POPS
ビリー・アイリッシュ自身が出演するショートフィルム向けに作った曲。内容は歌ではなくナレーション。 アルバムを皮切りに風貌がこれまでメディアで見てきた姿から一新したが、もしそれが自分を見る誰かの評価を歪ませたとしても「自分の責任ではない」と説…
LizzoとCardi Bのガールズパワー全開。 この頃はバウンシーなトラップを多くヒットさせたCardi Bも、ほとほとウンザリな世間の「ウワサ」をポップにバッサリ。 ゴシップ色の強いこの曲に、神話のようなビジュアルのMVを当てるミスマッチ感もまた楽し。 youtu…
Dorian Electraはたびたびここで取り上げていて、今回はファーストアルバム「Flamboyant」からの1曲。作中もっとも短い曲。 クラシック的なイントロからシンセポップに流れ込み、高尚に「私は音楽の天才」とリフレインしてみせる。 「声を過剰にエディットす…
映画「フットルース」の挿入歌として起用され、日本ではカバーがヒット曲となった名曲。 厳しい状況でも心を燃やす。細かい意味に違いはあれど、これを青春と重ね合わせる点ではアメリカも日本も同じ傾向なのかもしれない。 クラブエディットをじっくりと聴…
スウェーデンのドラァグクイーン2人によるデュオ・After Darkのアルバム表題曲。実は結成40周年突破済。 強烈にアップリフティングなディスコチューンはAfter Dark印。歌詞はスウェーデン語だが、曲名は「甘き人生」を意味するイタリア語。 ネットでは「高ら…
galen tiptonが別名義「recovery girl」として、まぶしい世界観のミックステープをリリース。 ポップかつエクスペリメンタルなバランスが楽しくて、ついつい摂取したくなる。 Lil MarikoにPUTOCHINOMARICÓNにGFOTYもいるし、Hyperpop祭はここだ。 o0o0o0o0.b…
ショーン・ポールがダンスホールのバイブスを注入したホットなナンバー。 デヴィッド・ゲッタのビートは思わず身体を動かしたくなる固さで、燃えまくれる。 実は「Mad Love」にはシャキーラも関わっており、当初はシャキーラが歌う曲のはずだった。Becky Gの…
カザフスタンで生まれたプロデューサーの新星・Imanbek(イマンベク)が、19歳にして一躍のし上がったきっかけがこのリミックスにある。 非公式のリミックスだったにもかかわらず、動画サイトなどで火が付いた結果、SAINt JHNの原曲を超えるメガヒットに化け…
ヨーロッパでヒットを飛ばした、2013年のポップソング。実は見つけたきっかけはThyronのブートだったりする。 適度にキラキラしていて、日本人にも馴染みやすい感じ。 収録アルバム「Farbenspiel」の中では「Marathon」も好き。 youtu.be
「Mambo」「Maldad(with Maluma)」といったシングルを発表したスティーヴ・アオキ。この頃ラテンがすごい。 「Aire」はこれまた人気歌手のファルッコを呼んだ、エモーショナルなサマーチューン。 ファルッコ歌とラップで声の雰囲気がガラッと変わって、一…
イスラエルの音楽ユニットThe Living Tombstoneが2017年に発表したシングル。 どこかカートゥンチックなビジュアルとは裏腹に、泣きなコード進行を取り入れたセンチメンタルなトラックが味。 「Five Night At Freddy's」のように、ゲームをテーマにした曲を…
突如現れる猟奇的なビートに惚れ惚れして、絶賛ヘビロテ中。Dorian ElectraとDylan Bradyという人選も最強。 この曲を通じてPussy Riot(露)の中心人物Nadya Tolokonnikovaは”自分をToxic(=有毒)にしてしまうような誰かとの関係に別れを”というメッセー…
オーストリアの歌手の曲だが、実は日本ではペドロ&カプリシャスが「別れの朝」としてカバーし、なかにし礼による日本語詞で歌っている。 昭和のヒット曲にはちょいちょい洋楽のカバーがあって、海外の歌を日本人に膾炙させてしまう業界の手腕を、ある種頼も…
次世代ポップの波を呼ぶアシュニコのシングルカットリリース。Grimesともどもトレンドを突き動かすビッグコラボ。 見てくれはシンセポップながら、エッジィなヴォーカルスタイルはエモ~ヒップホップに通じる。 異形と化したAshnikko?が3Dアニメで躍動するサ…
ウズベク語の歌にアコーディオンの音色が心地よい軽快な一曲。 題は「義母」を意味し、とある結婚式が舞台となっている。 シャフゾーダはウズベキスタン出身の歌手で、この曲のようにヨーロピアンな曲もあれば、土地柄からかトルコ風・アラビア風の曲も持っ…
LGBTQカルチャーの表現者として立ち上がり、バズの申し子とかカウボーイとかそういう当初のイメージを更新していくのを肌で感じる1曲。 同性愛に繋がる示唆を色濃く織り交ぜ、タイトルとして自身の本名を冠して打ち出す凄みにリスペクトを禁じ得ない。 MVで…
韓国のガールズグループMAMAMOOの、キレキレで野性味溢れる一曲。「AYA」は韓国語で「痛っ!」的な意味らしい。 フルートのメロディで抜けるドロップ、ラテン系のビート、最後の急展開、どこをとってもツボ。 ヒット曲「Dingga」同様、アルバムリリースで日…
親日系なシンセポップデュオ・HONNE(英)の、暖かくてメロウな1曲。 同時に、ローファイヒップホップやポストR&B的を巻き込んでいる若々しいサウンドが絶妙な耳馴染みを醸し出す。 落ち着いた時間を過ごしたいときにゆるりともっと聴いてみたくなった。 www…
「Livin' La Vida Loca」のヒットで日本からの支持が厚くなった頃(2001)の熱いシングル曲。「Dame Más」は同曲のスペイン語バージョン。 ロック系のバンド編成の中で、ラテン向きなホーンやピアノのアレンジが輝く。何よりリッキー・マーティンのワイルド…
新作EP「ALIEN」リリースが控えるShygirl(英)のEP「Cruel Practice」より。 ポップスと一線を画す複雑さのキックの配置、レーザーみたいなシンセFX、低く一定のトーンで響くShygirlの歌は妖しく照らされる。 EP全曲のトラックを手掛けたSega Bodegaの存在…
グラミー賞を受賞した話題の「Feel It Still」が、装い新たに登場。 レディー・ガガ「Poker Face」、マイケル・ジャクソン「Beat It」などの公認パロディ楽曲で話題になったアル・ヤンコビックのサウンドに生まれ変わった。なおこの曲はパロディではない。 …
ポップシンガーLauv(米)のデビューアルバム「~how i'm feeling~」から、ラテンの香りが詰まったナンバー。 Lauvに負けじと赤丸上昇中のラテン系シンガーソフィア・レイエス(墨)と、静かに熱を帯びる二か国語の掛け合い。キメのリズムが強い。 ”テキサス…
歌やダンス・演技までこなす、オープンリーゲイのエンターテイナー・トドリック・ホールのオリジナル曲。 「I like boys who like boys」とリフレインする通り、ファビュラスでダンサブルなカムアウトソング。 ビヨンセやテイラー・スウィフトから影響を受け…
Clean Banditが、今人気上昇中の歌手メイベル・ラッパー24kGoldnとコラボした小気味良い新曲。 デジタル楽器と生楽器の響きが有機的に組み合わさって生まれる、ノリやすくて優しいグルーヴはClean Bandit印。 ラップもあるが歌詞の意味は掴みやすい。思えば…
イスラエル発のダンスポップを発見→驚くほどキャッチーでいて懐かしい感じ。 タイトルもアーティスト名もヘブライ語で焦ったけど、ひとまず読みは理解。特に歌詞の中で1文字ずつズラズラ出る部分(動画2本目1:14~)が気になって調べたら、アルファベットで…
あらゆる楽器を自ら駆使して、緻密な音楽を組み上げる姿で「天才」とも称されるのがジェイコブ・コリアー(英)。 最新アルバム「DJESSE Vol.3」は前2作よりシャープでド派手な感触があって、ソウルやヒップホップ方面に肉薄したのが「In My Bones」。 何よ…
コロンビアの人気レゲトンシンガー・J Balvinの最新アルバム「Colores」より、タイトルが示すのは「バラ色」。 レゲトン一色にとどまらず、様々な”色彩”を見せる曲の数々。「Rosa」では生温かくウェットな恋をスペイン語で歌う。 アルバム内では唯一Diploが…
有線か何かで見つけて、イントロのピアノからの流れで興味を持った。リリースは1997年。 ルトリシア・マクニール(米)はソウル系の歌手で、いくつか曲を聴くとカラフルなポップ感もにじみ出ているのが分かる。 日本限定のリリースがあったことから日本ウケ…
大人の事情で発売延期の憂き目に遭った、マイファスことMY FIRST STORYの2019年のシングル。 これぞJ-ROCKなエモーション、静と動。サビ「答えてよ 僕の問いに答えてよ」から一気に切なさが極まる。 英詞の混ざる曲が多い中「無告」はストレートに全日本語詞…
「How Far I'll Go」「Stay」などで知名度を上げたアレッシア・カーラ(加)のデビュー作。 ソウル歌手アイザック・ヘイズの「Ike's Rap II」の甘美なビートをサンプリングし、淀みなく言葉を紡ぐ渋い印象の曲。 「Ike's Rap II」はiPhoneのCM曲にもなったSn…