可能かつ摩訶不思議な邂逅。 耽美的で重厚なオリジナルをテクノポップで痛快に壊していったかと思えば、セリフをサンプリングしながらちょっと違ったベクトルでオリジナルを際立たせる展開も…