HARDCORE
15年以上も前のAngerfistが、Radical Redemptionの力でカムバック。ホラー志向がもっと露骨だった時代。 驚くべきは、昨今増えてきたピッチが高い類のキックが原曲当時の地点で出ていること。あの頃から実に怪物めいた音楽をやっていたのだと改めて実感。 An…
2日連続のイベント。RedOgreがパーティーを締めくくった1曲が、オッフェンバックの「天国と地獄」をアレンジしたこの曲。 親しみやすいあのメロディが優しくファンシーな音色で鳴っていることで、スピードコアのキックの勢いが一段と立つ。 パフォーマンスと…
これぞまさにBarongの隠し玉。 ハードコアともサイケとも一味違ったレイヴチューンで、ちょうどいいテンポでアガル。 この手の曲だとボイスのサンプルがここまで少ないのは珍しい気がする。 www.youtube.com
Dogfightで異彩を放っていたOdiumが、最近はソロでリリースを続けている。 原曲を忠実にブレイク部分にコンバートしたりPsycore系のドロップを挟む演出が、曲を引き締めて説得力を感じさせる。 原曲はJourneyというバンドの曲で、なんと「PVがダサすぎる曲」…
この日RoughSketchがDJイベントで使った曲で、RIZARDIも大のお気に入り。 Runeforceはこの曲が初リリースのはずなのに威力が高すぎる。何よりメロディのパワーは本場のハードコアを見渡してもそうそうお目にかかれないレベル。 悲壮に歌い上げたLuneがビルド…
ハードコアゴリラ・Monkey Biznessのかなり過激なUptempo EP「WELCOME TO THE JUNGLE」。 Brutaleからデビューした頃から陽気さは一貫して変わっておらず、Rude Vibesに移ってからさらに個性を磨いている感じがする。 第2ドロップの流れが自由過ぎてツボ。 w…
Gearbox Overdriveからほぼ新人で登場したらしい、とんでもない大穴に出会った。 これぞUptempo!と言える気性の荒さとヤンチャさに思わず「これこれ!」とガッツポーズ。 Uptempoにラテンっぽいブレイクを入れることは相性的に珍しくはなくて、ちょっと夏向…
アルバムリリースを控えているRejectaの最新曲で、RestrainedとKarunの影響によるState of Anarchyらしさが溢れている。 磨かれたサウンドとその美しさで、初めて聴いた時には息を呑んだ。 トレンドにもジャストミートしているし、これぞ最先端といっても過…
キックの質感がBarbaricっぽいイメージもあるが、Darkside Unleashedからの曲。 ブレイク明け直前にオールドスクール系のキックを使ってフェイクかますのを後半の伏線にするアイデアが、印象としてなかなか効いてる。 ジャケットを見て、数日前に見ていた「…
「Sixth Gear」は、RawstyleとHardcoreの間に立つ2017年当時としては稀なポジションの曲だった。同時にGearboxのサブレーベル「Overdrive」のスタンスを位置づけている。 Trespassed(蘭)といえばMBKとの「Basement」で注目を浴び、Uptempo方面で優れた活躍…
2018年の曲でありながら、2010年代前半のハードコアの色を感じる。その頃のハードコアはRIZARDIが海外のトラックに傾倒してきた頃であるだけに、この体に刻まれている。 確かにSystem Shockはその頃のコンピレーション「This is Hardcore #TiH」にも参加して…
Nakiqlieは青森のハードコアDJ&コンポーザー。 アーリーの軽快さからUptempoやRawstyle的な音も巻き込んだ全開のお祭り感が気に入った。 そのお祭り感で、東北地方はアクティヴなハードDJが割といっぱい集まってる印象を思い出す。 www.youtube.com
最近Tha Playahのリミックスが採用されたBazzy。この曲はBazzyで一番印象に残った。 BarbaricのリリースでありながらAfterlifeの色合いも強く、こういう壊れ具合が個人的ブーム。 タイトルはオランダ語で「破壊」を意味し、Brutaalはほとんどをオランダ語で…
22曲の大ボリュームアルバム「Medication Time」から、Tanukichiとの初のコラボ曲。 "Trip to Valhalla" "Illusion of Time"のような近年目立つキレイな曲とは趣を異にする、風変わりなエスニック感が耳に留まる。 サンプリングされているのはもちろん、日本…
新レーベル「Border Town」のローンチに合わせNosferatuが放った最新アルバム「Demonic Playgrounds」から表題曲。 Nosferatuの威容、頽廃の空気と残虐性の純度が過去一で高くて、”悪魔の遊び場”というタイトルにも深みがある。 蘭の大物の独立といえばTha P…
Offensive RageからCryogenic, Dimitri K, Major Conspiracyの3組が1曲に結集する豪華ぶり。 1人でも強烈なのにこのラインナップというだけあって、ドロップの構成はかなり複雑。 荒れ狂う個性をまとめ上げるのはTha Watcherと言って良いだろう。 www.youtub…
「Wolvpack Recordings」とは、今年Lunakorpzが発足した新レーベルである。 使うサンプルのパターンを絞りつつも、一音一音のエネルギーが強くて存在感が立っている。ラップサンプルも速い。 パッと見奇怪に見えてUptempoらしいUptempoなLunakorpz。最近立て…
アルバムとしてはまだ出ていないのにものすごい勢いで聴いてしまっているD'ort。まさかのEQUAL2とのコラボを知り、思わず「そこ!?」となった。 EQUAL2のトチ狂ったキックがD'ortの感動ハーモニーで包まれたお陰で、混ぜるな危険どころか絶妙な食べ合わせ。…
J.K.シモンズのセリフで煽るアトラクション性の高い曲。リリース当時から聴きまくってた手前このリミックスは嬉しい。 原曲では174→150→190→174と変わるテンポが、こっちは190→145→240→190とさらなる振れ幅で来る。 Furyanは最近Uptempo由来のクレイジーな音…
7月8日、Miss K8が6年ぶりのアルバム「Eclipse」をリリース。 D-Sturbがハードスタイルのエッセンスを押し出す「Dope Sh!t」は、Dマイナーのコード進行が珍しい(ベースはG)。 聴けば聴くほど、初コラボとは思えないほどの親和性に舌を巻く。 www.youtube.c…
”緑色ジャケといえば”Afterlife Recordings。 ブレイクで伸びやかなボーカルにフォーカスするこの感じ、ピークタイムをめちゃくちゃ盛り上げてくれそうな一曲。 Republic(蘭)にはImperialやIrradiateにも似た匂いがあって、最近RIZARDIが特に推している。A…
「Arcaea」が長らく展開してきた物語を締めくくる「最終章」としての一曲で、優美なサウンドデザインを有するアーティスト三つ巴が結集。 音ゲー曲にしては長尺の3分オーバー。数々のセクションを通して刻々と表情を変え、激烈さの中に組曲然とした性質が見…
オリジナルの地点でぶっ飛びソング故、カッコの中を見てあとはご覚悟の上。 ”Hardcoreをすこるオタクならコイツで踊れるよな?!”という気概を感じるBootleg。 Tr!xyはMonsters of Coreからのリリースがあるプロデューサーであり、Bootlegのみならずオリジナ…
やはりZerberuzのドラムは硬く強い。どうやったらこんな高圧になるのかすごく気になる。 バリバリな日本のアニメサンプリングが耳を引く…「戦争」だろうか? Prototypes Recordsには最近、自分の所属するレーベルの宣伝もしてもらえてうれしかった。 www.you…
そこ繋がっていたの?的な予想だにしなかったコラボ。 フル尺だと5分を超える大曲。UptempoとEuphoric Frenchcoreが絶妙に溶け合うおかげで、ドカドカなのに美しくまとまっている。 実は今年Dr. Rudeの方もQ-danceからメロディアスなFrenchcoreを出していて…
イタリア・ブラジルそして日本にルーツを持ち、Traxtormなどにリリース実績のあるDJ・Yoshikoの新曲。 「Pop It」からトレンドに合わせたトラックメイキングはかなりの強みと見え、ハイエナジーなUptempoもお手の物。 レゲトン風のブレイクでAleeと歌ってい…
「System Crushed」荒くれキックのMBKをもってしても破格の壊れっぷりで、ここまで壊してくれてありがとうと言いたくなる。 280BPMという速さも他の追随を許さぬレベルで、フロアが木っ端微塵になるところが見てみたい。 よく聴くとカットアップで使われてい…
端的に言えば、ロシアのポップスをNightcore化した曲。 普段Nightcoreと聞くと辟易しがちな自分でも、ハードスタイル的なキックにこの勢いは素直にいいと感じた。 アーティストが分からないので原曲のアーティスト名を記載しておく。 www.youtube.com www.yo…
最近、本格的に低速ハードコアの機運が高まってきたと感じる。 あのNightshift(伊)もそこに乗って、”I AM DOOM”はなんとEnzyme的な空気のトラックになった。 DJ Mad Dogが”Downtempo EP”を出したのはセンセーショナルだったし、Dogfight Recordsはかなりこ…
田島ハルコのネットミーム・流行語をこれでもかと畳みかけるストロングスタイル。バイレファンキかけ子の”桁違い”ビート急襲。令和サウンドの到達点。 ”バイレファンキ”の名前とは裏腹にRAVEを爆走し、アゲの限界などないさながらイザナギ景気とジンバブエド…