RIZARDI the HB

RIZARDI(リザーディ)の音楽ブログ/HARDCORE BEAST

O Superman / Laurie Anderson

Arcaがリミックスしたという情報を受け取り、ちょっと聴いてみた芸術家ローリー・アンダーソン

アルバム「Big Science」は40年も前のリリースであるが、ヴォコーダーカットアップといった電子音楽の手法がふんだんに盛り込まれた。「O Superman」はまるで宇宙との交信のような1曲。

アートとテクノロジーのチカラ。もしかしてそこにはArcaのルーツの一つもあるかもしれない。

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BURNING TIRES (feat. Knapsack & VALENTINE) / FROMTHEHEART (1/18)

顔のあるハートがヘッドホンをつけているロゴマークのおかげもあってか、どこかハートフルで温かさ・親しみやすさを感じる。「BURNING TIRES」は1分しかないので導入に最適。

歪みに歪む太い808は、underscores寄りのインディーロック系Hyperpopを思わせる。そう、あくまでポップ。

前から好きな8485の「1:15」を手掛けていたことが今さらわかり、「あの時の!」とリンクが繋がったり。

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Juice / So Juice (1/17)

Gearboxの急先鋒。出て間もないころから先鋭的だったSo Juiceが指し示す最先端のRawstyleがここに。

雑食性で濃密なトラックメイクはまさしくSo Juice。Dubstep~Trapをブレイクに持ってきちゃうあたり、「Rawstyleが最強だから」的な強い意志を感じる。

何となくDiscogs見てたらハードコア系のOrianと同一人物説が書かれており、脳が混乱気味(MAZIDE??)。

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ナイト・オブ・ナイツ feat. 抹×築山さえ (Amateras Records Remix) / ビートまりお (1/16)

東方アレンジの名曲「ナイト・オブ・ナイツ」は、あれから音ゲー界隈の定番に。このリンクから生まれたコンピレーションが「オールナイト・オブ・ナイツ ルナティック」。

鋭く煽り立てるラップと伸びやかなヴォーカルの対比だけでも十分聴き応えがあるだけでなく、Psytranceのビートの鳴りも光っている。

東方Projectの”ネットのどこにでもいる感”は異常。

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たいこの2000 / LindaAI-CUE

先月太鼓の達人に追加された新曲で、紀元前の世界をテーマとした「太鼓」で「太古」な曲。

「きたさいたま2000」に手法が近いと感じるのはある種伝統で仕方ないが、そもそもこんなにも並ならぬ独創性のガバキック曲を書けるヒトを他には知らない。

ちなみに今日は遍く音ゲー業界に嵐を呼ぶかめりあの曲が公開されていて、天下の2000シリーズがインパクトで押される景色を見た。

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WHYNOTME / QURELESS

Fujimi Industry Recordsの最新コンピ「Extraterrestrial Hardcore!!!! Vol.2」。このシリーズはエクストラトーンオンリーであまりに凄絶。

この13曲目。「WHYNOTME」=”なんで私じゃないんだよ!!”の声が引きずり込むノイジーな轟音が、一層の絶望感を巻き起こす。

実は自分も2曲目に参加中。 ↓Fujimiの過去作を制作の参考にしていた頃の記事を掘り起こしてみる。

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Yodaka / Tohji, Loota & Brodinski

海外からも熱視線を浴びるTohji(日)らの、さらに深遠なラップ世界「KUUGA」。

息遣いをチョップしたエクスペリメンタルなビートが荒涼とした空気を感じさせ、デジタルにうねるフロウの圧が際立つ。これがイチから生まれていることが末恐ろしくなる。

Brodinskiはカニエ・ウェストの「Yeezus」に起用されたプロデューサーらしく、この音楽の独自性を高めている。

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